CLASS3103 三十三組

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【読書】半導体探偵マキナの未定義な冒険

2018-05-21 21:13:29 | 読書感想文とか読み物レビウー
半導体探偵マキナの未定義な冒険  作:森川 智喜

ほのぼのした小説でした
タイトルから、相当にサイエンスというか数学的なんじゃないかと
期待して読んでしまったのでありますが、
そんなわけではなく、高性能AIを搭載したロボット少女が、
様々な事件を解決していく探偵小説でありまして、
論理立てて、様々な事象を解析しながら
事件の真相にたどり着くという
きわめてオーソドックスな内容でありました
ほのぼのと読めて楽しかった

人死にとかが出てこない、安心安全な物語で、
若干物足りなさも感じたりしたものの
暗いところがないというのはよいことで、
些細なことを依頼と捉えて、その依頼の本当の意味は何かと
ロジックに従って突き詰めて、本当の意味での解決を目指すというのは
なかなかステキなことであるなと、
論理の難しさというか、コミュニケーションの妙ともいえるような
本当に必要なものは何かを探るゲームのようでもあって
なかなか楽しかったのでありました

物語としては、様々なロボット探偵が出てきて、
それぞれ少しずつバグがあるから、なんかロジックがおかしい
そのロジックのおかしさがどこなのか考えるという
論理クイズめいたところもあったりして、
だけども、そんなに難しい話ではなく、ほんわかとした物語を
ゆるりなぞっていくと、解決していくようなもので
なんとも、ゆるやかに楽しめたのでありました


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