ハゲタカ 作:真山 仁
少々前にNHK土曜日を騒がせていた
ステキドラマ「ハゲタカ」の原作本その1であります
気になっていたところ、ようやく見つけられ
にやにやと読んでしまったのでした
面白かった
さて、感想文もなにも
上記の一言ですべて事足りる具合だったのでありますが
正直、ドラマ見てたせいで、話の違いとキャラクタの違いに
かなり戸惑ったのですが、小説は小説のよさがある
そんな具合で、本当、少しずつドラマとクロスオーバーしてるところが
あったりなかったりするが
どちらも甲乙つけがたい面白さだわ
ネタバレになってしまう事項はなかなか書けませんが
こう、なんといったらいいか
私的基準で小説らしいと評したい、ストーリーがステキで
最終的には荒唐無稽といえなくもないような
派手なラストになったりして、ステキ、ステキすぎる
主人公はドラマと同じく鷲頭政彦
ただ、実はピアノJAZZの名手という余計な設定があるんだが
後日この余計と思われた事実がものすごく活躍したりしてステキ
ともあれ、ピアニストでありながら
アメリカを戦々恐々とさせた、ゴールデンイーグルの異名を持つ
恐ろしい男であります
大阪船場で育ったという彼が、まぁ
その時に身に着けていた商法みたいなのを駆使して
ディールを進めていくとか、なんか
そんな具合で、腐った日本を買い叩くというのとは
少々違った趣でありました
ハゲタカ呼ばわりされておりますが
ドラマ同様、ちゃんと再建を見据えた上での投資が本業らしく
それはそれで素晴らしいのでありますが
日本の銀行やら政府やら、地方自治体やら老舗やら
色々と困った経営者達と戦う姿が
かっこよすぎてたまらんのでありますが
おそらくこれは
その時代をすごしながらも、まったく経済を知らなかったからなんだろう
本当のハゲタカというか、貸し剥しやら、貸し渋りやら
小説を読んで初めて、その実態を知るという
社会人としてどうかという体たらくの自分には
かっこいい世界として写るのだが
事実は死んだ生きたの世界だったんだろうななんて
思ったりもしてしまうのであります
ともあれ、この鷲頭が大活躍して
ずいずいと日本の企業を買いあさり、銀行を買いあさり
気づいたら、日本に巣食う最も凶悪なハゲタカとして
ホライズンキャピタルが君臨してしまうというお話でありました
買収劇やらも、相当面白くて
てこずるようなディールをそろそろやりたいとか
男としてかっこよすぎる鷲頭
その鷲頭のそばにある、リンハットフォードというガイジンねーちゃん
いや、ガイジンねーちゃん凄いのであります
ドラマではまったくその凄さが発揮されておりませんでしたが
相当以上のやり手でステキ、しかも、鷲頭となんかよい塩梅といった具合
恋愛要素的なものは何も無いのだが
男女が関係をもちつつ
経済という化け物相手に仕事してますよ
そういうスタイルが個人的に新鮮で楽しかったのであります
ドラマと違って、芝野さんとの絡みも
まったく異なりますので
と、なんだかよくわからんようになったが
ともあれ、面白かったのでありました
経済人といったらいいのか、社会で仕事するのって
本当大変ですよね
そういう危機感めいたものを
喚起されるにまでは至らぬものの、凄い世界もあったもんだと
小説をまるで事実のように受け入れてしまうのであります
しがらみとか、なんか色々とダメなことがあるのだ
それがわかるだけで読む価値のある
ステキ小説でありました
バイアウトも読みたい、せつせつ
少々前にNHK土曜日を騒がせていた
ステキドラマ「ハゲタカ」の原作本その1であります
気になっていたところ、ようやく見つけられ
にやにやと読んでしまったのでした
面白かった
さて、感想文もなにも
上記の一言ですべて事足りる具合だったのでありますが
正直、ドラマ見てたせいで、話の違いとキャラクタの違いに
かなり戸惑ったのですが、小説は小説のよさがある
そんな具合で、本当、少しずつドラマとクロスオーバーしてるところが
あったりなかったりするが
どちらも甲乙つけがたい面白さだわ
ネタバレになってしまう事項はなかなか書けませんが
こう、なんといったらいいか
私的基準で小説らしいと評したい、ストーリーがステキで
最終的には荒唐無稽といえなくもないような
派手なラストになったりして、ステキ、ステキすぎる
主人公はドラマと同じく鷲頭政彦
ただ、実はピアノJAZZの名手という余計な設定があるんだが
後日この余計と思われた事実がものすごく活躍したりしてステキ
ともあれ、ピアニストでありながら
アメリカを戦々恐々とさせた、ゴールデンイーグルの異名を持つ
恐ろしい男であります
大阪船場で育ったという彼が、まぁ
その時に身に着けていた商法みたいなのを駆使して
ディールを進めていくとか、なんか
そんな具合で、腐った日本を買い叩くというのとは
少々違った趣でありました
ハゲタカ呼ばわりされておりますが
ドラマ同様、ちゃんと再建を見据えた上での投資が本業らしく
それはそれで素晴らしいのでありますが
日本の銀行やら政府やら、地方自治体やら老舗やら
色々と困った経営者達と戦う姿が
かっこよすぎてたまらんのでありますが
おそらくこれは
その時代をすごしながらも、まったく経済を知らなかったからなんだろう
本当のハゲタカというか、貸し剥しやら、貸し渋りやら
小説を読んで初めて、その実態を知るという
社会人としてどうかという体たらくの自分には
かっこいい世界として写るのだが
事実は死んだ生きたの世界だったんだろうななんて
思ったりもしてしまうのであります
ともあれ、この鷲頭が大活躍して
ずいずいと日本の企業を買いあさり、銀行を買いあさり
気づいたら、日本に巣食う最も凶悪なハゲタカとして
ホライズンキャピタルが君臨してしまうというお話でありました
買収劇やらも、相当面白くて
てこずるようなディールをそろそろやりたいとか
男としてかっこよすぎる鷲頭
その鷲頭のそばにある、リンハットフォードというガイジンねーちゃん
いや、ガイジンねーちゃん凄いのであります
ドラマではまったくその凄さが発揮されておりませんでしたが
相当以上のやり手でステキ、しかも、鷲頭となんかよい塩梅といった具合
恋愛要素的なものは何も無いのだが
男女が関係をもちつつ
経済という化け物相手に仕事してますよ
そういうスタイルが個人的に新鮮で楽しかったのであります
ドラマと違って、芝野さんとの絡みも
まったく異なりますので
と、なんだかよくわからんようになったが
ともあれ、面白かったのでありました
経済人といったらいいのか、社会で仕事するのって
本当大変ですよね
そういう危機感めいたものを
喚起されるにまでは至らぬものの、凄い世界もあったもんだと
小説をまるで事実のように受け入れてしまうのであります
しがらみとか、なんか色々とダメなことがあるのだ
それがわかるだけで読む価値のある
ステキ小説でありました
バイアウトも読みたい、せつせつ