CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

軍師官兵衛  囚われの軍師

2014-05-19 21:54:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
視聴完了いたしました
今週は、パパが凄かった、あれこそが戦国大名、
あと、さらっと戦国大名っぽかったのは中川、
あの生き方も見事

命の軽重みたいなのをドラマとして見せられると
どうも鼻白んでしまうよくない私でありますが、
今回みたいな、家と比べて家をとったみたいな、
ああいう話はたまらなく大好きであります
いずれかと、比べられないものを比べて判決する
素晴らしい、その葛藤こそ
見たかったドラマでなかろうか
なんだか偉そうなことをのたまうほど良かった

そんなわけで、職孝の生き様が見事でありまして、
あれを代理当主とはいえ、先代の威厳を保ちつつ、
さりとて苦渋をにおわせるそれであるという役
これを息子の嫁に聞かせるというのは
非常によい芝居でありました
この演技は前半のMVPではないかというほどであります

また、さりげなく、これと前後しての
御着の殿の演技もまた良かったのであります
殿が、職孝を想いながらもそうしたという
裏切りというか、義理や人情を己のために切った、
そこをかみ締めるという演技が
きわめて光っておりまして
凄くよかったのでありました、
あれがまた、涙じゃなくて、鼻水が出てるというのが
なんというかな、それまでの殿のようでもあり、
またここで見せた、戦国武将の姿であったようでもと
褒めて仕方ない見事さであります

あとは、信長のあしざまも見事でありましたし、
バカ将軍のバカっぷりも、輪をかけて見事になってるしと
なんというかな、見所が多すぎて
たまらないという具合でありました

しかし、キーマンというか、あれこれと思わされるのが、
中川の生き様でありますけども、
なんというかな、官兵衛というか、松寿丸のことも、
清秀のせいになるんじゃないかと
冷や冷やしてしまうのであります
なんか茨木に対してうらみでもあるんだろうか
この脚本の人わ、
そう思うほどに、見事な小物というか、
戦国時代を泳ぎたくる中川が生き生きしていてステキです
これでもう、死に様で酷い目にあうというのが、
なんとなしか、決まったなと
思わなくもないのでありました
下手すると、それを知った秀吉あたりが
わざとハメるんじゃないかしらね
楽しみだわな

そんなわけで、アクションが冴え渡る官兵衛でありますが
いよいよ土牢に入るということで、
今後、まったくそのような見せ場もなく
ぐったり過ぎるのでありましょうが
楽しみにしていきたいのでありましたとさ