CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  清盛の大一番

2012-06-17 20:48:00 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」視聴完了です
なんだよ、インターバル回かと思ってたのに
抜群に面白かったじゃないか
とうとう覚醒した清盛が見られる!そんな、
より今後に期待をさせてくれる
ステキすぎる回であったように思うのです

大宰府に目をつけた清盛が、見事な手腕でそれをなすという、
一番見たかったそれが今回かなったという感じでありました
大宰府で、地元の天下り屋を叩いていく手法のあたりが、
いかにも、望んでいた清盛像そのままで楽しかった
まぁ、わかりやすすぎていけないねという声もあがるんでしょうが、
あれだけ、さらっと恐喝を見せてしまうあたりは
ステキ極まりないのでありますな
NHKよくあんなの流したな、このご時勢に

腹黒いやつと付き合っていくには
黒くならないとねなんて、そういう感じで開き直ったような
そういう描かれ方で、よい人とは一言もいわず、
でも、終始不気味なまでの笑顔で過ごす清盛というのが、
より一層、黒く見えて本当にステキでありました
これだ、こういうのを待ってたんだ
なんて長い前ふりから、このカタルシスなんだろうかな
龍馬伝のときも同じようなことを書いた気がせんでもないですが
主人公が明らかに成長していると見られるのは
凄く楽しいことでありますね
長いドラマを見ている甲斐ってのは、ここにあるなぁと
しみじみであります

今まで、マツケンさんは、ちょっと浮いてるかななんて
偉そうなこと言ってましたが、今回の笑いながら息子投げ捨てるあたりや、
さらっと腹黒いことやっちゃうあたりなんかは、非常によろしくて、
また、あれだけ意気揚々としていた、玉木義朝との対比もよく、
主人公として描かれながら、清濁が存在してて
ステキだわねと感嘆であります、絶賛だな

そんなわけで、後白河も遊び相手を見つけたという感じで
今後が楽しみすぎて怖いのでありますが、
さりげに、宋の天目茶碗が出てきて、割と立派な
螺鈿をあしらった天目台とともにで心憎い演出、
あれって、多分なんとかという銘までも特定できるんだろうな
いいなぁ、レプリカだろうけどほしいなぁ(無理)

そして相撲風景は、もっとクローズアップされるかと思ったら
割とあっさりでちょっと残念でありました
もうちょっと出てもよかったというか、
せめて、勝者への言葉はかけたほうがよかったんじゃないかと、
豊真将のために思ってしまいましたが、
あれだけ熱戦してて、面白かったのに、それよりも面白いものと
そういう演出だと思えば、犠牲になったのだと
悲しく思いつつ、このために出演された豊真将にも
拍手を送りたい次第であります
何気に相撲シーンは、迫力ある画面でとれてて、
関白が、思わず息を呑んで食べ物に箸をつけるところなんか、
演技のうまさもさることながら
演出も見事だったなとほれぼれでありました
いいなぁと、満足したので今日はよく眠れそうだと
書いておくのであります