氷菓 作:米澤穂信
今更といった感じでもあるのだが、
アニメ未見なので、純粋に米澤先生の小説として堪能したのである
まぁ、シリーズの他のを読んでいたので、この原点である一冊をようやっと読んだわけだが
改めて、大人びたというよりは、ずいぶんと枯れた高校生だよな
おまけに、まだ15歳とか、どうかしてるだろうと
思ったりしながら、寂しい事件の結末を追ったのでありました
省エネ高校生たるホータロウが、姉の強引な勧誘というか指令によって
古典部なる部活に関わることとなり、そこからバラ色の高校生活が始まると
まぁそういうお話だったなと、この一遍だけで完成度が高いなと
ちょっと驚いて読み終えたのでありました
シリーズにするつもりはなかったのだろうと思うのだが、
一人の青年の心の変遷がしっかりと描かれていて
ちょっと気障ではあるけども、わかりやすくうつろうといった感じが
凄く丁寧で、とてもよかった
他の学友たちも、あれこれと出てくるけども物語を回すそれだけであり
キャラクタものというではなく、
あくまで氷菓という冊子が主役といえばいいのか、
ある高校生の過去とでもいいような事件を解明することで
彩りにあふれた世界が見えるといえばいいか、
姉の真意が何であったか、そのあたりも含めて、非常に面白い物語だった
千反田の影響というのが、恋愛ではない熱量として
若者の青春として描かれていた
そういう物語と思うと、非常に楽しいというか
いい物語だったと、感動して読み終えたのでありました
今更といった感じでもあるのだが、
アニメ未見なので、純粋に米澤先生の小説として堪能したのである
まぁ、シリーズの他のを読んでいたので、この原点である一冊をようやっと読んだわけだが
改めて、大人びたというよりは、ずいぶんと枯れた高校生だよな
おまけに、まだ15歳とか、どうかしてるだろうと
思ったりしながら、寂しい事件の結末を追ったのでありました
省エネ高校生たるホータロウが、姉の強引な勧誘というか指令によって
古典部なる部活に関わることとなり、そこからバラ色の高校生活が始まると
まぁそういうお話だったなと、この一遍だけで完成度が高いなと
ちょっと驚いて読み終えたのでありました
シリーズにするつもりはなかったのだろうと思うのだが、
一人の青年の心の変遷がしっかりと描かれていて
ちょっと気障ではあるけども、わかりやすくうつろうといった感じが
凄く丁寧で、とてもよかった
他の学友たちも、あれこれと出てくるけども物語を回すそれだけであり
キャラクタものというではなく、
あくまで氷菓という冊子が主役といえばいいのか、
ある高校生の過去とでもいいような事件を解明することで
彩りにあふれた世界が見えるといえばいいか、
姉の真意が何であったか、そのあたりも含めて、非常に面白い物語だった
千反田の影響というのが、恋愛ではない熱量として
若者の青春として描かれていた
そういう物語と思うと、非常に楽しいというか
いい物語だったと、感動して読み終えたのでありました