J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグファミリーの資格101

2021-05-11 00:01:19 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
連日コロナだったり、勝った負けたという記事ばかりで、書いている方もちょっと一息と思っていました。ネタ帳(J's LINK(オフィシャルニュース)やネットニュースから、情報をキープしているファイル)を読んでいたらピッタリの話題がありました。読み込んだ後に、思わず心が温かくなり、即加入しよう、グッズを買おうと思いました。以前に使っていた表現ですが、「感動の密度が高い」ものは人の心を動かす典型例だなと思いました。まずはきっかけとなったコラムから。長いので、特にいい部分を抜粋します。
   
【スポーツの価値を引き上げる F-connectが秘める可能性(前編)】
「かつてプロスポーツ界では『時間があれば練習を』という考えが一般的で、選手は競技の向上に多くの時間を割いていた。しかし現在は技術の研鑽はもちろんのこと、個人で社会貢献活動を行ったりスポーツ以外のジャンルで才能を発揮したりとスポーツ選手の価値が多様化している。きっかけは様々だが、現役Jリーガーの小池純輝と梶川諒太(ともに東京ヴェルディ)は“フットボールで繋げる、フットボールが繋げる”という思いでF-connectを立ち上げ、毎年児童養護施設に訪問している。」
〔実際に訪問し、会って“フットボールで繋げる”がコンセプト〕
「小池:最初のきっかけは2014年。僕が横浜FCでプレーしていたときに当時のクラブスタッフの方から『プライベートで児童養護施設に行ってくれないか』とお願いをされました。快く受けましたがプライベートのお願いだったので、家が近くてよく会っていた梶川(当時湘南ベルマーレ)を誘って、2人とクラブスタッフの方と一緒に鎌倉児童ホームに訪問しました。最初は少年団に行ってサッカーをするような軽い気持ちで行きましたが、歓迎がすごかった。」
「後日横浜FCの試合に来てくれました。横浜FCの本拠地・ニッパツ三ツ沢球技場はフットボール専用の球技場で、ピッチとスタンドが近くて観客席から声が聞こえるくらいです。僕はサイドを走るポジションで、ピッチを走っていると子ども達が勝っていようが負けていようが関係なく、1試合続けて『小池選手頑張れ!』と声をかけてくれていました。すごくうれしかったです。
それが夏の出来事で、同年12月のオフシーズンに今度は僕たちの発信で『施設に遊びに行かせてくれませんか?』とお願いをしました。12月だったのでサンタの格好をしてお菓子の詰め合わせを持っていきました。」
「その日をきっかけにサッカーを通じて子ども達に何かできないかと考えるようになり、2015年に“フットボールで繋げる、フットボールが繋げるというテーマで児童養護施設の子ども達を支援したいと思い、FOOTBALL(フットボール)とCONNECT(コネクト)を合わせてF-connectという名称で活動を始めました。」
「――『フットボールで繋げる、フットボールが繋げる』という名称ですが、活動のコンセプトはどのようなものなのでしょうか?
小池:主には子ども達に会いに行く、訪問をして触れ合い僕たちを身近に感じてもらいたいと思っています。そしてその選手をスタジアムで見られるように招待をする。施設の子ども達は基本的に18歳で施設を出なければならなくて、退所後自立しなければなりません。施設の方からも夢や目標を持ちにくい環境だということは聞いていました。」
「施設の方に相談をしたところ、子ども達と触れ合う時間を作ってほしいと言われました。なので会いに行く、触れ合うことを大事にしてきましたし、僕たちの活動のベースになってきています。」
引用:スポチュニティコラム(前編)
      
【スポーツの価値を引き上げる F-connectが秘める可能性(後編)】
〔F-connectの活動がスポーツの可能性を広げる〕
「梶川:施設の子ども達が18歳で施設を出なければいけない中、F-connectとして何ができるかを常に考えています。その一つがエフコネファームだと思いますし、将来的に彼らが働くことができる環境を整備できたり、興味を持ってもらえるような活動ができれば存在の意義があると思います。
スポーツ選手はよく社会貢献活動をしていると言われていますが、その大半はオフシーズン。F-connectではシーズン中でも施設に訪問して試合に招待しているので、他の団体やクラブでの活動とは少し違った価値が出せているのではないかと思います。」
〔様々な形でF-connectの活動を周知したい〕
――スポーツ選手の価値を高めるという意味では素敵なエピソードですね。今後F-connectとしてやっていきたい活動はありますか?
「小池:最終的には就労支援までやっていきたいと思います。そう簡単ではないと思いますが、今回のエフコネファームでも雇用ができるようになれば、きっかけ作りから目標を達成するところまで関われる子どもが出てくればいいなと思います。」
「梶川:サッカー選手は取材こそ多いのですが、知らない人の前で話すという機会はあまりなく話せない選手が多いです。F-connectでは毎年イベントをしているのですが、最初は話せなかった選手も数年後には話がしっかりできている選手もいます。そうした成長を感じるので、活動を通してサッカー選手を引退した後も社会で活躍できるような人材を輩出できる組織になっていければ。」
――3選手ともいずれ現役引退を迎えられます。F-connectの活動を現役選手のうちにやっていく中で引退後の生活にどのようなことが生きていきますか?
「小池:自分で動いて、名刺交換をしてということはサッカー選手にはありません。そういう意味では活動をしていく中でビジネスのワンシーンが経験できます。僕自身、サッカーしかしてこなかったのでサッカーしかできないと思っていたのですが、いろんな方のお話を聞いて『自分にもできるのではないか』と自信になりました。それはチャレンジをしないと気付けないことなので、現役のうちからいろんな経験をして視野を広げることがサッカー選手を卒業した後にも活きると思います。僕が引退をしてもF-connectの活動は続けますが、常に現役の選手が活躍をしてほしい。年齢が上がっていく中で現役を退く選手が出てくるので、よりF-connectのメンバーにも目を向けていかなければいけないと思います。それは課題意識としてあって、僕らがお伝えしたような熱い気持ちを新しく入ってくる選手にもどこかで語ってほしいと思います。」
「梶川:自分たちが引退をしてもこの活動は続けていかなければいけないと思うので、僕たちが引退後社会で活躍できない状況だとF-connectの価値が高くなっていかないと思います。活動を通して引退後のモデルになれたらF-connectの価値も高くなります。」
引用:スポチュニティコラム(後編)

 これを読んだだけでは、クラブの貢献活動以外に有志で学校訪問をした。有意義だったので継続事業にしたというイメージでしたが、このF-connect公式HPを観た後にガラッと見方が変わりました。
 まずは個人グループではなく、何と一般社団法人になっていました。メインで活動している小池、梶川選手が現役のJリーガーである事。よそでは学校訪問を依頼すると、「コーチでいいですか?」と選手を出したがらない事例が見受けられましたが、こちらは代表も選手、行くのも選手。夢を与えるのも選手という事で「コーチでいいですか?」という価値観がいかに愚かなものよくわかりました。
 活動は基本的に児童養護施設への訪問サービスですね。1回訪問して終わりではなく、その後試合会場に来てもらって、自分達のプレー見てもらって、その後に再度訪問しています。つまり、施設訪問の一か所での継続事業。なかなかJクラブでは観られない事例。あとは昔で言う「セカンドキャリア」で、今はデュアルキャリアと呼ばれています。選手の次のステップに向けたキャリアアップにも役立つ活動。
         
 選手一覧を見てみると、現在8人の現役選手(小池純輝:J2東京V
梶川諒太:J2東京V、野村直輝:J1大分、新井純平:元J2琉球、三鬼海:J2町田、山崎浩介:J2山形、町田也真人:J1大分、松澤香輝:J1徳島)が所属しています。J2の選手も多く、たぶん以前にCスタのピッチに立った選手もいたと思います。みんなまだ若い選手なので、その行動力は素晴らしいと思います。スポンサーであるパートナー企業もしっかり名前が並んでいます。賛助会員いいですね。個人会員は55名。HNが掲載されています。
 「支援活動のご報告」という事でしっかりレポがあります。当ブログで昔から言う事ですが、情報開示してこそ活動であり、報告しない活動は単なる自己満と個人的に思っています。文章を書く事もキャリアアップ(実は当ブログも)なのに、それがわからない人が多い。
 「プロサッカー選手がつくる畑で、児童養護施設の子ども達と泥んこになりたい!」
をテーマに長野県飯綱町にて「エフコネファーム」という農園を開設されます。そのためにクラウドファンディングも立ち上げています。覗いてみると、ちょうど半期で目標額の半分に達しているようです。

   
 そして、オフィシャルウェブショップ(BASE)がありました。覗いてみるとなかなかお洒落。十分アパレルメーカーなのでした。観ていると、Tシャツやポロシャツが欲しくなりました。これなら普段着で着れると。ポロシャツもちょうど買わなくっちゃと思っていたので、ちょうどいいやと。
 という事で、個人で入会しようと思います。入会後は賛助会員一覧ページに「J OKAYAMA管理者」という名前が加わると思います。グッズも近いうちに買うでしょう。当ブログとして珍しい行動です。地元岡山にも、某黄色いチームにも全く関係ない絡み。選手も全く馴染みが無いのですが、活動が気に入りました。
 もっと活動が広がって欲しいし、他にも同じようなグループが出てきて欲しいですね。こちらが児童養護学校だったら、次は小児病棟とか、老健施設をメインで活動するグループもいいですね。これからも頑張って欲しいと思います。
F-connect公式HP:https://f-connect.org/
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次に向けて頑張りましょう250

2021-05-10 00:01:36 | ファジアーノ岡山

 TV生観戦レポです。
 今日はしっかり自宅でDAZN観戦です。相手は千葉さん。しかもアウェー戦で今まで勝った事がありません(通算11勝7敗4分)。監督はあのユン・ジョンファン監督。個人的にいつか岡山に来て欲しいと思っている監督。けが人も多い中、正直今日は良くてドローかと思ってしまう。ジンクスを破って欲しい。先発出ました。前節と変わらず。今日もCBの1人は阿部選手。今日は足が吊らないようお願いします。現在12位の千葉さんは勝ち点から勝ち負け数まで全て同じで、得失点の差だけで岡山より順位が1つ下という位置。今日は忙しいです。1時間早い開始時間でB3岡山(目下優勝争い中)も、強敵豊田合成戦をやってます。そっちもチェック。前半終了で42-47でリードされています。今日も生書き込み。
   
 キックオフ。千葉さんは昔からハイライン・ハイプレスというイメージを持っていますが、DFはそれほど高くない印象。まん延防止措置だからか、アウェーのゴル裏に岡山サポの姿はありません。さぁ今日は新加入の宮崎選手が観られるのか。前半22分、サウダーニャ選手がドリブルで駆け上がり、J初、フクアリ初ゴールを決められる。岡山痛恨の失点・・・。0-1。個の力でやられました。飲水タイム。

 再開早々の前半25分に川本選手がすごいミドルシュートをぶち込む。岡山ゴォール!!! 川本ゴール! 1-1。川本選手、思い切って打ったシュートが実を結びました。解説では町田戦と展開が似ていると言っていますが、気にせず行きましょうと書いていたら、前半27分にゴール前の混戦から金山選手が弾いたところを押し込まれる。岡山痛恨の失点・・・。1-2。点の取り合いの様相が出てきました。今日もCBの控えはいないようです。阿部選手頑張れ。岡山は攻撃の形ができないまま、前半が終わろうとしています。うーむ、岡山の今までの得点はセットプレーとかミドルばかりで、しっかり崩して流れでの得点はほとんど無い印象です。相手を崩しての得点が欲しいですね。前半終了。B3岡山は81-87で負けました。
 
 交代は無し。後半スタート。一転して千葉さんの攻勢が強まり、後半4分にPK献上。岡山痛恨の失点・・・。1-3。千葉さんは今季複数得点が取れていなかったそうですが、岡山戦で取ったかと。ワンツーでの川本選手のシュート。惜しい。崩してのシュートだったのですが。千葉さんはその後、守りを固めてきました。CKではゴール前ではゾーン、離れた所はマンツーマンでした。岡山はなかなか崩せませんが、少しずつ押し込めてきたかもしれません。ここで山本選手に替わって宮崎幾選手投入。10番魅せて欲しい。飲水タイム。

 少しファウルが増えてきました。ここで川本選手に替わって野口選手、河野選手に替わって下口選手投入。最近、スポーツシーンで「エナジー」というキーワードが使われるようになりましたね。当ブログも使うとしよう。守りを固めた岡山の守備を千葉さんは上手くパスワークで崩してきますね。岡山も見習って欲しい。千葉さんの鈴木選手(元柏・浦和)が光っていますね。今季入団で主将ですが、ベテランが上手くチームを統率できています。うらやましい。
 後半40分にサイドから安田選手が崩し、ゴール前で左右に振られて押し込まれる。岡山痛恨の失点・・・。1-4。ここで木村選手に替わって宮崎智選手投入。やっと観れました。ベテランの味を出して欲しい。解説でも言っていましたが、まっすーこと増嶋選手のクラファンプロジェクトを活用して岡山に入団に至りました。サイドから宮崎智選手からのクロスから最後は疋田選手が入れる。岡山ゴォール!!! 疋田ゴール! 2-4。1点返しました。解説で宮崎智選手のプレーを褒めています。ここでホイッスル。岡山頑張りましたが、ジンクス破れず。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
「(千葉は)新しい攻撃のパターンが奏功して先制に成功する。しかし、サウダーニャの負傷交代後は前線にボールが収まらず、主導権を奪われる形に。それでも、持ち前の堅い守備と高い集中力でピンチの芽を摘み、相手攻撃陣に仕事をさせない。最終的には今季最多の4得点でフクアリに訪れたサポーターに勝利を届けた。一方の岡山は、攻撃のスイッチを入れられないままボールを持たされる時間が続き、自慢の守備も崩壊。攻守ともに立て直しが必要な内容となった。」引用:スポーツナビ
速報!サッカーEG採点
川本選手  6.0 2試合連続で強烈なミドル。ゴラッソだった

 うーむ、4失点で守備崩壊で、千葉さんに今季ホーム初勝利献上ですか。やはり濱田選手の穴は大きいですね。前にいる新戦力がせっかく点を取っても、それ以上に守備が守り切れない状態が続いています。これで順位は13位まで下落。降格圏の19位がちらつく位置になってきました。次節勝てば最良で10位ですが、負ければ最悪で17位まで下降します。
 次の相手は大宮さん。現在は最下位ですが、なぜこの順位なのかよくわかりません。元J1という事でこのままの順位ではないチームだと思います。今日は群馬さんとドローでしたね。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝とう68

2021-05-09 00:26:19 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 リスペクトコラムです。
 GWが終わって、日本全国更にコロナ列島と化してしまいました。昨日、ネットで岡山県もまん延防止措置を考えているという報道が流れましたが、余り驚きませんでした。感染者がグンと増えてきた時に、脳裏にふと「岡山もそろそろまん延防止だろ」と浮かんでいました。今日の報道では感染状況は大阪並みと聞き、確かに最近の増え方はそうだろと。岡山は田舎にあって、宣言とかまん延防止とか縁が無いだろうとみんな思っていたでしょうが、今回は関西、そして兵庫県の隣県なので気になっていましたが、岡山も他人事ではない状況になってしまいました。
         
【岡山県、まん延防止適用 国と協議 知事が「命令」可能に】
「岡山県の伊原木隆太知事は7日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」の適用申請に向けて国と協議に入ったと明らかにした。直近1週間(4月29日~5月5日)の新規感染者数が631人と2週連続で過去最多を更新し、病床使用率などの指標がさらに悪化したため。対象地域や期間は検討中としている。
 県は岡山市中心部の飲食店などに対し、午後8時までの営業時間短縮を要請しているが、重点措置が適用されれば知事の権限で要請を命令に切り替えることなどが可能になる。正当な理由なく命令に応じない場合は、20万円以下の過料を科すこともできる。緊急事態宣言に準じた措置で、一定の区画や市町村に絞って集中的な対策を実施できる。
 臨時記者会見で知事は「(適用地域になれば)行くのを気を付けようと分かりやすく伝えられる。時短のお願いも、より真剣に聞いていただける可能性が上がる」と述べた。
 同県によると、週単位の新規感染者数は前週から198人増加し、「第3波」のピークだった1月第2週(346人)の1・8倍に上る。指標7項目のうち3項目がステージ4(爆発的感染拡大)の基準を超え、病床使用率は前週から16・5ポイント増の70・1%、10万人当たりの療養者数は45・6人、10万人当たりの新規感染者数は33・38人に達している。」
引用:さんデジ
  
 まん延防止措置が適用された場合にどうなるのか。調べてみました。5千人か50%以下だそうです。川崎さんの事例が参考になりますね。そうなればCスタも昨季のように5千人を超える試合が無くなるのか。今でも3千人台が多いので、たぶん2千人前後になるかもしれません。アウェーサポーター席も設置されなくなるかもしれませんね。その辺りの詳細はJリーグのガイドライン(上2画像クリックしたら拡大します)を確認ください。岡山も今はまん延防止がどうこう言われていますが、まん延レベルで止まればいいのですが。

 連日やばいなぁと思っていたら、今日の報道でまたビックリです。今日の感染者数は岡山県で189人、岡山市で118人でともに過去最多。倉敷市は54人で前日から倍増で、倉敷市民としてはひたすら頭が痛いです。緊急事態宣言発令中の京都が120人なので、そこよりも多い数。ついに岡山も3ケタ時代に突入という事で全く洒落になりません。
 緊急事態宣言を延長するのに緩和する。反発を受けて緩める政策って、よくないのではと今日のサタデーステーションで言っていました。まさにそのとおり。大規模イベントも緩和で政府の方針は無観客から上限50%に緩和されますが、あくまで自治体の方針に任せるという事で、大阪府は無観客の継続とか。他の3府県も大阪に合わせたらいいのに。Jリーグサポーターとしたら緩和されて良かったでしょうが、日本国民としてはどんどん増えているのに、なぜそこで緩める!?です。あーまた「サイレント・アシスト」という言葉を思い出してしまった。
 他に、GW前に西村大臣の気になる発言が気になっていました。今の変異ウィルスに対しては、ソーシャルディスタンスもマスクも効果が低くなってきたというもの。

【コロナ3密回避“今は昔”…「2密」BBQが危険、「密集」「密接」でもクラスター GWに要注意】
「新型コロナウイルスの感染が広がりやすい条件として「密閉」「密集」「密接」の「3密」が指摘されてきたが、ここに来て「2密」「1密」によるクラスター(集団感染)の報告が増加し、医療関係者が警戒を強めている。
 感染力の強い変異株の拡大が関係しているとみられる。西村経済再生担当相は「屋外マスクでも感染」と発言しており、3密ではないから安心だと思われた「屋外レジャー」も油断は禁物。大型連休で楽しむ人が増加しそうなバーベキューでも状況によっては「密集」「密接」が懸念され、注意が必要だ。
 4月上旬には横浜市で大学サークルの学生ら約90人が河原でバーベキューを行い、参加者と関係者の計約60人が感染。下旬には、静岡県で約30人が参加したバーベキューで6人の陽性が確認された。医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は「3密でなければ大丈夫ではなく“1密”でも感染する。変異株は感染力が強く、これまで以上の注意が必要だ」と指摘。」
「≪「1密」でもアウト…「密閉」劇場で9人感染≫「1密」のクラスターも報告されている。3月下旬、都内の劇場で稽古をしていた人から9人に感染が広がっていたことが分かった。関係者によると、全員がマスクを着用し演者間の距離は2メートルを保っていた。「3密」のうち「密閉」の条件しかなかったが多くの感染者は他に接点がなかった。」
引用:スポニチ

 屋外マスクでも感染という部分は、NPBやJリーグなど屋外の大規模イベントに衝撃を与える部分ですね。1年前に3密3密と言われていましたが、今や1密でもクラスター発生。屋外でのBBQって、大規模イベントでスタグルを席で食べるのと状況が近いのでは。マスク着用で2m離れていても感染って、これは屋内大規模イベントが気になるところ。当ブログでも1席空けじゃなく3席空けだとずっと口にしていましたが、もう何が何やらわからなくなってきました。それくらい変異型、二重変異型は脅威だという事でしょうか。

 また、日本はワクチン後進国なのかという事で、昨日辺りから少しずつ情報が出てきました。インフルエンザ対策で国が敗訴し、及び腰になっているからではないかという事を耳にしました。調べてみると、このコラムで「我が国では1970年以降、相次ぐ予防接種禍の集団訴訟で国が敗訴し、ワクチン政策に及び腰になった。とありました。なるほど、そういう背景があるから国産ワクチンができないのかと。集団免疫獲得は7割が必須です。今日も米国の特許放棄の話が出ていましたが、世界が終わらないとコロナも終わらない。ぐずぐずしている間に今のワクチンが効かない変異ウィルスが広がって、ワクチン接種先進国の感染率のリバウンドが起こるかも。そんな中、今月岡山県内で聖火リレーが計画されていました。
   
【公道での五輪聖火リレー困難 岡山、倉敷市が県実行委に伝える】
「岡山、倉敷両市は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、東京五輪の聖火リレーを公道で実施するのは困難との考えを岡山県の実行委員会に伝えたことを明らかにした。
 岡山市では1週間の10万人当たり新規感染者数が50・7人と「ステージ4」(爆発的感染拡大)の指標の約2倍に達しており、大森雅夫市長は「最終的には県の判断だが、公道でのリレーは感染拡大を招きかねない」と述べた。倉敷市も感染者が連日2桁に上っている状況での実施は難しいと判断した。」
「同県の伊原木隆太知事はこの日の記者会見で「(聖火リレーで)盛り上げたいが、状況が悪くなれば難しくなる。市とも相談しながら決めたい」との認識を示した。」
引用:さんデジ

 先日、各行政からの聖火リレーでの道路規制の告知を知り、「こんなの『皆さん観に来てください』と言っているようなものじゃないか」とまず思い、先週くらいから他県のように公開をやめるとか、中止にした方がいいのではないかと思っていました。一応、岡山と倉敷のルートをリスペクトして、「観に行きたいなぁ、でもダメっしょ」と思っていた矢先、公道での実施困難という報道が流れて、やっぱそうだよなと思う。よく読んだらバッハ会長が来る予定だった広島県の翌日実施だったのですね。まぁ、五輪の開催の是非と並行して聖火リレーの是非が論じられていたのも事実なので、そもそも今の聖火リレーは無理があったと思います。

 ちなみにファジボラ参加で今季は2ケ月に1回で、次は6月くらいかなと思っていましたが、今日の数字を見て、まん延防止措置になってくると個人的に状況は違ってきます。こうなると、人が大勢いるところに行く事自体が正直怖くなってきましたね。岡山駅とか行きにくくなったなぁ、次のJ2岡山のホーム観戦は、間に2試合アウェー戦が入って23日か。その時どういう状況になっているのか。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

頑張れ!オリンピック39

2021-05-08 00:43:20 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 何かと話題の東京五輪ですが、最近世界の世論が変わってきたと感じています。ワクチン接種が進む米国で、今までは静観でしたが、大会開催日が近づくにつれてネガティブな空気になってきたなと感じています。当ブログでは前から書いているように、米国次第だと認識しています。大スポンサーであるNBCに左右され、米大統領が一言選手を派遣しないと言えば、運営面で五輪全体に響き、一気に中止の流れが進行していくと。
   
【東京五輪中止 米有力紙促す】
「米有力紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促した。IOCのバッハ会長を『ぼったくり男爵』と呼び、新型コロナウィルス禍で開催を強要していると主張。『地方行脚で食料を食い尽くす王族』に例え、『開催国を食い物にする悪癖がある』と非難した。
 コラムは大会開催を前進させている主要因は『金だ』と指摘。IOCは収益を得るための施設建設やイベント開催を義務付け『収益のほとんどを自分たちのものにし、費用は全て開催国に押し付けている』と強調した。」
引用:山陽新聞テレビ朝日

【五輪中止提言 米紙から相次ぐ「IOCは訴える?そんなことすれば評判はどうなるか」】
「開幕まであと3カ月を切った東京五輪・パラリンピックだが、ここにきて米国メディアから中止への提言が相次いでいる。米有力紙のワシントンポスト(電子版)は5日、日本政府に対し、中止を決断し、費用の『損切り』をすべきだと主張するコラムを掲載した。」
「中止の場合、違約金の可能性もささやかれるが『日本が契約を破ったとして、IOCは何をする?訴える?どこの裁判所で?そんな訴訟をすれば、パンデミックの最中にストレスと苦しみのある国で大会を強制するIOCの評判はどうなるか?』と指摘し、『キャンセルは苦痛かも知れないが、浄化になる』と、まとめた。
 4日にはサンフランシスコ・クロニクルが世界各地で新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、東京五輪について『開催されるべきではない』とするスポーツコラムニストの記事を掲載。米国ではワクチン接種が進み、正常化への兆しが見えている一方で、インドや欧州の一部、南米では深刻な状況が続いているとし、東京五輪開催には『時間が足りない』と訴えた。
 4月には有力紙ニューヨーク・タイムスが現状での東京五輪開催について『最悪のタイミング」とし、日本と世界にとって『一大感染イベント』になる可能性があると指摘。『五輪のあり方を再考すべき時期』と、訴えている。」
引用:デイリースポーツ

 ぼったくり男爵ですか、流行語になりそうな表現ですね。もともとIOCの委員にはお金に関するスキャンダルがつきまとっており、強ち間違いでも無いような印象も持ちます。五輪にとって大きすぎる影響力を持つ米国で、中止に向けた世論が強化されていくと、次はデモ活動、選手による辞退表明などが出てきますか。その後に「選手の安全を守るため」という名目で米国政府が正式に不参加を宣言し、NBCからIOCにハイプレスがかかるという事でしょうか。
 ただ、一つだけ光明があるとすれば、現在の米国はワクチン接種が進んでいる点かな。結局米国は動かずに最終的には無観客でやり切られてしまうという事。これはいい事かどうかはコメントを省かせていただきます。

 以前から米国メディアのこういう論調は少しずつ出ていましたが、最近ペースが加速してきたなと思っています。他にもいろいろと情報が出ていますね。小池知事が6/1に突如返上という報道、掟破りの五輪中止カード菅首相と小池知事の主導権争いという報道、IOCが五輪選手にへのワクチン無償提供という報道、代表選手に代表辞退を求める声が寄せられているという報道、中止のオンライン署名に24万筆集まったという報道、バッハ会長が来日困難に向けた疑念報道(バッハ会長の来日は宣言解除後に仕切り直すとありますが、6月とかで五輪開幕の1ケ月前ですね)、マラソンテスト大会直後の札幌市まん防要請についての報道など、ここ数日で次々と出てきて賑やかになってきました。こういう報道を眺めているともうそろそろ、どこかで誰かが鶴の一言を発して事が決するかもしれないと思っています。それは米国方面からか。
   
 当ブログでは東京五輪について、昨年まではもう1年延期論でしたが、昨今の感染状況を知ると、仮にもう1年延期しても同じ結果ではないか、来年の今頃も全く同じような景色なのではないかと思い始めています。
 さっき放送されたWBSでは、緊急事態宣言の延期による感染者数のピークの波の図が出ていましたが、延期した場合の波のピークはちょうど五輪の時期。もはやそこには東京五輪の存在感は消えていました。

 あと、米大統領がワクチン特許権の一時放棄を口にされていますが、コロナ収束に向けては、一部の製薬メーカーではなく、もはや全世界で一斉にワクチンを製造し、一斉に接種するしかないとこの記事で書いており、やっぱそうだよなと思い直しました。
 米国や英国でワクチン接種で社会が正常化に向かっていると報道されています。もちろんそのまま行ってくれたらいいですが、この記事で書いたようにチリの事例があります。既存型ではワクチン効果があっても、インドの二重変異型、その先の三重変異型が今後世界中に広がっていったらどうなるのか。確かワクチン効果がそれほど出ないという事ですが。心配し過ぎの取り越し苦労で終われば万々歳です。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次に向けて頑張りましょう249

2021-05-07 00:01:48 | ファジアーノ岡山

 生観戦レポです。
 昨日、Cスタで開催された、ファジのホーム町田戦の観戦に行ってきました。この日も雨でしたね。Cスタの試合日の雨天率高い気がします。でも、いつものように雨がそのうち上がるかと思っていましたが、見事に最後まで雨。メインスタンドで良かった。ホーム側をちょっと覗きましたが、結構埋まっていたので、いつものようにアウェー側に行く。余裕で屋根の下の席が空いていました。この日は松ちゃん君と現地集合。仕事関係の●母娘が登場するかと思いましたが、出現せず。
    
 早々にまず入場して席を確定。見ると、ピッチでは跳び箱イベントが開催されていました。26段を飛びに走って、飛べずに終了というシーンでした。それまでのシーンを観ていないためよくわからず。もっと早く来ればいい話ですが、こういうイベントはぜひハーフタイムにお願いしたいです。試合開始1時間以上前に開催して、ハーフタイムに何も無しって・・・とよく思います。出演者も一番客席が多い時に登場したいはず。まさにそういう時に登場したトライフープの比留木GMも観戦に来られた様子。来季はぜひハーフタイムでトークを聞きたい。
   
 その後、スタジアム前広場に一度出場してうろつく。すると、小雨だったのが本降りになってる。OUR HOMEブース(相変わらずそれほど人影は多くない)で考える。さて、困った。合羽も傘も持ってきているが、雨降っていないと思って席の上に置いて来た。取りに戻るのも面倒だしと。結局、ハンカチをかぶって、足早に広場を一周。前回のホーム戦とそれほど景色は変わっていなかったですね。
   
 コンコースでやっと澤口CCに遭遇。声をかけさせてもらって、少しだけ歓談。アンバサダー的にもっとファン・サポーターや地域とコミュニケートしてくださいと個人的な思いを伝え、こんなブログやってるとスマホを提示。でも後で「マニアックな人だったなぁ」と思われるだけなんだろなと。この日の印象は、どちらかといえばアンバサダー的な元選手というよりは、単にスタッフ入りしただけのような印象。相模原さんの千明氏みたいな存在にならないのかなぁと思ってみたり。試合後、松ちゃん君と帰り道でコンコースに目を配るが、やはり姿は無し。
    
 イベント情報です。
 まずは小学生以下オリジナルキャップ プレゼント。スタンドにいた多くのちびっこの頭にファジキャップが乗っかっていました。でも、サッカーのシーンには出てこないアイテムなので、個人的にはビミョウ。ベースボールシャツも同様。あくまで個人的主観ですが。あとこの日は「肉スタジアム」だったようで、ファジフーズエリアも肉スタの表示があちこちに。でも正午を少し時間だったためか、ファジフーズの列が長い印象は無く、スタンドでも「肉」を余り見かけなかったかも。時間もそうですが、昨今のコロナ禍の空気で会食的なものを避けようという心理もあったのかもしれないと思ってみたり。13時とかナイトゲームだったら、もうちょっと違っていたかもしれませんね。あとはいつものイベントブースか。省略というか、雨に濡れて早々にスタンドに退却。
   
 コロナ対策で今節から景色が一変していました。いつもなら太鼓やドラムの音が聞こえてくる、アウェーサポーター席に来場者はほとんどゼロ。松ちゃん君と「やっぱ、アウェーサポがいない試合は寂しいね」と言い合う。でも、昨季の再開当初の様子を思い出し、こういう時にバックスタンドのあの辺の位置で観るのもいいかもと思ってしまう。その7番ゲートに何か光っているものがある事に気付く。ちょうどゲート階段の頭上の位置ですが、何かのモニターなのかな。とにかくいつもと違う光景にちょっと目が行ってしまう。
   
 あと、この日はホームゲーム累計入場者数200万人達成セレモニーが行われて、親子さんが表彰されていました。ホーム戦257試合目での達成だそうですが12年かかった訳ですね。関係ないですが、ハーフタイムの時に町田さんの控え選手達が鳥かごをやっていましたが、4対3という珍しい形でした。監督仕込みの練習法なのか。そういえばフットサル、ウオーキングサッカーを久しくやっていないなぁ、鳥かご懐かしいと思ってしまいました。最後にやってからまた歳を取っている訳で、もう体がついていけないかもなと。
   
 試合ですが、ポポビッチ監督にしっかり指導されているのか、町田さんはいいサッカーをしていました。後からしっかりつなげていき、ボール回しに優れ、縦パスも絶妙。ワンタッチプレーも多い。J2のお手本のようなチームプレーでした。さすが5位。岡山のカウンターサッカーと比べると、どうしても「プレーが順位に反映されてるなぁ」と思えてしまい、案の定崩されて失点。ただ、町田さんも最後の精度はJ2だなと思える感じだったので、岡山も負けていなかったです。川本選手の目の覚めるようなボレーシュートで同点に追いつく。でも、後半に押し込まれてそのまま逃げ切られる。
 この日は守りの要、濱田選手がけがで欠場し、阿部選手が代わりに入っていましたが、後半途中で足が吊りそうになったためか交代。でも、最近は若手や新戦力が台頭してきているので好材料です。あとは10番の覚醒と、11番観れなかったなぁ。次に期待。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
「ホームの岡山は序盤から積極的なプレスを仕掛けると、球際での激しい勝負が続く展開に。前半17分に先制を許すも、同27分に川本が今季初ゴールを奪い、同点で試合を折り返す。後半に入り、少しずつ相手にボールを握られる時間が増えて守勢に回るが、金山を中心とする守備陣は集中したプレーを見せる。だが、一方の攻撃陣はチャンスを生かし切れない。すると、試合終了間際に痛恨の失点。」 引用:スポーツナビ
【速報!サッカーEG採点】 なし

 7日の山陽新聞朝刊の「ファジ3連勝逃す」というタイトルの記事の戦評です。
「(阿部選手の足つり交代で)連携がものをいう最終ラインの選手入れ替えはリスクを伴う。それも試合終盤となれば個々が息を合わせる時間はほとんどない。」
「今季初の3連勝を逃したのは、追加点を奪えなかったことにも起因する。前半のビッグチャンスは山本だ。流れるようなパスワークで突破した右サイドからのクロスを頭で合わせるも惜しくもバーを直撃。後半には途中出場の宮崎幾がゴール前で放った左足シュートが際どく外れてしまった。光明は出場11戦目の背番号20に移籍後初ゴールが生まれたことだろう。」

   
 この日、アカデミー出身(岡山市出身:U-15から8年)の山田選手がデビューしました。ベンチ入りも初めてで、アカデミー出身選手がJ2公式戦に出場したのは2016年の加藤選手依頼2人目だとか。
 順位はこれで2ケタの11位に下降。次節勝てれば最良で8位辺りまで上がる可能性がありますが、負ければ最悪で16位まで落ちる可能性があります。次の相手は千葉さん。しかも過去に一度も勝った事がないアウェー戦。最悪ですね。そんなネガティブな空気を吹き飛ばすくらいの快勝を見せて欲しいです。その千葉さんは、昨日山口さんに勝って、いつの間にか一つ下の12位まで迫っています。直接対決で抜かれて欲しくないですねぇ。

 
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 川本選手   2位:

松ちゃん君: 川本選手。同点ゴールは、スーパーだった!
issan: 該当者無し。選手層が枯渇して、チームとしての様相を呈していないですね。

応援団浅口・メグミさん: 川本選手。残念ながら負けてはしまったが、ゴールがきまった瞬間、拳を挙げた(笑)
山やん君: 川本選手。前線で起点となり、ボールをしっかりキープしました。

#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

欧州リーグの事情17

2021-05-06 00:01:00 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 先日、いわゆるお蔵入りになったESL(欧州スーパーリーグ)騒動ですが、あれで終わったのかと思ったら、その後も次々とその背景を含めて報道が流れてきます。世の中とずれた一騒動でしたが、実は根の深い込み入った社会問題が含まれていました。欧州流対米国流ではありますが、サッカーとは何か、どこを見て興行するべきなのか考えさせられる重たいテーマのようです。
 先日のDAZN「やべスタ」の終了際に「英プレミアリーグの優勝争いを左右するリバプール対マンUの試合が、この後すぐ配信されます」とアナウンスしていたのですが、翌朝にサポーターの暴動で中止と聞き、ビックリでした。
   
【〝赤い悪魔〟のサポーターが大暴走 欧州スーパーリーグ構想合意への抗議でリバプール戦延期】
「2日(日本時間3日)に行われる予定だったイングランド・プレミアリーグで、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターがリバプール戦の前にスタジアムに乱入するなどの騒ぎを起こしたため、試合が延期される事態となった。
 もともとこの試合は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため無観客で開催されることになっていたが、試合前から1000人以上のサポーターが本拠地オールド・トラフォードに集結。欧州スーパーリーグ(ESL)構想に合意したクラブオーナーのジョエル・グレーザー氏やその一族に対しての抗議活動を行い、警察ともみ合いになった末にスタジアム内になだれ込んだ。その際、ゴールポストによじ登ったり、機材を破壊する者もおり、クラブ側は安全確保が困難と判断して、試合の延期を決めた。サポーターの一部は選手が滞在するホテルにも集まり、選手たちは身動きが取れない状況にもなっていたという。
 ESLへの参加を表明していたマンUだったが、サポーターや関係者の猛反発を受けてすぐに撤退を表明。だが、以前からグレーザー一族への不満を募らせていたサポーターは抗議活動をやめず、辞任を求める動きは過激さを増している。4月28日にはクラブのエド・ウッドワードCEOの自宅がサポーターに荒らされるという事件も起こっている。」
引用:東スポWEB

 暴動は良くないと思いますが、マンUのサポーターも我慢できなかったのでしょうか。05年にマンUを買収したグレーザー一族には当初からファンが反発していたようですね。長年にわたってため込んでいた不満がESL参加で爆発し、クラブが撤退を表明して謝罪した後も辞任要求という形で続いているようです。何か米大統領選の時の時のニュースを思い出してしまいました。
 日本でも過去に暴動ではないですが、各試合会場(各サポーター)でリーグに対して反旗を翻した事がありました。そう、2ステージ制騒動です。当ブログでも忘れもしない大騒動。何年も熱く反対記事を書いたものでした。日本では横断幕の掲示の行動が、外国ではこうなるんだなと認識しました。マンUサポーターは以前からオーナー(一族なんですね)に不満があったと書いていますが、辞任要求まで行っているのか。Jリーグでもいわゆる「オーナー」がいますが、辞任要求というのはちょっとレベルが違いますね。でも、ある意味ストレートでわかりやすい。辞任要求の中にはオーナーの資金力という概念は存在していないんだなと思う。
   
【マンUサポ団体が新たな声明…オーナーに叩きつけた“4つの要求”】
「ファンの抗議活動による試合中止はプレミアリーグ史上初。世界の注目を集めたこのトラブルについては3日、集会を主導していたサポーターズ・トラストがグレイザー会長への公開レターという形でメッセージを発表した。」
「今回起きたことはあなたの家族がオーナーシップを保有していた16年間の集大成だ。クラブは借金と衰退に追い込まれ、われわれはこれまで以上に無視され、見捨てられたと感じている。これまでの16年間、グレイザー家はサポーターズトラストと一度も会話をしたことがなかった。」
「その上で『前進する方法を見つける必要がある』と主張するサポーターズ・トラストは以下の4点を求めている。
1.政府が先導しているように、サッカーをファン主導な形に見直すよう積極的かつオープンに取り組み、オーナーシップ構造をサポーターに利益があるものに変えていくこと。
2.株主ではなく、クラブの利益を守ることをただ一つの目的とする独立した取締役をただちに取締役会に任命すること。
3.マンチェスター・ユナイテッド・サポーターズ・トラストや個々のサポーターと幅広く協力し、グレイザー家が保有する株式と同様の議決権を持つ株式スキームを誰もがアクセスできる形で導入すること。またもしもサポーターからの強い要望があれば、グレイザー家の持ち数が少数派になったり、完全に買い取られることをも歓迎し、反対しないこと。
4.われわれが参加する大会も含めたクラブの将来に関わる重要な変更については、シーズンチケットホルダーとの十分な協議にコミットすること。
 サポーターズ・トラストはこれらの4点について、金曜日(5月7日)までに返答することを要求。「これがこの問題を前進させる唯一の方法だ。やってみることを強く要望する」としている。」
引用:ゲキサカ

 このコラム内容ってすごいと思います。中身が濃過ぎます。この要求はオーナーよりもサポーターが強い事を主張している内容です。オーナーがどれくらい高額の資金を負担しているのか、オーナーシップ構造も、ビジネス上の株式スキーム、株主の権利も関係ないと書かれてあります。この流れが英国政府も先導している一面がある事もまた趣深いです。底辺のファン・サポーターから王室まで貫かれた考え方というのは無敵でしょう。
 サポーター側と16年間会話をした事が無かったという部分も気になりました。当ブログでもサポカンの重要性を長年唱えていますが、1回やって大きな声を出されて、その後ずっと実施しないというどこかであった事例と構造は同じに思えました。やっぱ体質が米国流なのかもしれないと。
 このコラムに出てくる「株主が一番」「ファン主導ではない形」が米国流に思えます。「オーナーシップ構造をサポーターに利益があるものに変えていく」「オーナー保有の株式と同様の議決権を持つ株式スキームを誰もがアクセスできる形で導入」「要望で、オーナーの持ち株数を減らしたり、完全に買い取る事を認めさせる」「クラブの将来に関わる重要な変更があれば、シーズンチケットホルダーとの十分な協議にコミット」とありますが、すごいですね。日本ではそこまでは考えられませんが、いくつかでも実現すれば、影響が他クラブ、他国に広がって行き、現在の巨大マネー構造に一石を投じて健全化するかもしれません。そして、そういう部分を理想視していた日本勢の今後の動きにも影響が出る可能性があるし、健全化であれば当ブログも大歓迎ですね。

【魅惑収益、招いた見切り発進 猛反発で早々頓挫―欧州サッカー連載企画(上)】
「◇CL上回る収益
 SLは入れ替えのない15の「創設クラブ」を含む20チームで争われ、1次リーグと決勝トーナメントを8月から翌年5月の平日に実施する計画だった。ビッグマッチが増え、現行の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を上回る収益が見込まれた。」
「欧州サッカー連盟(UEFA)が主催する欧州CLの賞金総額は約20億ユーロ(約2600億円)だが、SLが初年度にクラブに支払う金額は桁違いの100億ユーロ(約1兆3000億円)。米金融大手JPモルガン・チェースによる莫大(ばくだい)な支援や増額が見込まれる放映権料は、オーナー陣にとって魅力だった。
 しかし、最大の過ちはサッカー界の合意がないまま見切り発車したことにある。SL創設の発表後、UEFAだけでなく国際サッカー連盟(FIFA)や各国協会、リーグが次々と反対の意思を表明。英国では政府が介入し、創設を阻止する動きまで見せた。」
引用:時事ドットコム

 ここでは最大の過ちは「対話」「協議」が無かった事とあります。サポーター側との会話もそうですね。最初聞いた時はてっきりFIFAやUEFAも賛同していると思っていましたが、スルーしていたのか。そりゃダメでしょう。なぜならサッカーのピラミッドの頂点にあるのはそれらの組織。親方(政府も介入しているし)に歯向かってはダメかな。「お金」だけを武器にして主張しても、そりゃ勝てない。お金のピラミッドの頂点は消費者(ファン・サポーター)であり、「お客様」を敵にして戦ってもそりゃ勝てる訳がない。どの道無理がありました。後者の部分ですが、日本では過去に2ステージ制騒動という形で終焉しましたが、再び過ちを繰り返さないようお願いしたいところ。

【残した火種残したSL構想 問題点も浮き彫りに―欧州サッカー連載企画(下)】
「新大会「欧州スーパーリーグ」構想が反発を受けた理由は、各国リーグ戦の価値を下げ、サッカーの伝統から逸脱していたからに他ならない。」
「(現在は)どのチームにも欧州の頂点をつかむチャンスがある。番狂わせはスポーツが持つ醍醐味(だいごみ)の一つだ。しかし、SLは創設15チームが固定され、残りの招待枠は5だけ。多くのチームにとっては欧州の大舞台とのつながりがほぼ絶たれ、国内リーグはタイトルを争うためだけの存在になる。」
 SLをめぐる騒動が浮き彫りにした問題点もある。欧州CL出場チームは1990年代半ば以降、16から24、32と段階的に増えた。さらに欧州サッカー連盟(UEFA)は2024~25年シーズンから36チームに拡大すると発表したばかり。UEFAランキング下位国まで裾野は広がる一方で、近年は実力差がはっきりし、見応えに欠ける試合も目立つ。スペインのマルカ紙が約20万人を対象に行ったアンケートでは、約41%がSL創設に賛同。「量より質」を求めるファンの声は根強い。
 SL構想は以前からくすぶっていた。今回は失敗に終わったものの、新型コロナウイルスの影響による財政難は現在進行中で、火種は残ったまま。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は「UEFAは生き延びたが嵐は終わっていない」と、欧州サッカー界が新たな財源を必要としている現実に変わりはないと指摘した。」
引用:時事ドットコム

 ウィンウィンではなく、「ウィンはわしらだけでええんじゃ」という発想がダメだったのでしょうね。ちょっと例えがずれているのかもしれませんが、今の大河ドラマ「晴天を衝け」の渋沢氏も「みんながウィンウィン」という思想があったからこそ、あれほどの成功を収めているのでしょう。読者の皆さんにお勧めします。
 欧州CLの肥大化はそのままJリーグのチーム数の増加、欧州CLの増えたチーム数による見応えに欠ける試合は、そのままJ1の増えたチーム数による見応えに欠ける試合にダブって映ります。気になるのが欧州と日本は逆になっている点。日本は協会やJリーグがメガクラブの出現やプレミア化を自ら推進している風潮がある。J1の下半分、J2以下のクラブは反対の立場のはず。ファン・サポーター、地方クラブ不在の論理が闊歩しようとしています。それでいいのでしょうか。今回のリバプールの事例は米国流に対して、欧州流が激しく跳ね付けた格好です。もし今後日本にも米国流がはびこる動きがあったら跳ね付けないといけませんね。
欧州スーパーリーグ騒動関連②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210424
  〃          ①:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201023
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トライフープ岡山について52

2021-05-05 00:01:31 | トライフープ岡山

 リスペクトコラムです。
 トライフープ大変です。昨日の試合で大敗しました。優勝へまっしぐらから、一転一夜にして3位転落。でも今日の試合で見事リベンジを果たしました。もし負けていたら、大きく脱落するところでした。優勝争いも今のところは上位4強に絞られたのかな。まさに優勝争いの醍醐味。その中に地元岡山がいる事は幸せな事です。
   
【5/3:東京エクセレンス戦(リモートマッチ)GAME1】
 ウルトラス倉敷店にPVを観に行きました。16時から流しているという事でしたが、到着は第2クオーターに入った17時前。来店客は他には誰もおらず、安心安全で観戦できました。優勝争いをしているというのに、まだまだトライフープ人気は火が付いていない印象。モリカツ店長が詳しく解説してくれました。
 MCが誰かわからない。翼氏でもとっしー氏でもない(もう1人いる今治に通っている人でもないよなと)。誰なんだ。ハーフタイムで応援ツイートが読み上げられましたが、残念当ブログのツイートは読み上げられず。残念、過去リモート2試合のどこかで読んでもらったんだろと無理やり納得して終了。

 試合ですが、来店前のチェックでは一時逆転した時間帯もあったのですが、ずっとリードされていました。「強さが感じられない。リバウンドが取れない。キング面倒くさい」とモリカツ店長のコメント。実は昨季岡山に所属していたテレンス・キング選手が向こうに所属している。確かに面倒臭いプレーしてくるなと。
 第3クオーターまでは10点差で推移していましたが、第4クオーターで一気にやられました。何と20点差。ちょっとした事が積み重なって、流れが向こうに完全に行ってしまい大敗となりました。これくらい大負けするのも初めて観るなと。こういう負け方もあるとは思いますが、タイミングが悪い。天王山でこんな負け方は洒落にならないと思います。
 3日の惨敗で岡山は首位から一気に3位まで転落。替わって首位はエクセレンスさん。2位はアイシンさん。首位までのゲーム差はマイナス0.5って、よくわからないが3位。やはり勝率なので。

 4日の山陽新聞朝刊の「トライフープ連敗 首位陥落」というタイトルの記事の戦評です。
「トライフープは攻守にいいところがなく、終始ペースを握れなかった。前半を39-49で折り返すと、第4クオーターdさけで30点を失い、突き放された。」

 B2昇格について、モリカツ店長と話になる。当ブログの認識は今季B2への自動昇格は優勝のみですが、モリカツ店長は「優勝がライセンスが無いチームの場合は、2位でも自動昇格なのでは。最近B3リーグのルールが変更になっていたと思う」と。その後、B3リーグ公式HPを確認しましたがわからず。やはり、今季の優勝しかないと思います。という事でGAME2勝ちましょう。大差を持ってやり返してやりましょう。
   
【5/4:東京エクセレンス戦(リモートマッチ)GAME2】
 当ブログも長くやっていますが、スポナビのテキスト速報で生書き込みは史上初です。昨日と一変して逆の立場の1位3位対決。一緒に戦います。一応生書き込みでした。今日はステイホームでただただスポーツナビのテキスト速報を自動更新で追っていました。何とか5点差リード(23-18)で第1クオーター終える。今日は一転勢いがあるようで、向井選手が効いていた様子。バスケのテキスト速報は、サッカーのように詳しいプレーの記載はなく、選手交代とシュートの結果しか表示されないのでちょっと物足りない。
 第2クオーターでも手を緩めず、どんどん点差を広げて10点差。終盤に15点差まで広げる。今日はずっと安心して見守っていけましたが、油断禁物。でも20点差まで行ってしまう。最後は盛り返されて51-36と、15点差で折り返す。ハーフタイムでこの点差。リベンジ大爆発です。昨日の大敗は何だったのか。何とかこのまま逃げ切れるかな。

 第3クオーターは一転して東京さんの追い上げアップ。特にキング選手。あっという間に10点差から7点差まで詰められる。流れは東京さんに。ついに5点差、やばい3点差。東京さんは前半死んだふり作戦だったのか。あっ同点に。一時の20点差は何だったのか。なぜ追いつかれるのか。そこから岡山も奮起して7点差で引き離し、最後は5点差で終える。74-69。東京さん侮れません。15点差が5点差と10点追い上げられました。最後の最後までわからなくなりました。
 運命の第4クオーター。相手が首位なので、今日負けたら優勝がしんどくなります。絶対に負けられない一戦。ここから続けて3Pシュートが決まり、10点差まで広げる。今季は小堺選手が覚醒しましたね。そして残りで14点差。第3クオーターのあの東京さんの追い上げは何だったのか。あと4分で10点差。同点で競り合うよりは若干楽だが、油断できず。岡山は100点試合となり、13点差。やっと一息つけました。8点差になった、あと1分が長い。試合終了、勝ったー! 105-93。昨日のリベンジで12点差で勝ち切りました。これで優勝争いに踏みとどまれました。

 5日の山陽新聞朝刊の「トライフープ宿敵に雪辱」といううタイトルの記事の戦評です。
「(GAME1で)相手への圧力が弱かった反省から『最初からエナジー全開でいった』と酒井。得点源の外国人選手に対し、全員が体を張って良い形をつくらせず、前半を36失点で乗り切ったのがポイントだ。持ち前の堅守を取り戻すと、チームアシストも前日の11から26に劇的に改善。パスをつなぎながら全員で攻める『らしさ』を存分に発揮した。」
「小堺は最終クオーターだけで5本の3点シュートを含む21得点の大暴れ。リーグ屈指の攻撃力を誇る東京EXの猛反撃をしのぎ切った。」

 気になるのが今後の試合日程。もうB3リーグも終盤で佳境。1戦1戦が重要で1戦も落とす事はできません。リスペクトしてみました。

【B3岡山の今後の試合】
・第19節:5月8日(土)・9日(日):アウェー豊田合成(6位)戦
・第20節:5月15日(土)・16日(日):アウェー金沢(9位)戦
・第21節:5月28日(金)・29日(土):アウェー東京エクセレンス(3位)戦
・第22節:6月5日(土)・6日(日):ホーム静岡(4位)戦(津山総合体育館)

 首位のアイシンさんとの直接対決が無いため、あとは全勝しかないと思います。1戦も落とす事はできません。モリカツ店長の話ではアイシンさんは今後は下位のとの対戦が続くと言われていましたが、調べてみると岩手戦、豊田合成戦がありますね。岡山にとって、まずは豊田合成戦がポイントだと思います。アイシンさんも含めて勝てば前進、負けたら優勝が遠のく試金石の相手。そして今月下旬の東京戦ですか。この節(アイシンさんは豊田合成戦)に優勝チームが決まる予感がします。あとは勝てるでしょう。6月の津山の試合が優勝とB2昇格が決まった消化試合でのんびりするか、がっかりしているか、それとも最終節までもつれ込んで、4位静岡戦(アイシンさんは金沢戦)で競り合っているかですね。
 サッカーも含めてどんな競技でも、シーズンの終盤はスリリング。しかも優勝・昇格争いなので目が離せません。さぁ運命の神様はどこに微笑むのか。ぜひB2の景色を見せてください。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

湯郷ベルについて52

2021-05-04 00:32:36 | 岡山湯郷ベル

 生観戦レポです。ベルの記事は久しぶりです。
 昨日、美作ラグビーサッカー場で開催されたなでしこリーグ2部(WEリーグ発足により、チャレンジリーグからなでしこ2部へ改称。3部なのに2部)のホーム北海道戦の観戦に行ってきました。GWの日曜日、J2やB3の試合日の間、日曜日なのに何かやっていないかなと探していると、ベルの試合がありました。ベルボラで参加するという松氏に聞いてみると300人くらいの集客という事だったので、松ちゃん君と現地合流という事になったが、結局雨で来ない(単車の移動)。
   
 前に美作に来たのはトライフープの試合ボラだったかな。今回の駐車場は、その会場だったみまさかアリーナの裏側で近かったです。かつて宮間・福元両代表選手がいたなでしこ1部時代は、山の上の方に駐車したよなぁと感慨にふけりながら。スタジアム入口から少し出た横に当日券売場があり、そこで購入。その後メインではなく、横のサブゲートからの入場。観客数が少なく、コロナ対策で導線が細かく設定されている様子。
   
 ゲートに行くと、松氏がいました。本来ならば今日3日に津山でトライフープボラデビューだったのに、無観客で参加できず。ぜひ6月の時に。まずは、個人情報を記入する書類に記入。今回はネット購入ではないため、どこかで個人情報を提供しなければならないので。MDPをもらう。おっと、ファジボラ&トライフープボラのF氏の姿。確か岡山市民のはずなのに、頑張っていますね。MDPは両面A4のコンパクトなものでした。かつての旋風2D氏(今どうされているのか)の力作が懐かしい。
   
 席ですが、貼られた小さいピンク色の養生が目印。ちょっとわかりにくいかな。何と、センターライン付近のいい席が空いていました。ホーム側はいっぱい。あの時代はここは座れるはずがない席だったので、ちょっとうれしい。通路を歩いていると声がかかる。見るとJ2岡山の初代主将の川原氏。我々はキャプテン周剛と呼んでいました。以前に仕事関係のあるシーンでご一緒した縁で顔見知りの関係。J2岡山を出られて、ある公益法人でスポーツ振興のお仕事をされており、県協会のトレセン関係の仕事も。隣には同じく県協会に出向中というK氏がおられて挨拶。名刺代わりにこのブログ情報を後でお伝えしました。周剛氏も選手のセカンドキャリアのために何かやりたいと言われていました。さすがキャプテン。現役時代と変わらない、さわやかなキャプテンというイメージのままでした。
   
 ピッチを見てみる。スポンサー看板、スポンサー横断幕減りましたね。ピーク時の1/3くらいかな。見方を変えたらすっきりした試合環境でいいかもとも。MDPで選手欄を見るが、前回の時に見た木龍選手や藤田選手の名前も無く、どの選手も全く馴染みがありません。すっかり一変していました。順位表を見てまたがっかり。3部なのに最下位がベル、7位がシャルム。特にベルは得点が最少で、失点が多すぎ。得失点差も唯一マイナス(しかも2ケタ)。よその倍以上で桁が一つ多い。何があったのか、何が原因なのか。今日の相手は順位が2つ上の北海道さん。
   
 何となくベルが緩い印象。集合など試合運営での選手の動きが鈍い。相手の北海道さんはしゃきっと動いているのに。ベルはホームという要素を覗いてもダラダラ感を感じる。試合に向かう姿勢というか、その辺りなのかもしれないが、じらし作戦なのかと深読みしてみたり。亘監督ももう長い(4年ですか)ですね。スローインになるボールが足元に転がって来ると、どっちの選手に対しても投げて渡すのではなく、必ず頷いて手渡し。亘監督(FOOT×BRAINに出演されていましたが、マラドーナと一緒にプレーした日本人だったのですね)は優しい指導者なんだと思う。でも、その優しい監督の傍に厳しさを持つコーチ(本田さんのような女性指導者とか)が要るかもしれないと思ってしまう。
   
 試合の方ですが、3部の残留争い的なカードにしては、いいプレーが観れました。思ったよりもスピードもあるし、思ったよりもプレーミスが無いし、見ごたえありました。3部のレベルが上がったのかな。直近で女子を観たのはシャルムの試合だったので、学生選手と社会人選手でプレースタイルに違うのかなと思ってみたり。とにかく3部でも全然面白かったです。
 ベルでは元気が良く、個人技や足元が上手い11番(岸野選手)とボールロストやパスミスもあった7番(近藤選手)が目に留まりました。やはりベルは攻撃と守備のコマが足りない気がしました。攻撃は岸野選手しかいないイメージかな。この日の観客数は234人でした。その昔はCスタに1万人くらい入れたチームだったのに。でも今の時代、安心安全な数かもしれません。
   
 試合は前半に北海道さんに先制され、まずいなぁと思っていたら前半ロスタイムに同点に追いつく、しかし後半に再び逆転され、そのまま1-2で敗戦でした。何が北海道産より劣っていたのかですが、やはり戦う気持ちというか、負けない気持ちが足りなかったのでは。選手の中にも1人熱い人が欲しいですね。外から見ているので実際いるのかもしれませんが、伝わってこなかったです。失点癖、負け癖が付いている気がします。厳しい指導者も付いて欲しいかなと。
   
 あとで岸野選手と近藤選手についてちょっと調べてみると、2人ともアンジュヴィオレ広島さんからオーストリアのBoroondara Eaglesに移籍し、昨季6月に揃ってベルに入団しています。偶然にも全く同じプロフィールでした。うち、岸野選手は広島さんの前にベルに所属していました。
 あと、選手一覧ページを見てみると、21番DF小林選手、16番MF稲田選手、19番FW森次選手が岡山県出身、1番GKの小松選手がシャルム出身と岡山に関係する選手が結構いました。3部だからこれほど多いのかもしれませんが、また違った魅力が出ましたね。

 ベルは3部第4節で、勝ち点0、0勝で最下位、シャルムは1勝で下から2番目の7位。気になるのが4部との関係。新なでしこリーグ概要を見ると、「地域リーグ、都道府県リーグからの参入募集は実施する(要項、決定方式については未定)」とありました。つまり、今後4部からの参入はあっても降格は当分無いという事。良かったですね。ただ、WEリーグが将来的に頓挫する可能性もあり、また3部がチャレンジリーグに戻るかもしれません。その時に少し膨れ上がったチーム数の関係で、4部との入れ替えがスタートするかもしれないと、想像しすぎの事を思ってしまいました。
 とにかく、シャルムも含めて今の負け癖、ベルは失点癖を改善して、勝ち点を1つずつ積み上げて、2部を目指しましょう。そしていつかCスタで岡山ダービーをやって欲しいです。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岡山シーガルズ127

2021-05-03 00:01:23 | 岡山シーガルズ

 リスペクトコラムです。
 先月にシーガルズの丸山選手の現役引退が発表されました。吉田主将に引き続き、副主将の引退でチームも一気に様変わりする事になりました。いつかはやってくる現役引退ですが、続いたなぁという印象。いつもならファン感等で大勢のファンの前でのご挨拶を聞けるのですが、このコロナ禍でファン感事態が自粛。しかも2年続けて。吉田主将もそうでしたが、気の毒で残念です。今回も過去記事から丸山選手の画像を探してきました。比較的最近のものばかりなので、リオ五輪(2016年)の前くらいから主力選手になってきたのかな。
   
【丸山今季限り引退】
「バレーボール女子の元日本代表で、V1岡山シーガルズのリベロ丸山亜季(30)が、黒鷲旗全日本選抜大会(30日開幕・大阪市)を最後に現役を引退することが20日分かった。12シーズンにわたってチームの守りの要を務め、2度のリーグ準優勝を果たした。今後は事務局スタッフとしてチームに残り、営業や広報の業務に就くという。
 取材に応じた丸山は『トップリーグで戦う高いレベルの気持ちを維持することが難しくなった』と現役を退く理由を語った。その上で『ここまで12年もプレーを続けられたのは我慢強く指導し、見守ってもらった河本監督や仲間のおかげ。今後は経験を生かし、チームの魅力を多くの人に知ってもらえるよう力を尽くしたい』と話した。」
「Vリーグは通算221試合754セット出場。今季は副主将も務めた。日本代表候補に初選出されたのは13年。代表デビューとなった16年のリオデジャネイロ五輪世界最終予選では、セッター山口舞、セッター宮下遥とともに五輪切符獲得に貢献した。」
引用:山陽新聞
クラブ公式YouTubeチャンネル丸山選手挨拶動画:
https://youtu.be/ZlVc6_d6S2Q
      
 丸山選手、本当にお疲れ様でした。現役最後の舞台だった黒鷲旗がコロナ禍で中止になってしまって本当に気の毒。個人的なイメージで、吉田主将が「関西出身の元気なベテラン選手」だったら、丸山副主将は「しっかり者のお嬢さん選手」でしたね。でも、一度試合会場で真横に控え選手が陣取られた時に、ひときわ大きな声で「しっかりいこー!」とコーチングされていたシーンを思い出し、普段は見せないが、実は芯が強い選手であった事を認識したものでした。一度ファン感のレシーブ体験をやった時に、かなりの初心者である筆者の相手をしてくださり、ぎこちない体制でレシーブしたのを覚えています。
 吉田主将もそうですが、丸山副主将も今後もクラブに残られるというのは吉報ですね。これからも試合会場だったり、ファン感だったり、選手の学校訪問でも顔を観れるかもしれないなと(また子どものバレー教室を段取りしたいな)。コロナ禍で引退セレモニーが行われる見通しが無いですが、いつかどこかでご挨拶を聞けるのを楽しみにしています。
   
 いいタイミングでこのGWに丸山選手も参加するバレー教室がイオン岡山で開催されると聞き、早速昨日行ってきました。狭い空間ですが、小学生や幼稚園児向けにはいい広さだったのかな。用事向けのちっちゃいネットに柔らかいボールを使って、まずはストレッチからトスやスパイクなどの実戦メニューもあって、シーガルズらしいなと。他の競技チームはボールで遊ぼう的なメニューが多いですが、シーガルズは昔からガチっぽい実戦メニューが多い。この日も「らしさ」をちょっと感じました。
   
「本日 #イオンモール岡山 1階未来スクエアで開催中の #OutdoorChil で昨日に続き、バレーボール教室に参加中です🏐
クミ、ミハル、神田スクールコーチと楽しくバレーボールを体験しましょう! 2回目の教室は12時からです!
小学生以下先着20名様に整理券を配布します!」
引用:クラブ公式FBページ
     
 会場を去った後にツイッターに、1階中央エレベーター前に、宮下遥 選手のサイン入りユニフォームなどの展示があったと知り、しまったと思う。せっかく言ったのでくまなくリスペクトしたかったなと。ならばと同じくツイッターで見かけた、イオン倉敷で開催されているという応援展示をリスペクトしに向かう。
   
「本日4月29日(木・祝)から5月9日(日)にかけて、イオンモール倉敷店内1階展示ブース(無印良品前)と1階セントラルコート大型ビジョン・店内デザインデジタルサイネージで岡山県内スポーツチーム6チームの応援展示が行われます👏 
各チームのユニフォームやパンフレットが展示され、シーガルズのコーナーでは等身大パネルも展示!さらに大型ビジョンやサイネージではGAORAで好評放送中の応援番組『心つなげ!岡山シーガルズ』が放映されます‼️
引用:クラブ公式FBページ

 イオン倉敷のいい場所に展示ブースありました。県内6チームのユニフォームの展示があり、サッカー3チームと、屋内3チームが背中合わせで設置されていました。一番目立っていたのはシーガルズ。ん?無印良品前以外にまだブースがあったのか。セントラルコート? しまった、近所だからまた寄ってみるとしよう。
 5日にはお昼前後にイオン岡山で、今度はトライフープのバスケ教室があるようです。ちょうどCスタの試合前の時間にあたるので、立ち寄ってみるとしよう。今度は1Fエレベータ前に行ってみるとしよう。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝利の白星147

2021-05-02 00:38:00 | ファジアーノ岡山

 TV生観戦レポです。
 GWですねぇ、不要な外出はなるべく控えましょう。今日は自宅でDAZNです。公式YouTubeチャンネルで「みんなでLIVE」をやっているという事でちょっと覗きました。個人的には3人はちょっと多い印象なので、早く澤口CCのMCで時々椋原氏が出演するようなスタイルになって欲しいと思います。東北地方でちょっと地震があったようですね。
 今日の相手は昨季圧倒的な強さでJ3優勝した秋田さん。先発出ました。何と秋田さんには前岡山の増田選手がいます。今やすっかり格上の順位になっちゃいましたね。岡山は前節と変わらないですが、前節のヒーロー木村選手と疋田選手が左側に陣取っています。上門選手って前から右だっけ。後の顔触れは変わらず。秋田さんの吉田監督のインタビュー面白いですね。言い切りですね。熱い方なのかあ。ソユースタジアムで映った席の感じで、一瞬神崎山を思い出しましたが、新スタジアムがもうちょっとしたら建設されるそうで、うらやましい。今日も生書き込み。
   
 キックオフ。新入団の前磐田の宮崎選手はベンチ外。まだ早いか。秋田さんは積極的に攻めてくるイケイケの印象。つなげるのではなく、カウンターサッカーですね。岡山はサイドから揺さぶる戦術。秋田さんも失点が少なく、堅守同士の対戦ですが、とにかく秋田さんはロングボールを放り込んできます。ターゲットは増田選手の様子。秋田さんは攻守の切り替えが早いです。CKではターゲットの増田選手と濱田選手が激しくマッチアップしています。お互いまだ探り合いか、飲水タイム。

 今日の岡山はハイプレスですね。よく聴いたら秋田さんはリモート応援なんですね。都市部のクラブでは見かけない光景。前半33分、徳元選手の遠目からのFKから、山本選手のダイレクトシュートが決まる。。岡山ゴォール!!! 山本ゴール! 1-0。秋田さんはホーム初失点で初めて追う展開を経験するとか。変わらず秋田さんは前へ攻めてくるし、このまま逃げ切れそうな雰囲気は全くなし。以前の試合でも逆転負けありますから油断できず。前半終了。 
   
 交代は無し。後半スタート。前へ前へ攻める秋田さん、しっかりふたをする岡山。後半の入りも変わらず。前に速くというのが秋田さんの戦術のようですが、岡山と同様にポゼッションを苦手としているのか。ここで川本選手に替わって阿部選手を投入して5バックに変更。この時間になって、お互い少しギアを上げてきました。それでも隙あらばと秋田さんがゴールを狙ってくる。頑張って攻めるが、岡山の厚い壁に跳ね返されている印象。ここで飲水タイム。 
 
 シュート数はここまで秋田さん11本に対して岡山は3本。秋田さんに打たせているのか。ここで山本選手に替わって福元選手投入。秋田さんは交代で前線を4枚替えてきました。岡山は攻守のバランスもよく落ち着いたプレーができています。少しずつ雨が降ってきたようです。ここで上門選手に替わって喜山選手(J通算350試合出場)、疋田選手に替わって野口選手投入。ここでホイッスル。岡山初連勝。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:ファジアーノチャンネル
「堅守を基盤とするチーム同士の一戦は、セットプレーが勝敗の分かれ目となった。ホームの秋田は中盤の山本が相手の攻撃の芽を摘み、味方に配球する役割を担って奮闘。彼が起点となってサイドからの攻撃を中心に仕掛けるも、好機を演出するには至らない。すると、攻めあぐねる中でFKから一瞬の隙を突かれて先制を許してしまう。後半はフレッシュな選手を投入し、得意のパワープレー戦術に切り替える。しかし、岡山の強固な守備陣を最後まで攻略できず、試合終了の笛。」 引用:スポーツナビ
速報!サッカーEG採点
山本選手 6.5 うまく間隙を突いて今季初得点を奪取

 5/1の山陽新聞朝刊の「ファジ伝家の宝刀 得意のセットプレー炸裂」というタイトルの記事の戦評です。
「前節までの10戦7得点のうち実に5点をたたき出した得意のセットプレーがさく裂し、今季J2に昇格して以降、ホーム4試合で黒星どころか失点もなかった堅守の秋田を破った。
「現代のサッカーで得点の3割のを占めるとも言われるセットプレーにチームは力を注ぐ。コーチ陣が対戦相手の守る陣形や動きを入念に分析して弱点をあぶり出し、ミーティングで選手に伝達。試合前日を報道陣も見られない完全非公開にして磨き上げるのだ。」

 勝ったし、得点できたので結果オーライとは思いますが、セットプレーでしか得点できない体質の改善も必要かなと思います。上田選手がいたシーズンに相手から研究されて、自ゴール前でファウルをもらわないようにという指示が相手チームで回っていた事を思い出しました。どのみち後半戦頃にはしっかり研究されている。何とかの一つ覚えのようにセットプレーばかり磨いて、足元だったりパスワークの練習を怠ったら、また「失速」の再現かなと。とにかく攻撃の引き出しを増やすべきです。もっとも有馬監督に引き出しの奥がもう空になっていてはどうしようもないですが。

 まぁ連勝できて良かったです。勝ち試合ではありましたが、内容は手放しで喜べるようなものでも無かったように思えます。3-0で勝っていればスカッとした快勝でしたが、1-0の最少得点勝利で、得点力不足という課題はまだ解決していない様子。有馬監督の目標シーズン60得点には程遠い。
 結果、順位は暫定8位まで上がりましたね。次節勝てれば最良で6位。負ければ最悪で14位あたりまで落ちる可能性はあります。次の相手は町田さん。余り相性は良くなかったと思います。試合もすぐに来ますね。町田さんは今節の試合を山口さんと明日やります。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする