オリンピックが、盛り上がりを見せている。もちろん、残念なGAMEもあるんだけど、がんばった結果であれば、それを非難する人は少ない。
時間的に、柔道を見る機会が多いのだが、頑張ってはいるけど、残念な結果も多い。
今日も、帰ったら、もう穴井選手は負けていた。
それにしても、柔道ほど、ルール変更により、プレースタイルが変遷している競技も少ないのではないか。
以前は、がっちり組み合っていたが、だんだんタックル全盛になって、今は、組手争いで、勝敗が左右される。進化と言えば、進化なのだが....
話題になっている一つが、誤審。昔は、そのまま覆らないことが多かったが、今回は、結構ひっくり返る。いろいろ議論はあろうが、一所懸命やっている選手の身になってみれば、訂正された方が、いいと思う。今回訂正されているケースは、納得感があるのではないか。
フェンシングで、1秒間に、4回も攻撃を受けて負けてしまった選手がいるらしいが(実際見ていない)、もう少し、きちんとした判断がその場でできなかったのか。選手が可哀そうだ。
もう一つの話題が、バドミントンでの、無気力試合だ。強いペアがまとめて失格した。確かに、見苦しいGAMEだった。これも、ずいぶん非難されている。ただ、少数意見かと思うが、失格させなければならなかったのかという気もする。
決勝進出が決まって、いろいろな理由で、本気で試合をしないケースはいくらでもある。日本の野球だって、リーグ優勝が決まり、日本シリーズを控えているチームは、本気でGAMEにのぞまないし、誰もそれを非難しない。なでしこJapanだってそうだ。ボルトだってそうだ。張本さんに、いつも喝を入れられているが。
今回のバドミントンのトーナメントのシステムが、いつから採用されているのか知らないが、システムが悪いのであって、選手にその罪をかぶせるのは酷ではないか。
精神論ではなくて、メダルをとるための作戦の一つであり、それが、スポーツマンシップに則っていないというのであれば、そうならないようなシステムを作るのが、本来だろう。
大相撲だって、同部屋の対戦はない。若貴の疑惑の優勝決定戦は、今でも語り草だ。
決勝トーナメントの早い段階で、同僚との戦いになるのは、避けたいに決まっている。
大宰府政庁の近くに、観世音寺がある。
天智天皇が、母である斉明天皇の冥福を祈るために創建された。
斉明天皇は、百済が、新羅・唐連合軍に敗れた後、日本の防御と固めるため、筑紫の朝倉宮に移り、661年に亡くなった。
本寺は、746年にでき、西日本一の規模を誇ったが、平安時代に、ほとんど焼失した。今のお堂は、江戸時代のもの。
五重塔の礎石が残るが、巨大であったことがわかる。
宝物館が隣接されていたが、驚いた。中に、巨大な仏像が、多数、展示されていた。
平安から、鎌倉時代の仏像が、中心だが、ほとんど重要文化財に指定されている。
とにかく、大きな仏像が多い。
脇が小さな庭になっていた。
ちょうど、紫陽花のシーズン。
裏に回ると、そこにも整然と礎石が並んでいた。敷地ももっと広大だったのだろう。
国宝の梵鐘。日本で、最古の梵鐘と考えられている。奈良時代のものだ。国宝に指定されている。
観世音寺の隣に、戒壇院がある。
鑑真が来日し、最初に授戒した場所と考えられている。753年のことだ。
東大寺の戒壇院、下野薬師寺(栃木県)の戒壇院と共に、天下の三戒壇院と呼ばれる。
本堂。品がある。
菩提樹も生い茂っていた。