今年も、鶴岡八幡宮に初参り。
3日目で、人出もそこそこ。
効率的にお参りできた。
天気も最高。
またまた関さんの本を読んでしまった。
そして、またまたそのパターンに飲み込まれてしまった。
本書の前半は、縄文人と弥生人との繋がりが、どのようなものであったか、最新のDNA分析なども踏まえて論じられる。
決定的な結論は出ないものの、これまでの考えが、必ずしも正しいものでないことが明らかになる。
我々が学んだころは、縄文と弥生とは綺麗に分かれていて、弥生は、大陸からの文化の流入だった。
ところが、そのような流入はいっきに起こったわけではなく、もっと古い段階から小規模に、時間をかけて変化していった。
その中で、縄文の文化に同化しながら、影響も与えて、今の日本のベースが出来てきたというのが通説になりつつある。
そして、大和朝廷は、どちらの影響をより強く受けたのか。
本書は、縄文ではないかと解く。
最近万葉ブームだが、万葉に使われている日本語の独自性、美しさを考えると、弥生が、その前からの何かを大切にしながら、進歩してきたように思われてくる。
本書の趣獅燗ッ様だ。
大和朝廷創世記の様子がより明らかになれば、縄文文化の影響の度合いも明らかになるのではないか。
楽しみだし、たぶんその傾向がより強く現れるような気がする。
そして、大和朝廷は、実は、東の影響を強く受けた王朝なのかも。