CLASS3103 三十三組

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土曜ドラマスペシャル  キルトの家

2012-02-07 23:10:51 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマスペシャル「キルトの家」

ドラマというか、なんか演劇を見ているような
そういう気分になった不思議なお話でありました
たぶん、そういう脚本なんだろうなということなんですが、
ある町にわけありの若い夫婦がやってきて、
それが、町の不思議な人たちの集会に顔を出してと

やっぱりそう書いていると
演劇向きというか、演劇の題材だよなぁと
そんなことを感じる次第
感動とは違うような気がするんですが、
ついつい見つめてしまうというか、見入ってしまう
脚本に呼び込まれたかのような面白さがありました

大きな事件というよりは、いろいろと折り重なった、
様々な事情というのが、人間関係というか
人間模様とともに描かれていって、
その日常をつむいでいるだけで、大きな達成感みたいな
そういうものとは別の、でも、物語として一つの完結を迎えると
なんか、見ていて、ああ、面白かったなぁと
ぼんやり思い抱くというそういう感じで
実に不思議な視聴後でありました

大変面白いと思いつつ、
大きな暗い事件が起きるわけでもなく、
でも、何かしら不幸とは違うけども、
残念な事件と呼べるだろうかというレベルのことがおきて、
でも、それもまたそういう日常の一部で、
なんか、急激に寂しくなってしまったねと
そういう目に見えない破綻みたいな情景にも見えるんですが、
それは、見ている側の問題で、当事者たちも
そのもの寂しさを覚えつつも、また新しく
その違う日常を続けていくようなとまぁ、
偉そうにあれこれ物語りたくなるような、
わたし好みのそれであったと、そういうお話であります

不思議というのか、当たり前で、よくできている本とは
つまるところこういう本をいうのかと、
そんな思いも感じたりしつつ、
テーマというんだろうか、ともかく
物語がとても凄いんだけど、説明すると
どの事象も、あの感じを言い表せないと
不思議で仕方ない、あのステキさは、なかなかよかったなぁと
また、違う話に期待してしまうのであります

この枠は面白いなぁ


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