CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~信楽窯元めぐり~

2007-08-23 08:34:27 | 陶磁器を探す旅と名物
さて、暑い最中信楽で熱中症と闘いながら
ふらふらと商工会議所までやっていった私であります

信楽の兵器もさることながら、その会議所を支えているのであろう
いくつかの陶芸家の作品やらがひっそり陳列
それもまたステキだと、しみじみ感動したのであります
展示品だけあって、かなりよいものが並んでたんだが
素焼きと見まがうほどの壷がステキでありました
あの色がいい

と、偉そうなことをのたまいつつ
だいぶ涼しさで体力も回復したので
はてさてと出発、帰ろう、とも思ったのですが
なんとなく、窯元めぐりというのをしてみようか
いや、裏露地みたいなところに隠れた名店があるんじゃないかな
そういう、下調べも準備もしていない状況から
突如窯元めぐりを敢行することに

計画性ゼロのまま、凄い勢いでセミがいななく道を
どんどんと上る、そう、上り坂なのだ、なぜに
いくつか神社をやり過ごしつつ
それらしいお店を見つけては、ひっそりと中に入って
じっと値段を見てみる、ああ、やっぱり
奥まったところにあるだけで、200円も安い
同じものかもわからないが、似たようなビールカップを見て
そう感じ入った次第、やっぱり安く買うには
窯元にいかないといけないのだよ
偉そうにぶつわけです

で、窯元めぐり、というわけじゃないのだが
それらしい散歩路になっているらしい看板を発見
それにしたがって歩いていこうと思うのだが
なんだ、なんでこんなに上り坂ばっかりなんだ
俺は、窯元と登り窯さへ見られれば、いらんというのに
はるか遠くにしか煙突が見えないのが
凄い気になると思いつつも、作家さんやらの家が
ずらり立ち並ぶところを一人、とっくりと歩いていくのでありました

で、ここで信楽のおそらく焼物町であったろう場所を
小一時間、いや、それ以上か、歩き回ったのでありますが
驚いたことに、歩いた割りに何も発見できず
なんだこの徒労、M行為
自分への失望感いっぱいになっていたのですが
ともかく、二件ほどの窯元と呼ばれる場所と窯らしきもの
それらを見て終了したのでありました

さて、この窯元についてなのでありますが
いまさらながら、私はもしかすると大きな勘違いをしていたのかと
ようやく気づいた次第であります
暑い最中、もっちりと歩いて、結局見つけたのが
どこでも売ってる器が安くでている場所だけ
はて、どうしてだろう、一点ものとかないのかしら

思ったり考えたりしたのですが
陶芸と陶磁器との間に、大きな溝があることに気づく
そうか、雑器でもないが、
大量生産品=窯元
そうでないの=作家さん
そういうことではないか、ある一定水準の器をしっかりたくさん
作ることができるのが陶製会社とかになってんじゃないのか
どうなんだろうか

なんかわからんが、その窯元というところに
作家さんが作品をもちこんで焼いてもらったりとかしてるとか
器を作るというかデザインする人と
器を焼くという仕事をする人で
まったく分業になってたりするんじゃないのか
謎は深まるばかりでありました

結局、1つ50円とかで山盛りになっているところとか
唐突に値段の桁が振り切っているものだとか
色々見て、のどかな風景の中
そこで働く人であろう、頑固そうな親父どもが
何か談笑している姿を見て、終了したのでありましたとさ
何を得たというのだ私わ

まぁ、なにせ、何度も書くのでありますが
あまりの暑さ、それにつきて、登り坂ばかりのそこで
いい加減飽きたという具合、退散退散と
窯元めぐりを終わらせたのでありました
ちゃんと流通まであわせて、考えないと理解できないと
社会人として恥ずかしいかぎりの思いに至るのであります

で、ようやくでありますが
帰り際にそのまま帰ればいいのに、気づいたら陶芸の森へ
滋賀県が作ったステキ物体
信楽焼の全てがそこにあるかもしれない
よくわかってませんが、ともかく若干こじゃれた建物へ
移動となったのでありました

というあたりで、やっぱり飽きたのでまた次回