さて、大名物を見る機会を作る
それがいかほど大変かおわかりか?
みたいなことを漫画で言われてから
やっきになっているこのごろ
少しずつ見たことのある茶器を増やしている次第なのでありますが
彦根城にて、ひこにゃんだけでなく
ちゃんと歴史的な物体として眺めようといざいざ
で、茶器の主に陶器についてそれこれ見てきたのであります
唐物鶴首茶入なんかもかわいらしいというか
たぶんあれこそが、へうげもので言われていた愛い奴
それにあたるんだろう
なんともかんとも、以前の私なら
なんだこの小汚い小壷、何がよいやら
などと言っていたであろうことが容易に想像つくのでありますが
その小汚さこそがステキと思えるというか
発想の転換?いや、ただ他人がいいっていうから?
みたいな価値観によって、素晴らしいと思えるようになる
なるほど、人間が安いのであります
なんのことやらという具合でありますが
ともかく、そういったステキ物体をいくつか見て
また、井伊家ゆかりというか、茶十徳とかいう
訓示みたいなのを眺めたり、
なかなかかっこいい形の釜やら、水指しやらを堪能しぃと
色々進んでいきましたところ
長曽根虎鉄
うお、名刀見参
相変わらず、刀は観賞のツボが全然わからないので
よいのやらどうやらさっぱりだったのでありますが
磨きぬかれた刀身と、なみなみしてる刃紋はステキでありました
青白い肌ではなかったのが、少しばかりがっかりでありましたが
たぶんそんな刀は漫画にしかないんでしょう
ともあれ、見事な刀が二振り続いたあと
いよいよ甲冑など、いわゆる
井伊の赤備えシリーズであります
赤い甲冑がぞろりぞろり、言うても3つくらいしか無かったんですが
どれもこれも無骨でかっこいい・・・
あの仮面といったらいいのか、顔半分だけ朱塗りでかたどった
ステキな物体が、かっこよすぎて悶絶
すばらしい、なんだこれは
じっくりとっくりと眺めているのでありますが
なるほど、戦国時代の武将はそんなに背が高くなかったと
よくよくわかるサイズでありましたところ
あれなら、俺着られるんじゃないかな(重すぎて動けません)
見ていると姫様用とかいって
女用甲冑まで置いてある
うわ、流石武家、娘もやっぱり出陣する気概があったのね
やや小ぶりに備えられていて、言われてみれば
どことなく女性的な作りに見える(影響されやすい)
あとは、あのものすごい角の生えた奴とか
なんかそんなのを見てから、ぼんやり
今度は井伊家が愛してやまなかったのか
能舞台シリーズを堪能するのでありました
能面についてよしあしは全然わからないので
なんともいえませんでしたが、ともかく
武家のたしなみの一つなんだろうなぁというぐらいで
さらっとスルー、ステキよね
そういう感想だけにしておく
そして、さらに進むとまたも陶器
今度は、あの幻の器、湖東焼であります
噂というか、なんでも鑑定団で見ただけですが
その昔琵琶湖の東岸北部にて焼かれていたと噂のあった
湖東焼、絵付けの技法を備えた陶器だった様子であります
金襴手やら、極彩色やらで、個人的な感想としては
京焼のそれらに近いと思われる逸品
井伊家がもちもち作らせたらしいが
桜田門外にて頭首を失い、そのまま財政逼迫、窯閉鎖となり
幻となったとかなんとか・・・
その名品がいくつか並んでおりました
ステキだったのが、盃、ぐい飲みくらいの大きさなんだが
これがまぁ、よくよく彫られたというのか
描かれた絵付けがステキ、金で飾るあたりは
侘び茶とはまた別だが、これはこれで見事だわと
しみじみ感激する次第
他にも香合やら、ツボというか水入れやら花瓶やらと
さまざまにありました
どうやら、焼が甘いというか薄いらしく
使い込んでいると絵が剥げてしまうのだそうで
まだまだ、発展途上だったんじゃないかなと焼物として
どうなのか、個人的に思った次第
おお、偉そうだ俺、ステキ俺
で、その後は、屋敷跡みたいなところを見て
終了
なんか他にも色々あった気がせんでもないが
覚えていないのでありましたとさ
で、終わってみて、ああ、よく見た
感激した、などと思っていたのでありますが
今回の大目的であった「宮王肩衝」が見られなかった
というか、展示してなかったというのが
本当、お前、貴様、ゆ、ゆるせんっ
などと憤慨しておりましたが、また行かねばならない
そんなことを思ったりもするのであります
なんで展示品案内とかをホームページに掲載していないかしら
ぷんぷん
怒りながら外に出てみると
なにやら人だかり、うろうろ近づいていくと
すさまじい爆発音、いや、炸裂音
すわ、襲撃
思って眺めてみれば、本当に襲撃というのか
鉄砲隊による火縄銃実演がなされておりました
これはこれでステキなイベント
あたり一面に独特な火薬の臭いを漂わせて
ばっかーんっ!!(本当にこんな音)
という爆発音で周囲から拍手を受ける
地元の鉄砲隊(本当にそう紹介されるのであります)によったのですが
なかなかステキ、あの音は馬が逃げるはずだぜなどと
思ったりして、一斉射、順射等々、膝立ちの姿勢で
ばっかんばっかん撃ってるところはかっこよかった
ひそかな名物を眺めた気分でありましたという
そんな、彦根旅行でありましたとさ
長浜城跡もいこうと思っておりましたが
断念しましたのでこのあたりで
その内また、見にいこうと思うのです
それがいかほど大変かおわかりか?
みたいなことを漫画で言われてから
やっきになっているこのごろ
少しずつ見たことのある茶器を増やしている次第なのでありますが
彦根城にて、ひこにゃんだけでなく
ちゃんと歴史的な物体として眺めようといざいざ
で、茶器の主に陶器についてそれこれ見てきたのであります
唐物鶴首茶入なんかもかわいらしいというか
たぶんあれこそが、へうげもので言われていた愛い奴
それにあたるんだろう
なんともかんとも、以前の私なら
なんだこの小汚い小壷、何がよいやら
などと言っていたであろうことが容易に想像つくのでありますが
その小汚さこそがステキと思えるというか
発想の転換?いや、ただ他人がいいっていうから?
みたいな価値観によって、素晴らしいと思えるようになる
なるほど、人間が安いのであります
なんのことやらという具合でありますが
ともかく、そういったステキ物体をいくつか見て
また、井伊家ゆかりというか、茶十徳とかいう
訓示みたいなのを眺めたり、
なかなかかっこいい形の釜やら、水指しやらを堪能しぃと
色々進んでいきましたところ
長曽根虎鉄
うお、名刀見参
相変わらず、刀は観賞のツボが全然わからないので
よいのやらどうやらさっぱりだったのでありますが
磨きぬかれた刀身と、なみなみしてる刃紋はステキでありました
青白い肌ではなかったのが、少しばかりがっかりでありましたが
たぶんそんな刀は漫画にしかないんでしょう
ともあれ、見事な刀が二振り続いたあと
いよいよ甲冑など、いわゆる
井伊の赤備えシリーズであります
赤い甲冑がぞろりぞろり、言うても3つくらいしか無かったんですが
どれもこれも無骨でかっこいい・・・
あの仮面といったらいいのか、顔半分だけ朱塗りでかたどった
ステキな物体が、かっこよすぎて悶絶
すばらしい、なんだこれは
じっくりとっくりと眺めているのでありますが
なるほど、戦国時代の武将はそんなに背が高くなかったと
よくよくわかるサイズでありましたところ
あれなら、俺着られるんじゃないかな(重すぎて動けません)
見ていると姫様用とかいって
女用甲冑まで置いてある
うわ、流石武家、娘もやっぱり出陣する気概があったのね
やや小ぶりに備えられていて、言われてみれば
どことなく女性的な作りに見える(影響されやすい)
あとは、あのものすごい角の生えた奴とか
なんかそんなのを見てから、ぼんやり
今度は井伊家が愛してやまなかったのか
能舞台シリーズを堪能するのでありました
能面についてよしあしは全然わからないので
なんともいえませんでしたが、ともかく
武家のたしなみの一つなんだろうなぁというぐらいで
さらっとスルー、ステキよね
そういう感想だけにしておく
そして、さらに進むとまたも陶器
今度は、あの幻の器、湖東焼であります
噂というか、なんでも鑑定団で見ただけですが
その昔琵琶湖の東岸北部にて焼かれていたと噂のあった
湖東焼、絵付けの技法を備えた陶器だった様子であります
金襴手やら、極彩色やらで、個人的な感想としては
京焼のそれらに近いと思われる逸品
井伊家がもちもち作らせたらしいが
桜田門外にて頭首を失い、そのまま財政逼迫、窯閉鎖となり
幻となったとかなんとか・・・
その名品がいくつか並んでおりました
ステキだったのが、盃、ぐい飲みくらいの大きさなんだが
これがまぁ、よくよく彫られたというのか
描かれた絵付けがステキ、金で飾るあたりは
侘び茶とはまた別だが、これはこれで見事だわと
しみじみ感激する次第
他にも香合やら、ツボというか水入れやら花瓶やらと
さまざまにありました
どうやら、焼が甘いというか薄いらしく
使い込んでいると絵が剥げてしまうのだそうで
まだまだ、発展途上だったんじゃないかなと焼物として
どうなのか、個人的に思った次第
おお、偉そうだ俺、ステキ俺
で、その後は、屋敷跡みたいなところを見て
終了
なんか他にも色々あった気がせんでもないが
覚えていないのでありましたとさ
で、終わってみて、ああ、よく見た
感激した、などと思っていたのでありますが
今回の大目的であった「宮王肩衝」が見られなかった
というか、展示してなかったというのが
本当、お前、貴様、ゆ、ゆるせんっ
などと憤慨しておりましたが、また行かねばならない
そんなことを思ったりもするのであります
なんで展示品案内とかをホームページに掲載していないかしら
ぷんぷん
怒りながら外に出てみると
なにやら人だかり、うろうろ近づいていくと
すさまじい爆発音、いや、炸裂音
すわ、襲撃
思って眺めてみれば、本当に襲撃というのか
鉄砲隊による火縄銃実演がなされておりました
これはこれでステキなイベント
あたり一面に独特な火薬の臭いを漂わせて
ばっかーんっ!!(本当にこんな音)
という爆発音で周囲から拍手を受ける
地元の鉄砲隊(本当にそう紹介されるのであります)によったのですが
なかなかステキ、あの音は馬が逃げるはずだぜなどと
思ったりして、一斉射、順射等々、膝立ちの姿勢で
ばっかんばっかん撃ってるところはかっこよかった
ひそかな名物を眺めた気分でありましたという
そんな、彦根旅行でありましたとさ
長浜城跡もいこうと思っておりましたが
断念しましたのでこのあたりで
その内また、見にいこうと思うのです