もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
作:岩崎 夏海
ちゃんと話題の本だって読むんだ
そんなわけで、恥ずかしかったけども読んでしまいました
最近話題の小説であります
本の題名が、そのまま小説の体を表しておるわけですが、
なんというか、凄く手を出しにくい表紙に
あれじゃなかったら、もっと売れてんじゃないか?と
ちょっとだけ思ったりしながらのそれこれ
大変面白かったのであります
題名のとおり、女子マネージャーが、マネージャーってなに?
って思って、手本にしたのが、ドラッカーだったという
落語の枕みたいな出だしで始まるそれであります
正直、小説というよりは、わかりやすいドラッカー入門
あれ、言葉がかぶってる?的なくらい
よくよくかみ砕かれたというか、ドラッカーという経済書を
ひとつのキーとして描かれたセカイでありました
凄く面白かった、小説としてどうかというのでなくて
ドラッカーってすげぇということで面白かったような
そんな気もする、新しい
小説としては、色々つっこみどころ満載だなとか、
読んでいるとドラッカーの面白さに気付かされるんだが、
そのせいで、ドラッカーが関係ない部分が
なんか退屈に見えてしまうとか、可哀想な感じに
なったりなんだったりでありましたが
マネジメントということが、全てに適用できる
そういうことを教えてくれる、大変ありがたい内容でありました
特に、最近よくよく聞くようになったというか
今更かよという話でありますが、
イノベーションという言葉の意味が、この本をもってして
ようやく理解できたりしたあたり、なんというか
感動でありました
思考はこう高めていくべきなんだ、目標設定とはこうするのかと
ハウツー本のように、もくもくと女子マネが
努力というか、ドラッカーを実践していく様が
痛快といったらいいのか、実際はそんな夢物語じゃなかろうというのを
うっちゃってしまうくらい、面白い体験ができる
そういう小説であります
先にも書いたけども、なんというか新しいなぁと
このジャンルに感動しておる次第であります
展開に唐突さがあったり、後半というかオチあたりでは
えー、なんて思ったりもしましたが、そういうところまでくると
ドラッカー面白いんだなという感想に支配されていて
この本が、純粋に小説としては面白くなかったと
証左しているような具合で、悲しいのですが
エンターテイメントとして、努力して報われていく姿
それが十二分に、ドラッカーという方法によって描かれていて
やっぱり、小説としても大変面白いじゃないかと
考えを改めたりしつつ
読んでいて、頑張ろう、俺もやろう
なんて、気分にしてくれたという時点で
この本は秀逸だと思われるのでありました
しかし触発されて、ドラッカーのマネジメントエッセンシャル版を
手にとってみましたが、読むに至っていない現在、
やはり、この本が面白かっただけで、マネジメントという本
その本体については、難しいんじゃないかしらと
自分のおつむの弱さを嘆いてしまうのであります
表紙で損していると思うんだけど、
あの表紙じゃないと話題にならなかったかもとも思う
なかなか、難しいですね
作:岩崎 夏海
ちゃんと話題の本だって読むんだ
そんなわけで、恥ずかしかったけども読んでしまいました
最近話題の小説であります
本の題名が、そのまま小説の体を表しておるわけですが、
なんというか、凄く手を出しにくい表紙に
あれじゃなかったら、もっと売れてんじゃないか?と
ちょっとだけ思ったりしながらのそれこれ
大変面白かったのであります
題名のとおり、女子マネージャーが、マネージャーってなに?
って思って、手本にしたのが、ドラッカーだったという
落語の枕みたいな出だしで始まるそれであります
正直、小説というよりは、わかりやすいドラッカー入門
あれ、言葉がかぶってる?的なくらい
よくよくかみ砕かれたというか、ドラッカーという経済書を
ひとつのキーとして描かれたセカイでありました
凄く面白かった、小説としてどうかというのでなくて
ドラッカーってすげぇということで面白かったような
そんな気もする、新しい
小説としては、色々つっこみどころ満載だなとか、
読んでいるとドラッカーの面白さに気付かされるんだが、
そのせいで、ドラッカーが関係ない部分が
なんか退屈に見えてしまうとか、可哀想な感じに
なったりなんだったりでありましたが
マネジメントということが、全てに適用できる
そういうことを教えてくれる、大変ありがたい内容でありました
特に、最近よくよく聞くようになったというか
今更かよという話でありますが、
イノベーションという言葉の意味が、この本をもってして
ようやく理解できたりしたあたり、なんというか
感動でありました
思考はこう高めていくべきなんだ、目標設定とはこうするのかと
ハウツー本のように、もくもくと女子マネが
努力というか、ドラッカーを実践していく様が
痛快といったらいいのか、実際はそんな夢物語じゃなかろうというのを
うっちゃってしまうくらい、面白い体験ができる
そういう小説であります
先にも書いたけども、なんというか新しいなぁと
このジャンルに感動しておる次第であります
展開に唐突さがあったり、後半というかオチあたりでは
えー、なんて思ったりもしましたが、そういうところまでくると
ドラッカー面白いんだなという感想に支配されていて
この本が、純粋に小説としては面白くなかったと
証左しているような具合で、悲しいのですが
エンターテイメントとして、努力して報われていく姿
それが十二分に、ドラッカーという方法によって描かれていて
やっぱり、小説としても大変面白いじゃないかと
考えを改めたりしつつ
読んでいて、頑張ろう、俺もやろう
なんて、気分にしてくれたという時点で
この本は秀逸だと思われるのでありました
しかし触発されて、ドラッカーのマネジメントエッセンシャル版を
手にとってみましたが、読むに至っていない現在、
やはり、この本が面白かっただけで、マネジメントという本
その本体については、難しいんじゃないかしらと
自分のおつむの弱さを嘆いてしまうのであります
表紙で損していると思うんだけど、
あの表紙じゃないと話題にならなかったかもとも思う
なかなか、難しいですね