共食い 作:田中慎弥
話題になった、芥川賞受賞作品であります
読みました、前に読んだのが、苦役列車だったことを考えると
結局、ちょっと話題になったものに、やっぱり弱いというか、
なんとも、ミーハーな自分であります
そういえば、苦役列車は映画になるらしいし
ちょっと楽しみであります
さておき、今回、そんな気分で読んだのでありましたが、
読み終わって思うところは、「やっぱり芥川賞だなあ」などと、
そんなことなのであります
なんと表現したらいいのかわかりませんが、
苦役列車の人と、作者がぜんぜん違う人のはずなのに
なんだろうか、雰囲気というか、文章の何かしらが
とても似ている、多分これが、芥川賞をとる作品の特徴なんだろう
そんなことを思わされたのです
内容は、いや、これもよくわからんというか
恥ずかしい話、この単行本を読んで、二作掲載されてたんですが、
この作者の人は、魚釣りが好きなんだろうなとか、
そんなことだったりして悲しいところ
だけども、その釣り描写が関係ないように見えて、
その描写がくどいというか、細かいというか、濃いというか、
ともかく描写されるほどに、やるせなさみたいなのが、
蓄積されていくかのような雰囲気、
これが文章をおうごとにましていくというのが
なんとも、こう、重たい、ああ、これが芥川賞の空気
そんな風に思わされるのでありました
内容は、救いようもないといったらいいんだろうかな、
共食いの意味が、ちゃんと汲み取れなかった自分の
頭の弱さを嘆きたいところでありますが、
人間の衝動と葛藤とを描いていたと、
わかったような感想が、本当、ぴたりと当てはまるというか、
そんな人間劇場が見られたと思うのであります
面白いとかとは、また別の話ですけども
そんなわけで、短編だからすぐ読めるのが
芥川賞のいいところだよねなんて思ってましたが、
なんか難しいことを考えることもなく、
なんだか憂鬱な気分になるのが芥川賞なのかもねというのも
新しい知識として加えつつ
この話題作を読み終えたのでありました
二本目の第三紀層の魚のほうが、ちょっと分かりやすかったというか
面白かったように感じるのであります
話題になった、芥川賞受賞作品であります
読みました、前に読んだのが、苦役列車だったことを考えると
結局、ちょっと話題になったものに、やっぱり弱いというか、
なんとも、ミーハーな自分であります
そういえば、苦役列車は映画になるらしいし
ちょっと楽しみであります
さておき、今回、そんな気分で読んだのでありましたが、
読み終わって思うところは、「やっぱり芥川賞だなあ」などと、
そんなことなのであります
なんと表現したらいいのかわかりませんが、
苦役列車の人と、作者がぜんぜん違う人のはずなのに
なんだろうか、雰囲気というか、文章の何かしらが
とても似ている、多分これが、芥川賞をとる作品の特徴なんだろう
そんなことを思わされたのです
内容は、いや、これもよくわからんというか
恥ずかしい話、この単行本を読んで、二作掲載されてたんですが、
この作者の人は、魚釣りが好きなんだろうなとか、
そんなことだったりして悲しいところ
だけども、その釣り描写が関係ないように見えて、
その描写がくどいというか、細かいというか、濃いというか、
ともかく描写されるほどに、やるせなさみたいなのが、
蓄積されていくかのような雰囲気、
これが文章をおうごとにましていくというのが
なんとも、こう、重たい、ああ、これが芥川賞の空気
そんな風に思わされるのでありました
内容は、救いようもないといったらいいんだろうかな、
共食いの意味が、ちゃんと汲み取れなかった自分の
頭の弱さを嘆きたいところでありますが、
人間の衝動と葛藤とを描いていたと、
わかったような感想が、本当、ぴたりと当てはまるというか、
そんな人間劇場が見られたと思うのであります
面白いとかとは、また別の話ですけども
そんなわけで、短編だからすぐ読めるのが
芥川賞のいいところだよねなんて思ってましたが、
なんか難しいことを考えることもなく、
なんだか憂鬱な気分になるのが芥川賞なのかもねというのも
新しい知識として加えつつ
この話題作を読み終えたのでありました
二本目の第三紀層の魚のほうが、ちょっと分かりやすかったというか
面白かったように感じるのであります