今日は、恵比寿の東京都写真美術館で開かれている鋤田正義展に行ってきた。
名付けて、"SOUND & VISION"。デヴィッドボウイのヒットソングの題名だが、鋤田氏が写真家として、名を馳せているのも、当時の、デビッドボウイと、T.REXの写真によるところが大きい。
私が、鋤田氏の名前を知ったのは、T.REXの写真の方だが。
まさに、彼らの最高の時代の、最高の写真が、展示されている。
テーマ毎の小さな部屋に展示があり、大きな部屋に、ポスター大のロール印画紙に、鋤田氏が撮ったアーティストの写真が、ずらっと並んでいるのは、圧巻だ。斬新な展示法。
動画の部屋もあって、4つのショートムービーが流されているが、内、1970年代の初期の、寺山修司の作品(町へ出よう?)と、デビッドボウイのコンサートの映像だけ見た。
インパクト大。アングラというか、挑戦的というか、試行錯誤というか。
写真も、インパクト大なのだが、時代の匂いが、それぞれの写真から伝わってくるのが、不思議だ。
40年前、ビートルズが、いなくなったところに、ふっと現れたグラムロック。その最高潮の姿を、鋤田さんは、今に伝えることを成功した。
もちろん、他の写真にも、おぉっ!というものが沢山あるのだが、私にとっては、この2人の写真の存在感がずば抜けている。
思わず、ポストカードも2枚GETしてしまった。
この2枚を見ていると、40年前の自分に戻れるような気がするのだ。