CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

中国古典「名言200」

2012-06-19 21:26:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
中国古典「名言200」  著:山田史生

また懲りずにお言葉ものの本を読みました
前回読んだロシュフコーが、注釈がないからいけなかったと
反省したものでありますが、
やっぱり、注釈がついてればついてるだけ邪魔に感じてしまう
わがままでありますね

そんなわけで、訳者の人と感性があうかどうかが、
こういった本の肝なんだろうなとしみじみ感じつつ
中国古典の名言について、それこれと読み下してくれるのであります
いや、読み下すだけの本だったらまた違ったんだろうが
これに関しては、著者の読み方を紹介したり、
なんか、途中で飽きたのか、自分話が書いてあったりと
ちょっと、これはブログまとめ本か?と思うような、
えらいテケトーなつくりで驚きでありました
もっとも、その脱線そのほかも、軸があるといいますか、
言っていることは一貫されておりまして、
なるほどなぁ、そう読むんだなぁと思ったりするのですが、
それにもう一つ共鳴はできなかったのでありました

自分をどの立ち位置と考えるかということから、
なにやら、批判の精神を発揮するという感じなんだろうかなと
難しいことばを繰ってみるわけですが、
実際そこまでどうのこうのというでもなく、
もう少し力を抜いて、このあたりでという
訳者の像は見えてくるのでありますが、
なんというか、お言葉本としては、なんか違うなと思わされたり、
哲学は難しいとか、よくわからないおとしどころであります

とりあえず読んだ、何かよい言葉があったかというと
覚えていないといった、最悪きわまりないそれですが、
どこから読んでも大丈夫な本として、
電車のみちみちにステキと思う本でありました
えり抜きで読むよりも、さっさと論語あたりを
しっかり読んだほうがよいんだろうかとも
思ってしまうのであります