CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】土曜時代ドラマ 悦っちゃん

2017-10-05 20:20:34 | ドラマ映画テレビ感想
感想書くほど見入ったかといわれると
さほどではなかったのでありますが、
なんか調べてみると、随分と有名な長編小説だそうで、
過去に何度か映像化されているそれだった模様
まったくそうだとは思わなかったんだが、
言われてみれば、どことなし、夫婦善哉みたいな雰囲気よなと
思ったりもして、昭和の小説風景を
見事に映像化していたといえば、その通りであると
納得の一作でありました

特段に、これが面白かった、よかった
そういう感じではなかったんだが、
全体的にふわっとしつつ、てんやわんやして
昭和っぽい人情があって、しょーもないといえばしょーもない
色恋があってという物語で
肩の力を抜いて、ぼやっと見て、なんとなし
楽しい気分に浸れたとそういう気持ちで見終わった次第であります

演技が全体的にわざとらしいというのが
癖になる感じでありまして、個人的には西村雅彦さんの
昭和の親父っぷりが見事というか、そうそうこういう感じの人
昔なんかのドラマで見たことあると、
あれが、当時のスタンダートだったんじゃねぇかと
錯覚させられるほどの「親父」っぷりに
感嘆だったのでありました、面白かった、もうあれは理屈じゃないな
そういう現象だとしかいい得ないような見事さでありました

内容も、昭和ならではと言うとなんでもそれで片付いてしまいそうだが、
縁組や、家と家とか、人間模様なんかの濃厚さというか
現代では考えづらいけども、聞いたことがあるという関係性が
さらっと描かれていて凄い面白かったのでありました
だいたい、良く考えてみるとああいう狭い部屋で一家揃って寝てたんだよなぁと
思ったりもするわけである、
あと居候みたいなのがいたりとか、そういうお話もなぁ

自分の親世代ですら、あれはないというくらいの昔でありながらも
なんかそうであったと納得させられそうな感じが
朝ドラとは違う意味でしっくりときて面白かったのでありました

物語としてはめでたしめでたしながら、個人的に満足なのは、
ご令嬢と作曲家が最終的にくっついたというのが
もう、ご都合きわまれる感じながらも嫌いじゃないというか
大好きな展開で、あれだけでこの物語よかったというか
丸く収まってたんじゃねぇかと思わされるようなそれこれで
新しいお母さんが、そもそも嫁ぐ先以外はみんな幸せになって
よかったねなんて、思ったのでありました

あまり難しく考えてはいけないのであろうと
そういうことにしておく