今日は、まさに春が来た感じのすばらしい天気。
でも、コロナウィルスのおかげで散々。
ちょっと買い物に行った他は、雑事に従事。
三浦さんの新作。
雑誌に連載していたらしいが、私は、初めて読んだ。
すごく分厚い本だが、とても面白く、あっという間に読めた。
古事記を中心にして、出雲神話に関する部分を、徹底的に深堀りしている。
三浦さんの本は、一般的な本しかたぶん読んでいなかったから、本人の言いたいことを、本書でぶちまけた感じ。
ただ、主観に頼ることなく、これまでの研究成果を隈なく参照し、その上で、ご自分の考えをがんと出している。
それが、結構、本居宣長から始まる有名な研究者による通説と異なっているからすごい。
三浦さんは、古事記を偽書と考えている。つまり、大和朝廷は日本書紀と、風土記編纂を主導したが、書きたくなかったことを闇に葬ったため、その部分を記録に残すため古事記が後に作られたと見ている。
そしてその中心が出雲神話。
日本書紀では、出雲から国譲りがあったとされるが、そうではなく、壮絶な主権権争いの末、出雲は滅び、その霊に朝廷は、脅かされ続けた。
出雲大社は、当初は、負けた出雲が朝廷へ奉納したものだが、その後、大和朝廷が、出雲の怒りを鎮めるため、立派な社を作った。
三輪山に誰が、祀られているかというのも、そう単純な話ではないことも知った。
ただ、一方、出雲に権力があったものの、大和朝廷のような中央集権的なものではなかったのではないかとも言う。
ここ数十年、出雲における考古学的発見はすさまじい。
これからも、どんどん議論が進むだろう。
その際、本書は、必ず、リファーされる本になるだろう。
楽しみだ。
でも、コロナウィルスのおかげで散々。
ちょっと買い物に行った他は、雑事に従事。
三浦さんの新作。
雑誌に連載していたらしいが、私は、初めて読んだ。
すごく分厚い本だが、とても面白く、あっという間に読めた。
古事記を中心にして、出雲神話に関する部分を、徹底的に深堀りしている。
三浦さんの本は、一般的な本しかたぶん読んでいなかったから、本人の言いたいことを、本書でぶちまけた感じ。
ただ、主観に頼ることなく、これまでの研究成果を隈なく参照し、その上で、ご自分の考えをがんと出している。
それが、結構、本居宣長から始まる有名な研究者による通説と異なっているからすごい。
三浦さんは、古事記を偽書と考えている。つまり、大和朝廷は日本書紀と、風土記編纂を主導したが、書きたくなかったことを闇に葬ったため、その部分を記録に残すため古事記が後に作られたと見ている。
そしてその中心が出雲神話。
日本書紀では、出雲から国譲りがあったとされるが、そうではなく、壮絶な主権権争いの末、出雲は滅び、その霊に朝廷は、脅かされ続けた。
出雲大社は、当初は、負けた出雲が朝廷へ奉納したものだが、その後、大和朝廷が、出雲の怒りを鎮めるため、立派な社を作った。
三輪山に誰が、祀られているかというのも、そう単純な話ではないことも知った。
ただ、一方、出雲に権力があったものの、大和朝廷のような中央集権的なものではなかったのではないかとも言う。
ここ数十年、出雲における考古学的発見はすさまじい。
これからも、どんどん議論が進むだろう。
その際、本書は、必ず、リファーされる本になるだろう。
楽しみだ。