CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

風林火山 両雄死す おかわり

2007-07-18 08:34:31 | NHK大河ドラマ感想
昨日、だだ下がりしてるテンションで
レビウを書いてしまったので、全然よさが伝わってないと
まぁ、今回書いたからあがるかというと
さっぱりそんなこともないのでありますが
昨夜サラリーマンNEOやってねぇから
政見放送を最初コントと間違えて見てがっかりしたため、
口直しにと、ビデヲで録画した分を見た次第

前置きが長い

さて、何度見てもやっぱりかっこええなぁと
しみじみ感激したのでありますが
今回のサニーの力の入り方は
やっぱり尋常じゃなかったと改めて思いました
台詞一つ一つに関する気迫が違いすぎる
これで、殿の勝ちでござぁるぅっ
だとか、
~ぢゃっ!!
だとか、なんかわからんが、濃度の高い何かが
にじみ出るというか、あふれ出るというか
ともかく偉いことになっていたのであります

考えてみると引退を期していたからか
最後のやられたシーンについても
おいおい、サニー本当に死んだんじゃないか・・・
などと、見ているこっちが驚くような死にっぷり
虚空を見つめて、万感の表情なんざ
ありきたりに見えたのでありますが、
本当に生き抜いたというか、清々しさがそこにあったんだなと
改めて感心したのでありました
立派すぎて涙が出るぜ

そして殺陣としてもすさまじいことで
いつだったか、槍先で松明を弾き飛ばしたときに
やりすぎだぜサニーとか思ってましたが
あれは序章に過ぎなかったのでありますな
さす股の使い方とか、騎上での槍さばきを見ていても
凄いのなんの、大太刀はあえて使わずに
槍の尻をつかって敵をなぎ払うというのは
なるほど、理にかなっているというか、本当に当時は
そうだったのかもしれないわと
感心しきりでありました、
重たい穂先を振り回していては、敵につかまれるかもだしなあ
なんか色々勉強になる

あの騎馬乱戦シーンでは、飯富殿の奮闘ぶりが
個人的にツボだったというか、かっこいい・・・と
感激してしまったのでありますが、
あの役者さんが、おかま役やったりしてんだから
世の中色々だよなと改めて、役者さんの凄さを思うのであります
武田の家臣どもは、みんなかっこよかったな
小山田殿なんざ、ムダにかっこよすぎて笑いがこみあげてしまう
なんだあのすかしっぷりは、畜生、いいなぁ、羨ましい

転がりながら、起き上がりに敵を斬り結んだり
すさまじい殺陣のオンパレードで感激した
サニーの死に様でありましたが
ここはもう、語るに及ばずであります
凄かった、二刀ではなく、一刀一槍で構えたとき
また、コォホォオーという、サニー呼吸が聞けるかと
どきどきしたのでありますが、そうじゃなかった
というか、後々聞いてみたら
サニーってば、喘息もちだとかなんだとか、息苦しいから
あの呼吸してたのかしら・・・
恐ろしい、完全体だったら、どうなっているんだあの年齢で・・・

さて、板垣最高!と方々で言いふらしてしまう次第でありますが、
もう一つ、静かなる闘いだった甘利殿も忘れられない
竜雷太もいぶし銀の活躍でありました

いかんせん派手な立ち回りではなかったので
また、サニーが俳優として死ぬために奮戦という
競演としてはたまったものではない回だったので
目立たない退場劇となったのでありますが
竜雷太は声がいい
そうせつせつ聞き入った次第であります

殺せぇえええっ!!

村上で不意打ちに失敗して連れ去れるときの
あの発声の凄さ、判然と聞きとれるのに
悲壮感と心の底からの悔恨が汲み取れるかのような
あの声色には恐れ入ったのであります

そもそも、村上本陣に入ってからの声芸というのか
表情もあわせて、不敵な部分が凄すぎた
正直、あの後釜が馬場、真田あたりかと思うと
やはり、重厚さで負けると思うところ
ステキすぎる甘利

窮してなどおらぬわぁっ!!

吐き捨てるようないいざま
吠え掛かるような仕草、獰猛な獣っぽくてかっこよいのであります
俺も誰かに恨み言言うときはああしよう(台無し)
そう思ったかどうかはさておき、ステキでありました
脱走して、背中に矢が刺さったシーンも
なんというか、あのあたりから、涙腺が痛んで仕方なかった
ぬぁあああああっっ(エコー)
の声についても、ああ、甘利が、甘利がっ!!などと
思わず声に出してしまうくらいのすさまじさ
落馬した役者はきっと、スタントマンなんでしょうが
あそこから、板垣に全てを託すシーンの
あの、弱弱しい姿もよすぎた

あそこで、渾身をこめたサニーとの邂逅
まったくどちらも素晴らしい役者さんなので
見事な場面でありましたところ
片一方がたいしたことない奴だったら、というか
気合の入り方に差異があったら
きっと、ちぐはぐしてたんだろうと思うのであります

サニーの死に様も立派だったが
あの濃さを自然と見せた竜雷太の甘利も絶賛に値するのでありますとか

偉そうなことを書きなぐっておき
あー、やっぱり面白かった