CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】ハリウッド・コレクション:想い出のスティーヴ・マックィーン

2019-11-01 20:58:54 | ドラマ映画テレビ感想
正直、映画というジャンルではない、
ドキュメンタリー映像作品であります
年齢的に、私よりもかなり上の世代にとっての
ヒーローだと思うんだが、親父の影響で私もかなり好きな俳優である
スティーヴ・マックィーンについての生涯を語った映像でした

若い頃からかなりの札付きの悪だったけども、
ちょっとしたきっかけで、俳優、演技をするということの面白さに気付き、
ある種真面目に、ぎらぎらと出世のためにと、
そのキャラクタのまま、俳優業に目覚めたといういきさつから、
なんとか、自分のキャラクタの殻を破ろうと
様々に取り組んでは失敗したり、
上昇思考がゆえに喧嘩も山ほどしたりと
大変だった男の姿が描かれていました

アクションスターとして、その姿とアクション演技によって
地位を築いていきつつあったけども、
どうしても、より大きなスターダムとなるために
そういうテレビ俳優的なものでは終わらず
大きな、大俳優になりたいという気持ちがあったのか、
理知的な役にも挑戦して、物凄く失敗していたりというあたりが
非常に興味深くて面白かったのでありました

この時代というか、やはり、俳優という職業は
どうしてもそうしたくなる恐怖心に付きまとわれるものなんだろうか、
マリリン・モンローもそうだったと聞くに
色々考えさせられるのであります

よくいえば、やんちゃ、というまま、スターにもなり、
成功を収めていくのだけども、子供を持ったことで
何か大きな変化が訪れていたという
人並みな部分というのが、随分魅力的だと感じたのであります
前の奥さんがコメンタリーで話していたのだけども、
子煩悩な部分があったというのには
なんか、微笑ましいものを感じたのでありました
それがまた、人間味というか、何かに影響していたのかもとも
思わされたのである

荒野の七人、大脱走、シンシナティキッドなんてあたりで
かなりの地位を築いていたけども、その後、
栄光のルマンで見事に失敗して、ほぼ廃業状態となって、
それでもカムバックして、見事、タワーリングインフェルノで
不動の地位を手に入れたと
そのあたりが大変面白かったんだが、ここで
人生が一区切りしたみたいになってというのも
なかなか興味深いところでありました

自分がやりたいことを、やりたいようにやっていたとも
とれる感じではあるものの、レーサーのようなことというか
もはやレーサーという時代を過ごしていたり、
なんともマックィーンという人生を走り抜けていった感じが
凄い魅力的に見えたのでありました

個人的にゲッタウェイのアリマグローとの関係が好きだったので
どっかで出てこないかなと思っていたけども、
そこは、やはり前妻に遠慮したのか出てこずの内容だったけども
孤児院に寄付をしていたくだりだとか、
人間臭さが出ているエピソードが聞けて、凄く楽しかったと思えたのでありました
好きな俳優なんてのは、なかなかできてこないもんだが、
マックィーンは別物だなんて、信じて今も生きてるのである