生観戦レポです。
急遽1週間横浜出張になり、その週末はJ1・J2を観ようという事で、5/12に等々力へ黄色いアウェー戦を観に行ってきました。5/12前編です。一番の関心はフロンパークです。Jリーグ№1のイベント力を持つJ1川崎のスタジアムイベントがいか程のものなのか、楽しみにして行きました。
降りた駅は東急東横線の武蔵小杉駅。工事中なのか、ゴチャゴチャしていて、等々力までの道がよくわかりませんでした。街の感じは柏駅周辺にやや似た、賑やかでありながら住宅地で、住みやすそうな印象。まずは、道中にあるグッズショップのアズーロネロ。閑静な住宅地の中にポツンとあるビルの1F。広さはファジスクエアの倍、旧レイソリスタと同じくらいの広さかな。
中はライトブルーでいっぱい。ユニレプなど服系のものがどちらかというと多かったですね。スタッフさんに了解を得て、店内写真を撮らせていただきました。特にジャージ系が多く、ちょっとうらやましかったです。
そこからまた歩く。「等々力はこっちですかねぇ?」と道端の通行人に聞くが、どの人も反応が早く、親切でした。フロンターレがしっかりと地域に溶け込んでいる事がよくわかりました。道沿いの電柱にはチームのタペストリーがずっと、どの道にも掲げられています。当ブログでは、のぼりは評価が低く、やっぱフラッグかタペストリーでしょというスタンスなので、理想的な街に見えました。名前も後援会であったり、ブルー何とかだったりとバラエティ。店という店にも通常に加えて、「サポートショップ加盟店」のタペストリーも貼ってあります。本当にあちこちの店で見かけました。商店街を大事にする川崎さんのスタンスがよくわかりました。
ポスターもあちこちに貼ってあります。イメージみたいな抽象的な図柄ではなく、選手が1人大きく載っているもので、とてもわかりやすいです。エンブレムを中途半端にいじったり、風景みたいなヤツよりもこっちの方が全然シンプルでいい気がするなと。
見えてきました等々力競技場。全体的にはちょっと年季が入った運動公園という感じでした。そして入口前広場も賑やかでしたが、その向こうにありました!フロンパーク。巨大なバルーンアーチが来場客を出迎えてくれます。呼び込みの声など、何か賑やかでいい感じ。
ポケットガイドをいただきました。とても詳しくてわかりやすい。今まで手にしたガイドの中で間違いなく№1の内容。田園調布学園大による「託児室」も設けられており、他にも車椅子専用駐車場もあります。
地面に巨大なシート。スタジアム側に一番近い位置に、後援会ブースがあります。こちらは本当に後援会活動が活発です。少し前に、市民後援会とフロンターレファンクラブが合併して発足したと聞いているので、規模が大きく、組織がしっかりしたオフィシャルファンクラブという感じでしょうか。名前だけで実際はフロントのみの管理で、会長不在という名前だけの組織より、全然いいのではないでしょうか。この後援会組織についても、当ブログでは「Jクラブの付加価値」の中で、「チェック機能」として評価しております。口出しを嫌がって、後援会を作りたがらないところもあるとか・・・
等々力陸上競技場の整備を実現させるための「等々力陸上競技場整備基金」が実施されていました。J1川崎の試合会場の改善に充てられる基金であり、川崎市職員により、整備基金を受付しているブースでした。
そしてありました、スタジアムグルメ。どれにしようかすごく悩みました。一番食べたかったのは、塩ちゃんこです。川崎市内に春日山部屋があり、こちらの力士さんが、J1川崎と「幸せな関係」でいろいろとコラボされています。その相撲部屋直伝のちゃんこ鍋。まずはこれでしょ。
朝から何も食べずに来たので、万全を期して注文しました。力士の方がいるのかと思いましたが、「イッツアスモウワールド」にしか来られないそうです。ちょっと残念。塩ちゃんこ、無茶苦茶美味しかったです。400円でしたが、量が多い、味がいい、具が多いと理想的な鍋料理でした。肉も何種類入ってるのというくらいボリュームありました。周りを見ると、みんな塩ちゃんこ食べています。今まで食べた鍋メニューの中で、間違いなく№1です。個人的鍋フェスタのランクではぶっ飛び1位です。安さ・美味しさ・ボリュームの3点で100点満点。等々力に行ったら。塩ちゃんこですよ! ふと、とりスタを思い出しました。
その横では「Doleランド・春」があります。ボビー君とじゃんけん大会、国産絶品キャロットのつかみ取りコーナー(途中からバナナのつかみ取りに)、バナナシュートコンテストと盛り上がっています。ふと、すごい長い列があるので聞いたら、応援バナナ売り場でした。この日は抽選で選手ストラップが当たるそうです。それにしても長い列でした。パイナップルスティックが販売されており、無茶苦茶美味しそうだったので買いました。お手頃価格だし。イメージどおりの美味しいさでした。
食べているところでふと横を見ると、何やら小さなモニュメントらしき立体プレートがあります。見ると、「2006年準優勝記念」の立体プレートです。さすがに6年も経っているからか、少々朽ちていました。でも、思い出の記念ですからね。
さあ、スタジアムへ行こうかと向かったところ、その手前の所でさっきまでなかったブースがあります。力士姿の人がマイク片手にしゃべっています。どうやら、お笑いタレントのようです。あかつさんという物まね芸人で、席ズメの説明を漫談で行っているようです。大相撲の力士の物まねをやっていましたが、面白かったです。その後はすもササイズという事で、ノリノリの曲に合わせての力士物まねダンスです。これも面白かったです。目の前にいた若いパパさんをステージに上げて、一緒にダンスをするがパパさんもどうしてどうして、面白かったです。席ズメの説明は余りなかった(笑)ですが、サッカー場に笑い声が響くというのはいいですね。
その後は席ズメの「ひとみ座」による人形劇。これも凝った演出で良かったですね。マスコットをミニチュアにした人形が登場すると、「かわいいー」と黄色い声が聞こえていました。人形劇団とコラボしているようですが、一過性のものでなく、ずっと継続してやっているのがまたいい。
フロンパーク初体験でしたが、印象はもし、もう少しキレイに整備された運動公園であれば、もっと素晴らしいイベントコーナーかもなと。公園自体が年期がかなり入っている分、地味な印象がついて来るのでちょっと損をしているかなと。あの内容で、広くてきれいなカンスタでやったらとんでもない事になると思いました。まあ、今のままでも充分に整えられたいいイベントブースですが。
驚いたのが、黄色いユニを来た人はごく少数だった事。99%がライトブルーの服を着た人でした。私服も少ないという事は、ここに来ていた来場客は、ユニ装着率から見ても、何回もスタジアムに足を運んでいるリピーターばかりという事です。フロンターレサポはみんな、等々力に来たら、フロンパークで過ごしていく事になっているのかなと。それくらいライトブルーの人が多かったです。しかもみんな楽しそうな表情。
いい言い方をしたら、コンパクト。逆に言えばやや狭いかもという見方がありますが、この日の観客動員数が1万6千人と聞くと、やはりフロンパークが貢献している事がわかりました。
アウェーゲートに向かう前に、一つの募金活動に会いました。「ひなちゃんを救う会」の募金活動が行われていて、迷わず寸志を入れさせていただきました。川崎市民である浜崎陽菜ちゃんは、重症心不全のため入院治療中で、その治療費を工面するために、クラブと連携して募金活動を実施しているとか。その翌日の味スタでも岡山では見た事がない光景でした。ひなちゃん、頑張ってね!
ひなちゃんを救う会HP:http://www.hinachan.jp/
ちなみに、J1川崎は、地元川崎市が制定した「川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー」で、創設メンバーとして認定を受け、これに基づく活動を推進されています。経営面でも、川崎市は他の地元企業・団体、またサポーター持株会とともに、運営会社の株式の一部を取得し、現在は富士通グループ企業の他に、企業等36の団体が出資されています。
また、川崎市商店街連合会を通じ、市内の全商店街の街灯にチームの応援タペストリーを配布。それが、今回目にした商店街のタペストリーかな。
川崎市公式HP該当ページ:http://www.city.kawasaki.jp/e-news/info2784/index.html
うーむ、細かいところを言えば、フーズがケータリングカーとか、エコステーションはカンスタの方がしっかりしているとかありましたが、細かい部分を気にせず、全体を見れば、さすが等々力、フロンパークはさすが、ファン・サポーター目線に立った素晴らしい空間だったと思います。あの賑わいなど、フロンパークのものでしょう。また、フロンパークへ塩ちゃんこと、パイナップスティックを食べに行きたいですね。パークに到着したのは少し早い時間だったので、写真の時分はまだ人で埋まっていなかったのですが、最後の人形劇の頃はパークは人で埋まっていました。あと、特徴的だったので、グルメからDoleランドまで、一つ一つのブースでトラメガを使って大きな声でトークがあった事。やはり賑やかな声が流れているのはいいですね。これくらい賑やかな声が聞こえるイベントブースも初めてでした。
そうこうしていたら、アウェー側ゲートで、黄色い人達が増えてきました。黄色というのはビジュアル的にもいい色ですね。次の5/12後編に続く。