サポティスタを観ていたら、黄色い下部組織の話題が出てきました。以前の記事でトップとユースを「幸せな関係」と表現しましたが、ジュニア世代も全国屈指でした。今月2~6日に開催された「第35回全日本少年サッカー大会」で優勝し、先日のホーム横浜戦でセレモニーも行われたようです。以下、抜粋して紹介。
①バルサの教えと共通する柏のパス&コントロール
優勝した柏は選手個々の力が際立っていて、特にパス&コントロールの技術・判断が抜きん出ていた。パス&コントロールとは、動きながらボールを『止めて、蹴る』プレーのことで、柏の選手たちは、ボールが来た方向とは反対の足で止め、視野を確保した状態でボールをコントロールする動作が徹底されていたとか。
柏の選手は顔を上げ、周りの状況を見ることができているので、判断の質も高く、次のプレーにスムーズに移ることができ、ボールを持っていない選手がスペースに顔を出し、精度の高いパス&コントロールで相手を崩していったそうです
このコラムの筆者は、FCバルセロナのキャンプを取材されていたそうですが、バルサのカンテラ(下部組織)コーチが、日本のU-12選手に何度も、「ボールを受けるときの身体の向き」などのパス&コントロールを指導しており、柏ジュニアとバルサは同じプレーだったそうです。
②10歳から身につける実践で必要な判断と技術
松原監督曰く「そこは小学4年生の段階から徹底している。一番スペシャルなところ」「クラブとして、サッカーはサッカーなので、子どものときから、大人と同じようにプレーするというポリシーがあります。ジュニアのチームを持っていると、幼い頃から繰り返し指導ができるので、大人になったときにクオリティは高まるのかなと思っています」と。
柏の選手たちは10歳の頃から、実戦で必要な判断、技術を身につけるための指導を受け、サッカー選手としての土台を大きくしている印象があったとか。まだ発育の途中のため、スピードやパワーの違いはありますが、頭の中は、大人のサッカー選手と全く変わらないようです。
③選手個々のレベルアップが8人制の重要ポイント
日本ではよく、『大人のサッカー』や『子どものサッカー』といういい方をしますが、サッカーで必要なことは大人も子どもも変わらないと。サッカーに必要なことを早い段階で身につけさせ、サッカー選手として質の高いメンバーをそろえた柏の優勝は、当然の帰結だったのかもしれないと。
今年からジュニア年代で8人制が導入され、選手個々のレベルが、試合の結果に如実に反映されるようになりました。11人制であれば、人数をかけてゴール前を固めるなどして、相手を封じ込める方法もありましたが、8人制ではピッチが狭くなることで、ゴール前のシーンが増えるため、それも難しくなります。その結果、チームとしての戦術や戦略を高めることよりも、選手個々を伸ばすことこそが、勝利をつかむための道であることが、いままで以上に鮮明になったのです。
今大会の柏の優勝、そして8人制導入によって生じた数々の変化は、今後のジュニア年代、ひいては日本サッカーの将来に大きな影響をもたらすことになるかもしれない。その意味でも、ジュニア年代の未来が楽しみになったとしめくくっておられます。
この記事を読むと、8人制が持つ重要性、今後のジュニア世代からの育成の意味がよくわかります。某黄色いアカデミーは、ガンバなどと並んで3本の指に入ると言われていますが、このU-12の快挙を観ても、いかに充実しているかよくわかりました。こういう「幸せな関係」を見習うべきだと思います。ちなみに「幸せな関係」は下部とトップだけではなく、選手とファン・サポーターにも言えます。「選手が街頭募金をやって、もし怪我をしたらどうするんですか!」(どこかで聞いたどこかの話)と言っているようでは、幸せな関係は構築できないでしょう。
実は某黄色いチームのスタッフブログは、J1川崎と並ぶくらいにレベルが高いですが、アカデミーブログも同様で素晴らしい内容です。紹介します。こちら息を長く、じっくり伝えていきたいという思いを感じられます。ヒット数が少ないからと、一緒にしてしまう価値観とはちょっとラベルが違いますね。ちなみにその中で、ジュニアの保護者向けの「サカイク」というサイトがあり、面白かったです。J2岡山の記事もあったので、紹介します。
この前、偶然に黄色いU-12チームに出くわしました。えっ!?なぜって、それは後日。
サポティスタ該当記事:http://supportista.jp/2011/08/news11145435.html
J1柏アカデミースタッフブログ:http://blog.reysol.co.jp/youth/
サカイク・久木田選手インタビューhttp://www.sakaiku.jp/column/study/2011/000643.html
なでしこジャパン、見事オーストラリアを1-0で下しました。難敵でしたが頑張りました。次は中2日で最強の相手・北朝鮮です。今日は1日車で移動しており、途中のPAで後半をしっかり観戦できました。しかしNHKですが、ひたすら川澄選手ばかり映像を追いかけていましたね。もっと、岡山の宮間も追っかけてくれよ~ さて、明日はA代表のウズベキスタン戦です。こちらもしっかり勝ちましょう。