CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  叔父を斬る

2012-06-10 20:46:34 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
無事視聴完了しました、いやー、目が覚めるほど面白かった
笑いシーンなんてのは、まったく存在しない
非常に重たい内容ではありましたが、
いままで積み重ねてきたこともあわせた、
平氏と源氏それぞれの処刑風景というのは
見せ方としてぐっと生きていたように感じました
凄くよかった、対比が抜群に生きてた
行き過ぎて、ちょっと困った

と、そんなわけでして、まさかの、
義朝が斬れないというそれでありましたが、
このあたりは史実に近いのかもしれないと思うところ
相当にこの決定に抗ったとされているそうなので、
この様相はともかくとして、話として
すごくよく消化してたんじゃないかと思うところであります
また、それぞれ切られてしんでいくそれぞれの思いも
なんというか、平家は一門一丸という感じながらも、
源氏はバラバラで、だが、それはそれで潔いというんだろうかな
義朝の苦悩もあわせて、いい見せ方だなぁと
ほれぼれでありますところ

そして、その惨劇のあとにいけしゃぁしゃぁと宴が催され、
あの、満面の笑みと、癇に障る笑い方の後白河
それを彩るテーマソングにもなってる今様
おちょくり方として、こんなに優れたものはないだろうというなか、
かつて見た、親父のそれと並んだような、
舞う清盛というのに、なんとも、成長してきたんだなという
感慨みたいなのを覚えたのであります
よくできてたなー、面白かった

その、かつて親父もこんな場で、ひどい目にあったというのを
さりげなく思い出させるように、藤原家の興亡も
ちらりとのぞかせてと、非常に気の利いた
繊細な話の作り方に感激してしまったわけでありますが、
来週以降、いよいよ第3部みたいなイメージになるんでしょうか
また、悪ぶった風の笑い方しているというのは
気になりますが、それを腹黒く動かして、
政治にからんでいってほしいと、期待するのでありました

叔父と清三朗のやりとりも泣きそうになりましたが、
義朝と鬼武者のやりとりもなかなかよかったですね、
あれは、心が通ったそれだったのか、
そうではない、あの母を見てそうすべきとした心なのか
まだわかりませんが、源氏の複雑さがよく出てて
ステキなんて感じたものであります

次週も楽しみだ