かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

NODA MAP 『Q』 A Night At The Kabuki

2022年08月16日 | Music


今日は.久しぶりの観劇。
東京芸術劇場での、『Q』 A Night At The Kabuki。
初演の時は、チケット入手出来なかったが、再演の今回ゲットできた。
新型コロナで、初演の時の海外公演は、出来なかったが、今回は、ロンドンと台湾での公演が予定されている。



NODA MAPは、第25回目というが、初めてだったので、新鮮。
まずは、演じる俳優が豪華すぎる。
テレビドラマで主役を張れるメンバーがぞろぞろ。
1人複数役の人も。
野田さん自身も、登場。
MC的な、重要な役どころ。

ストーリーは、クイーンのオペラ座の夜を、ベースに、ロミオとジュリエットを、源平合戦に被せて、最後は、シベリア抑留の話まで。
物語は、時間も空間も錯綜し、複雑に絡み合うが、最後は、戦争の虚しさ、残酷さを描く。
初演の時は、ウクライナ戦争も、始まっていなかったし、大河もまだ、鎌倉殿ではなかったのだが、今は、残念ながら、時代にぴったりな内容になってしまった。
物語を理解するには、若干の歴史の予備知識は、必要だろう。

それと、今?と30年後?のロミオとジュリエットが同時に登場したのも珍しい。
時空を駆け巡る構成は時々あるが、同時に、分身的に登場するのは珍しい。

さすが、名優ばかりで、当然ながら、演技は素晴らしい。
広瀬すずさんは、舞台は初めてだったそうだが、今回は、再演で、堂に行ったもの。
松さんは、声の美しさも生かす。
志尊さんは、テレビに出ている時より、迫力があり、上川さんは、まさに舞台俳優の演技だった。
竹中さんに至っても、言うまでもない。
再演なったのも頷ける。

気になるのは、海外公演。
日本の歴史のバックグラウンドがない観客にどう見せるのか。
日本語でやるそうなので、どこまで、内容を変化させるのか、それとも字幕やパンフで上手く説明するのか、気になるところだ。

いずれにしても、これだけの要素が詰まった舞台は、そうないので、一度は、見てみたらいかが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする