J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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後援会で地域力を!6(松本)

2012-11-07 00:00:01 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 山雅さんの公式HPを観ていて、こちらの後援会「Yamaga Forte」に注目してしまいました。ボランティア組織として「チームバモス」がありますが、実は山雅後援会の下部組織として編成されている事がわかったのです。こちらの後援会は、故郷の誇りとして、より強いチームへと成長し、地域の未来に夢を描く大きな光となる事を願い、2010年10月に設立総会を経て発足しているという事で、結構できたのが最近ですね。実に活動が活発で、地域住民がいきいきとして地域を盛り上げるために、クラブを支援している事がよくわかります。あくまでネット情報しかありませんが、素晴らしい事例なので、抜粋して紹介します。
          
<設立趣旨>
 多くの皆様の参画と会員同士の親睦を図りながら、「松本山雅FC」の活動を多面的に支援し、松本から世界へ羽ばたくサッカーチームの育成をサポートすると共に、青少年の健全な育成、並びに「松本山雅FC」を核とした豊かな地域の未来を創造し、持続可能な地域開発を目指す。
<目 的>
・スポーツ文化の振興と青少年の健全育成及び地域の活性化に貢献し、「明るく豊かなまちづくり」を実現すること。
・「松本山雅FC」を通じて会員相互の親睦を深め、会員の輪を広げること。
・「松本山雅FC」を持続可能な地域発展の核と捉え、「松本山雅FC」の活動を多面的に支援すると共に、地域の連携及び未来を創出すること。
<事 業>
・クラブの活動に対する物心両面にわたる支援事業。  ・クラブの活動に関する広報及び宣伝活動。
・地域社会への貢献と発展に関する事業。  ・会員拡大に関する事業と会員相互の親睦推進事業。
・会員サービスに関わる事業。  ・その他、本会の目的を達成するために必要な事業。
<特典>
・会員証の発行  ・入会記念グッズ  ・会員限定オリジナルグッズ  ・後援会主催イベントへの優先案内
・選手激励会への参加  ・サポートショップ優待  ・会報の発行  ・後援会会員ボード(法人会員のみ)
・サポートショップ加入権
<入 会>
・入会金  個人・個人事業者:2千円、法人・団体:5千円  ※ともに初回入会時のみ
・年会費(1口)  個人・個人事業者:1万円、法人・団体:3万円
・有効期限  1/1~12/31

 また、こちらの後援会には「サポートショップ」があります。当ブログで何年も前から口にし続けている「協賛店制度」です。もうJクラブで実施していないところはほとんどないでしょう。ファンサービス充実の一環として、クラブガンズ会員・後援会会員を対象にしておられます。会員証を提示されたお客さんに対して優待特典を設定しているお店です。参加協賛店には、「公認のぼり旗・タペストリー」などのPRの提供とともに、サポートショップ公式HPに店舗名やサービス内容について紹介しています。年会費は5千円。そして、ボランティア組織である「チームバモス」があります。
サポートショップページ:http://yamaga-kouenkai.com/supportshop/
チームバモス公式ブログ「蹴刊バモ通」:http://www.matsuaz.com/team-vamos/

   
 概要を観ると、名誉会長から各部会や幹事会までしっかりした組織です。地に足をしっかり付けた支援組織であるとともに、クラブに対するしっかりした「チェック機能」を果たしている事がよくわかります。金銭支援としては、後援会費として徴収した全収入から、後援会での活動及び運営にあたる費用を差引いた残金(年会費の30%を目安)を、クラブの活動費として充当しているようです。
 会則を観ると、地域貢献やチーム支援活動などを行う活動部会、専門部会や市町村単位もしくはその他の地域単位の地域支部会、職域単位もしくはその他の団体単位の職域支部会を置けるとしています。まさに完璧な後援会運営です。
後援会概要及び会則ページ:http://yamaga-kouenkai.com/info/

 活動報告を観てみると、いっぱい活動をされています。こうも違うものかと頭を抱えました。大きな活動は「日本一気持ちのいいスタジアム大作戦」や「Green&Crean作戦」の他、行政主催のクリーン作戦にも参加されています。アルウィンの内外の清掃を実施する「日本一気持ちのいいスタジアム大作戦」はもう第5回を数えるそうです。
 後援会の下部組織に運営ボランティア組織が組み込まれているのは、J1柏もそうです。こちらの組織図をご覧下さい。地域の隅々まで根が張られている事がよくわかります。ちなみに岡山はクラブとボランティアの間には何も存在しませんが、山雅さんは、クラブとの間に独立した後援会組織があり、その後援会の下部組織として運営されています。きっと運営ボランティアが不足すれば、親組織の後援会が動いて対応するのかもしれません。運営ボランティア参加数が岡山の倍以上を数えるというのは、そういう仕組みだからなのかもしれません。
 これらの事例を読めば読むほど、Jクラブであるならば後援会組織は必要であると実感します。これをご覧になっている読者皆さんの、各地元クラブはどうですか? 
山雅後援会「Yamaga Forte」公式HP:http://yamaga-kouenkai.com/
蹴刊バモ通「日本一気持ちのいいスタジアム大作戦」ページ(第2回):http://www.matsuaz.com/team-vamos/2011/03/06/1299415736998.html

後援会関連⑧(仙台):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111226
  〃    ⑦:(大分2):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111203 

  〃    ⑥(川崎・麻生区
):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090823
  〃    ⑤(湘南):
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090801
  〃    ④(鳥栖):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090608
  〃    ③(甲府):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
  〃    ②(大分):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090117
  〃    ①( 柏 ):http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081211

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