犯罪 作:フェルディナント・フォン・シーラッハ
ドイツの弁護士が書いた、
犯罪をテーマにした短編小説集でした
凄い面白かった
「犯罪」をテーマにしているだけで、
ミステリーとは少し違う、さりとて、
謎解きというか、その動機やトリックがないわけじゃない
そんなわけで、なんというか、
その事件に関わる様々な模様といいますか
物語をいくつも描いた話でありました
本当に物語的といいますか、
まぁ、なんだろうか、感動に近い
不思議な読み応えを覚えたのであります
泣いたとかと違うんだが、
凄い、読んだ、満足したという気持ちが強い読後感
基本的には、弁護士がその事件を弁護するにあたって、
少しずつ、その事件のあらましを語るような、
また、描写するような内容でありまして
完全に敗北が確定しているような不利な事件も、
本当はこうであったと、その実が暴かれるでもなく
弁護される、それによって納得のいくような、
あるいは、不条理とも思えるような帰結へと
消えていくのが魅力的でありました
たまたま、この短編を日本で作るためにだったのかわかりませんが、
日本趣味的な内容も、何篇が見られまして、
これはこれでなかなか面白いと読み応えのある
ステキ小説ばかりでありました
罪を犯し、逃げた先で聖人のように過ごした男の話なんて、
なんというかな、人情で裁くことはいけないと想いつつも、
そのストーリーに魅入られるというか、
物凄く感情移入させられて、不安と結末の喜びに
なんか、凄く感激させられたりしたのでありました
全部が本当とは思えないんだけども、
そうだったらいいと、これほど思える内容は
なかなかないと勝手に想いいれを募るのであります
また、どれもこれも、どこか狂人めいた犯罪者ばかりで、
その狂気にあてられるかのように、
ひとつひとつの事件と動機が、
なんとも生々しくあるようで、
読み出すと止まらなくなるようで
非常によかった
そんなわけで、近々、別の本も読んでみようなんて
思ったりするわけでありました
ドイツの弁護士が書いた、
犯罪をテーマにした短編小説集でした
凄い面白かった
「犯罪」をテーマにしているだけで、
ミステリーとは少し違う、さりとて、
謎解きというか、その動機やトリックがないわけじゃない
そんなわけで、なんというか、
その事件に関わる様々な模様といいますか
物語をいくつも描いた話でありました
本当に物語的といいますか、
まぁ、なんだろうか、感動に近い
不思議な読み応えを覚えたのであります
泣いたとかと違うんだが、
凄い、読んだ、満足したという気持ちが強い読後感
基本的には、弁護士がその事件を弁護するにあたって、
少しずつ、その事件のあらましを語るような、
また、描写するような内容でありまして
完全に敗北が確定しているような不利な事件も、
本当はこうであったと、その実が暴かれるでもなく
弁護される、それによって納得のいくような、
あるいは、不条理とも思えるような帰結へと
消えていくのが魅力的でありました
たまたま、この短編を日本で作るためにだったのかわかりませんが、
日本趣味的な内容も、何篇が見られまして、
これはこれでなかなか面白いと読み応えのある
ステキ小説ばかりでありました
罪を犯し、逃げた先で聖人のように過ごした男の話なんて、
なんというかな、人情で裁くことはいけないと想いつつも、
そのストーリーに魅入られるというか、
物凄く感情移入させられて、不安と結末の喜びに
なんか、凄く感激させられたりしたのでありました
全部が本当とは思えないんだけども、
そうだったらいいと、これほど思える内容は
なかなかないと勝手に想いいれを募るのであります
また、どれもこれも、どこか狂人めいた犯罪者ばかりで、
その狂気にあてられるかのように、
ひとつひとつの事件と動機が、
なんとも生々しくあるようで、
読み出すと止まらなくなるようで
非常によかった
そんなわけで、近々、別の本も読んでみようなんて
思ったりするわけでありました