今日は、ゴルフ。
降ったり止んだりの生憎のコンディションだったが、調子は、そこそこ。
このまま安定して欲しい。
タイトルを見て即ゲット。
鎌倉殿の影響もあり、結構売れているのではないか。
あっという間に読めたが、鎌倉の歴史を、古代から現代まで、俯瞰しつつ、今の鎌倉の街に投影しながら、4次元的に、鎌倉の街を語った本と言える。
総論、各論のバランスも良く、著者の構成力の高さを感じさせる。
古代のところは、知らなかったことばかり。
古代の遺跡も少なからず発掘されているとこと知った。
そして、武士の時代になり、歴史の中心に躍り出る。
何故、鎌倉だったのか。
当時の姿は.必ずしも明らかではないのだが、近年の調査により、新たにわかって来たことも多い。
鎌倉殿の、ドラマもあり、歴史の舞台としての鎌倉が浮き彫りにされる。
室町に入り、京都に中心が戻ったような印象を受けるが、東国での権力争いが飛び火して、応仁の乱に至ったことがわかる。
戦国大名の、多くが、鎌倉に何らかの縁を持っていた。
北条家、上杉家は、その代表格だろう。
江戸時代になり、中心は、江戸に移ってしまうのだが、今度は、観光都市としての鎌倉が、クローズアップされる。
江戸に近い観光地として、風光明媚で、史跡も多い観光地として、賑わいを見せる。
金沢.江ノ島とセットになっていた。
そして、明治維新後、さらに多彩な顔を持つ。
鉄道が通ったのが、一つの契機だが、これは、観光目的というよりは、軍事目的だった。
数多く残るやぐらの内、いくつかは.防空壕であったという。
住んでいた梶原にもあった。
深沢にあった、国鉄の工場は。かつては、兵器工場だったという。
もちろん、横須賀は、当時も今も、軍港だ。
文士が多く住んだり、当時の華族らが、豪華な別荘を競って建てたりもした。
鎌倉のそこここで見られる石碑の経緯も記されている。
石碑を追っていくだけでも、鎌倉中、探訪できるだろう。
題名の"幻想"の意味は、中世に栄えた古都鎌倉というイメージは、幻想で、実は、時代の移り変わりに伴い、変遷を続けてきた街という意味が込められている。
これだけの街なのに、世界遺産に指定されていない理由も、そこにあるのだが、逆に、そこに特徴を見出すこともできるかもしれない。
私にとっても、小学校時代を過ごした街で、今も隣街に住んでいるので、さらなる探訪を続けたい。
鎌倉の街を、コンパクトに、かつ総括的に理解したい人向け。
降ったり止んだりの生憎のコンディションだったが、調子は、そこそこ。
このまま安定して欲しい。
タイトルを見て即ゲット。
鎌倉殿の影響もあり、結構売れているのではないか。
あっという間に読めたが、鎌倉の歴史を、古代から現代まで、俯瞰しつつ、今の鎌倉の街に投影しながら、4次元的に、鎌倉の街を語った本と言える。
総論、各論のバランスも良く、著者の構成力の高さを感じさせる。
古代のところは、知らなかったことばかり。
古代の遺跡も少なからず発掘されているとこと知った。
そして、武士の時代になり、歴史の中心に躍り出る。
何故、鎌倉だったのか。
当時の姿は.必ずしも明らかではないのだが、近年の調査により、新たにわかって来たことも多い。
鎌倉殿の、ドラマもあり、歴史の舞台としての鎌倉が浮き彫りにされる。
室町に入り、京都に中心が戻ったような印象を受けるが、東国での権力争いが飛び火して、応仁の乱に至ったことがわかる。
戦国大名の、多くが、鎌倉に何らかの縁を持っていた。
北条家、上杉家は、その代表格だろう。
江戸時代になり、中心は、江戸に移ってしまうのだが、今度は、観光都市としての鎌倉が、クローズアップされる。
江戸に近い観光地として、風光明媚で、史跡も多い観光地として、賑わいを見せる。
金沢.江ノ島とセットになっていた。
そして、明治維新後、さらに多彩な顔を持つ。
鉄道が通ったのが、一つの契機だが、これは、観光目的というよりは、軍事目的だった。
数多く残るやぐらの内、いくつかは.防空壕であったという。
住んでいた梶原にもあった。
深沢にあった、国鉄の工場は。かつては、兵器工場だったという。
もちろん、横須賀は、当時も今も、軍港だ。
文士が多く住んだり、当時の華族らが、豪華な別荘を競って建てたりもした。
鎌倉のそこここで見られる石碑の経緯も記されている。
石碑を追っていくだけでも、鎌倉中、探訪できるだろう。
題名の"幻想"の意味は、中世に栄えた古都鎌倉というイメージは、幻想で、実は、時代の移り変わりに伴い、変遷を続けてきた街という意味が込められている。
これだけの街なのに、世界遺産に指定されていない理由も、そこにあるのだが、逆に、そこに特徴を見出すこともできるかもしれない。
私にとっても、小学校時代を過ごした街で、今も隣街に住んでいるので、さらなる探訪を続けたい。
鎌倉の街を、コンパクトに、かつ総括的に理解したい人向け。