生命式 作:村田 沙耶香
気持ち悪いテーマを扱った小説でありました
そりゃ話題になるわなと感じたというか、
まぁ、なんだかんだ、がっつり読んだのだけども、
ネタバレになるかどうかわからんが、
生理的嫌悪を催す内容を扱っていて、
なかなか衝撃的作品だと感じたのであります
短編集なんだけども、そろいも揃ってそういうテーマ、
確かにそこに嫌悪を覚えるのは、自分が何かに凝り固まっているからかもと
思ったりもしてしまうんだけども、そういうテーマだからこそ浮き彫りになる、
みんながなんとなく考えることというのは、
よくわからない規範というか、みんなの流れによるのだと
そのあたりをつついたようで面白くもありました
何が正常で、何が異常なのか、
このあたりが巧妙で、凄い気持ち悪いことが当たり前の世界と、
その逆、つまり、今現在のこの世の中も実は気持ち悪いんじゃないかという指摘が
入り乱れているというか、差がないという感じがして
あーなるほどなぁ、でも、やっぱりやだなぁとか
あれこれ思わされたのであります
異文化コミュニケーションを無闇にありがたがるという風潮を
辛辣に風刺というか、あまりにも滑稽に描いていて
それが行き過ぎて不気味になるという味付けが
うまいなぁと思いつつも、そういうことあるなぁと
なんだか、うすくらい気分になりながら
読み終えたのであります
すっきりするような本では断じてない
気持ち悪いテーマを扱った小説でありました
そりゃ話題になるわなと感じたというか、
まぁ、なんだかんだ、がっつり読んだのだけども、
ネタバレになるかどうかわからんが、
生理的嫌悪を催す内容を扱っていて、
なかなか衝撃的作品だと感じたのであります
短編集なんだけども、そろいも揃ってそういうテーマ、
確かにそこに嫌悪を覚えるのは、自分が何かに凝り固まっているからかもと
思ったりもしてしまうんだけども、そういうテーマだからこそ浮き彫りになる、
みんながなんとなく考えることというのは、
よくわからない規範というか、みんなの流れによるのだと
そのあたりをつついたようで面白くもありました
何が正常で、何が異常なのか、
このあたりが巧妙で、凄い気持ち悪いことが当たり前の世界と、
その逆、つまり、今現在のこの世の中も実は気持ち悪いんじゃないかという指摘が
入り乱れているというか、差がないという感じがして
あーなるほどなぁ、でも、やっぱりやだなぁとか
あれこれ思わされたのであります
異文化コミュニケーションを無闇にありがたがるという風潮を
辛辣に風刺というか、あまりにも滑稽に描いていて
それが行き過ぎて不気味になるという味付けが
うまいなぁと思いつつも、そういうことあるなぁと
なんだか、うすくらい気分になりながら
読み終えたのであります
すっきりするような本では断じてない