CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  勝利の代償

2012-06-03 20:52:45 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
視聴完了でした
嵐の後という感じでありましたが、
主人公サイドとしてずっと受け入れられていた
清盛と義朝が、さわやかな笑顔で勝利を確信というのは
非常にわかりやすくてよかったと思うのですが、
相変わらず、コント調のツンデレテンプレを踏んだりして
楽しいのでありますね、ただ、今回はあそこだけでしたが

あとは、ひたひた、暗いお話でさすがというところでありました
だいぶ濃い役者さんが減ってきたよなぁなんて
心配していましたが、どっこい、そんなの
どっちでもよいことだったといわぬばかりに
信西がドス黒くなり、後白河帝が怪しくなりと
頼もしい限りでありました
特に、後白河帝については、あの生きているというのを実感している
あのなんというか、ちょっとした精神異常をうたったような
そういう演技はずば抜けてすばらしいものでありましたね
ゾクゾクするのはこっちだよと、そんな気になりましたが
大変よろしい展開でありました

そして、真っ黒になった信西のやりざま
まだ、ずっとこらえているというでもないですが、
あの二枚舌にすらならないような
あしざまの凄さは、次の平治の乱をふまえてのことなんでしょうか
専横とは、また、違う感じがする気があって
なんとも、もやもやしますが、
頼長の日記を見つけてというシーンが、非常に象徴的というか、
あれをみて、また、あのあしざまというシーンは
ぐっと来るものがありました
ステキであります

で、今回主役はやはり、退場となった頼長様でありました
散々いろいろなところでホモホモ虐げられていましたが、
物語的にも、もう少し活躍を描いておいてほしかったと
残念で仕方ないほど、見事な役どころ
本当、天晴れでありました
センセーショナルな死に様というか、致命傷を受けるシーンから
最期をむかえるところの、あのハザマに死んでいく感じ
すばらしくよくできていたとほとほと感心
あの死をより、色濃くしたのが
そのあとの藤原家凋落を見せたかのような、
会議シーンでありましたが
なんとも、よろしい限りであります

次回は叔父上を斬るシーンで
また、世迷いごとを言うようで残念でありますが
もりもりまい進して、そろそろ、黒く政治にも強いそれを
楽しみにしたく、来週をまた待つのであります