さくら日和 著:さくらももこ
さくらももこのエッセー本
中学生くらいの時に「〇〇の〇〇〇〇」シリーズをよく読んでいたが
そのあとくらいに出たもので、著者であるさくらももこさんが離婚した頃だそうで
そこも笑いにしつつ、相変わらずの語り口で、なんということもない日常が描かれている
まんま、ちびまる子ちゃんの世界だよなと思うのである
どの話しも面白いのだが、やはり、父ヒロシをはじめ
家族を描いたものががぜん面白くて、ちびまる子ちゃんのリアル版といっていいのか
内容が劇画タッチみたいな感じで楽しかった
熱が入ってるのか入ってないのかわからない、珍妙な語り口が素晴らしいので
久しぶりに読みながら笑わされてしまった、凄い力だ
息子に自分がさくらももこであることを隠して過ごしているという話しが頻繁に出てきて、
その息子とも対決が大変面白いのだが、その息子のダメなところというか
きかん坊なところが、完全に子供のころの自分と一致していることに慄いていたり、
そのきかん坊がおばあちゃん、つまり、ももこの母と喧嘩しているという様が
完全に自分が通った道だという発見があるとか
そういう話しはいいから、さっさとなんとかしろよという
どっからつっこんだらいいかわからないが、気づいたら、自分もさくら家に飲み込まれてしまうような
不思議な家族の力が感じられて大変よい
これを書いたのはまだ若かりし頃ながら、自分に何かあったときのためにという話しが
これまた面白おかしく書かれていたんだが、
先日まだ若いのにお亡くなりになられたという事実が
なんともしんみりさせるなと思ったのである
とはいえ、この時心配していた息子氏のことも、いくら若くして亡くなったとはいえ
しっかりと成長してからのことであろうと思えば、心配は取り越し苦労であったのかと
しんみりしてしまった
姉も含めて、しかし、辛辣な口喧嘩をする家族だなと思いながら
ヒロシの偉大さを改めて感じる、おっさんになった自分である
家族内でこういうおおらかに構えてられるというか、
何も考えていないようで、ちゃんと気を遣えているヒロシという存在の偉大さが
ちょっとわかるような気がしてしまうのである
さくらももこのエッセー本
中学生くらいの時に「〇〇の〇〇〇〇」シリーズをよく読んでいたが
そのあとくらいに出たもので、著者であるさくらももこさんが離婚した頃だそうで
そこも笑いにしつつ、相変わらずの語り口で、なんということもない日常が描かれている
まんま、ちびまる子ちゃんの世界だよなと思うのである
どの話しも面白いのだが、やはり、父ヒロシをはじめ
家族を描いたものががぜん面白くて、ちびまる子ちゃんのリアル版といっていいのか
内容が劇画タッチみたいな感じで楽しかった
熱が入ってるのか入ってないのかわからない、珍妙な語り口が素晴らしいので
久しぶりに読みながら笑わされてしまった、凄い力だ
息子に自分がさくらももこであることを隠して過ごしているという話しが頻繁に出てきて、
その息子とも対決が大変面白いのだが、その息子のダメなところというか
きかん坊なところが、完全に子供のころの自分と一致していることに慄いていたり、
そのきかん坊がおばあちゃん、つまり、ももこの母と喧嘩しているという様が
完全に自分が通った道だという発見があるとか
そういう話しはいいから、さっさとなんとかしろよという
どっからつっこんだらいいかわからないが、気づいたら、自分もさくら家に飲み込まれてしまうような
不思議な家族の力が感じられて大変よい
これを書いたのはまだ若かりし頃ながら、自分に何かあったときのためにという話しが
これまた面白おかしく書かれていたんだが、
先日まだ若いのにお亡くなりになられたという事実が
なんともしんみりさせるなと思ったのである
とはいえ、この時心配していた息子氏のことも、いくら若くして亡くなったとはいえ
しっかりと成長してからのことであろうと思えば、心配は取り越し苦労であったのかと
しんみりしてしまった
姉も含めて、しかし、辛辣な口喧嘩をする家族だなと思いながら
ヒロシの偉大さを改めて感じる、おっさんになった自分である
家族内でこういうおおらかに構えてられるというか、
何も考えていないようで、ちゃんと気を遣えているヒロシという存在の偉大さが
ちょっとわかるような気がしてしまうのである