洋物を読みました
もしかしたら洋物読むの俺、初めてじゃないか?
とか思いつつ、ルイスキャロルの不思議の国のアリスを
読んでいたとか思い出しつつ
今回は、フランス人と思われます
フランソワーズ・サガン 悲しみよこんにちは
原題「Bonjour Tristesse」
古本屋で3冊買うと100円になるという
ステキなイベントがあって、我猫と蒼き狼は
手に入れていたんだが、もう1冊何にしようと
考えた挙句、適当に手に取ったのがこれ
どうやら、サガンさんという人が18歳の時に書いたらしい
ステキなけだるい小説であります
サガンさんという人がどれくらいの作家なのか
わたくし、またく知識なしで読んで書いておるわけですが
18の女の子がはたしてこれを考えていて
大丈夫かと心配するような内容でもあり
面白かったのであります、天才は凄いな18でこれかよ
そういう感想も持ちました、物語のレベルが違うわ
内容は、ぐーたらな父と娘のところに
父の愛人がいて、父を慕う女性がいて
その女性が理知的でステキで否の打ち所が無い
すばらしい女性だというのに
思春期だからか、その女性を許せない主人公である娘が
愛人を使って、父を篭絡し理知的な女性を追い出す
そんなことを考え付いて実行に移したら
ちょっとしゃれにならんぞ、おいという
凄いことになっちゃった
悲しみよこんにちは♪
と、そんな物語であります(多分違う)
かなり短い小説なので、さらさらっと読めるし
何より難しい哲学が出てくるわけでなく
18の女の子が考えついたことが、生々しく描かれていて
読みやすいのであります
内容も、盛り上がるというよりは、じわじわと進んでいく
独特のテンションで、場面ごとに右往左往する
まだ固まっていない主人公の若さが
その文体からあふれているようで面白かったです
凄いな18歳
そんな具合で、まぁ、オチの部分が秀逸だったと
個人的にはとても思うのだが
倦怠感というか、絶望感というか
どうしようもない具合と、ささいなことから
とんでもないことに発展してしまうリアルさが
幼稚さが残酷で取り返しがつかないといった
子供から大人の憐憫みたいなものが
見えたような気がするとか
ものすげぇ誉めてますが、夏の夜に読むには
うってつけでありました
もう秋になりつつあるから、だめですけどね(ぉぃ
女を主人公にする
この女が少女だったり女だったりしつつ
物語が揺れるのがとても面白い作品でありました
特に誰に萌えるとかなかったのが至極残念ではありますが
てなわけで、もう読書感想文とか書いている人
さすがにいないだろうと思いつつも
読んでいないなら、芥川の短編をいくつか読むよりは
ずっと面白いし、なにより国語の先生の
意表をつける気がするのでどうぞー
と上記まで書いてから調べてみたら
いやー、サガンで調べるとJ2の鳥栖が出てくるばっかりだが
見つけたよ、おいおい有名な作家なんじゃないかと
驚きであります
彼女自身の生涯の一部をそこで見ましたが
この作品で描かれた、どうしようもない側に少しだけ
身を置いたのか、アルコール依存症とか
そんなのになりつつ、振れる一生を送っていた様子
それを思うと、その人が最初に、こんな若い時分に、
書いた小説だと思うと、それだけでまた違う見方ができます
潜在的な風景とか
色々あるんだろうが、なかなか興味深いですね、しみじみ
もしかしたら洋物読むの俺、初めてじゃないか?
とか思いつつ、ルイスキャロルの不思議の国のアリスを
読んでいたとか思い出しつつ
今回は、フランス人と思われます
フランソワーズ・サガン 悲しみよこんにちは
原題「Bonjour Tristesse」
古本屋で3冊買うと100円になるという
ステキなイベントがあって、我猫と蒼き狼は
手に入れていたんだが、もう1冊何にしようと
考えた挙句、適当に手に取ったのがこれ
どうやら、サガンさんという人が18歳の時に書いたらしい
ステキなけだるい小説であります
サガンさんという人がどれくらいの作家なのか
わたくし、またく知識なしで読んで書いておるわけですが
18の女の子がはたしてこれを考えていて
大丈夫かと心配するような内容でもあり
面白かったのであります、天才は凄いな18でこれかよ
そういう感想も持ちました、物語のレベルが違うわ
内容は、ぐーたらな父と娘のところに
父の愛人がいて、父を慕う女性がいて
その女性が理知的でステキで否の打ち所が無い
すばらしい女性だというのに
思春期だからか、その女性を許せない主人公である娘が
愛人を使って、父を篭絡し理知的な女性を追い出す
そんなことを考え付いて実行に移したら
ちょっとしゃれにならんぞ、おいという
凄いことになっちゃった
悲しみよこんにちは♪
と、そんな物語であります(多分違う)
かなり短い小説なので、さらさらっと読めるし
何より難しい哲学が出てくるわけでなく
18の女の子が考えついたことが、生々しく描かれていて
読みやすいのであります
内容も、盛り上がるというよりは、じわじわと進んでいく
独特のテンションで、場面ごとに右往左往する
まだ固まっていない主人公の若さが
その文体からあふれているようで面白かったです
凄いな18歳
そんな具合で、まぁ、オチの部分が秀逸だったと
個人的にはとても思うのだが
倦怠感というか、絶望感というか
どうしようもない具合と、ささいなことから
とんでもないことに発展してしまうリアルさが
幼稚さが残酷で取り返しがつかないといった
子供から大人の憐憫みたいなものが
見えたような気がするとか
ものすげぇ誉めてますが、夏の夜に読むには
うってつけでありました
もう秋になりつつあるから、だめですけどね(ぉぃ
女を主人公にする
この女が少女だったり女だったりしつつ
物語が揺れるのがとても面白い作品でありました
特に誰に萌えるとかなかったのが至極残念ではありますが
てなわけで、もう読書感想文とか書いている人
さすがにいないだろうと思いつつも
読んでいないなら、芥川の短編をいくつか読むよりは
ずっと面白いし、なにより国語の先生の
意表をつける気がするのでどうぞー
と上記まで書いてから調べてみたら
いやー、サガンで調べるとJ2の鳥栖が出てくるばっかりだが
見つけたよ、おいおい有名な作家なんじゃないかと
驚きであります
彼女自身の生涯の一部をそこで見ましたが
この作品で描かれた、どうしようもない側に少しだけ
身を置いたのか、アルコール依存症とか
そんなのになりつつ、振れる一生を送っていた様子
それを思うと、その人が最初に、こんな若い時分に、
書いた小説だと思うと、それだけでまた違う見方ができます
潜在的な風景とか
色々あるんだろうが、なかなか興味深いですね、しみじみ