CLASS3103 三十三組

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NHK土曜時代劇 忠臣蔵の恋~四十八人目の忠臣~

2017-03-03 17:50:38 | ドラマ映画テレビ感想
いまさらながらに、忠臣蔵という題材は
時代劇に分類されるんだなと思い出したのであります
いや、新撰組でも時代劇シリーズでやってたから、
歴史モノと、時代劇の垣根は思ったほど
はっきりしてないのかもとも思ったりしつつ
結構楽しく見終えたのであります

久しぶりといえるのかわかりませんが、
忠臣蔵モノの時代劇というわけで、
年末あたりは、話も時期も合っていて、
わくわくして見ていたのでありました
非常にオーソドックスな仇討ちものの様相で、
吉良を必要以上に悪く描かないし、
浅野をぼんくら扱いしないという感じで、
安心して見ていられる忠臣蔵でありました

てっきり、討ち入りを果たしてめでたしめでたしという、
喜代さんの内偵大活躍路線かと思っていたのでありますが、
まぁ、実際大活躍だったわけだけども、
討ち入りを果たしたところで話が終わるわけではなく、
まさかその後、大奥双六に突入するとは
夢にも思わず、本当にこんな話があったんだろうかしらと
なんだかんだ楽しかったのでありました

忠臣蔵の話は、だいたい知ったとおりの内容だったので、
さほどに語る部分はなかったのであります
大石も放蕩でたぶらかすシーンとかなしに、
淡々と討ち入り準備を進めていたし、主税が居たのかどうかさえも
よくわからん感じだったのが、ある意味斬新でありました
忠臣蔵は、大石親子と不破、そして安兵衛くらいで話が進むと
勝手に思っていたわけでありまして、
あんなに近習やら、派閥めいたものがあったとは
つゆ知らぬままでありました、
そのあたりもなかなか面白かった、考えてみれば当たり前なんだけども
身分差というか、所属の差があるわな

で、仇討ち終わって、その始末もついてと
めでたし的なところかなと思ってから、今度は浅野再興という
野望といえばいいのか、あれを喜代に託すのは
ちょっと可哀想すぎるんじゃないかと
思わなくもなかったんだけども、
革命闘士の女みたいな感じで(酷い)、宿命というか、自分の運命を定めて
大奥で、あれよあれよとお世継ぎを作るまでいってしまうというのが
話の筋として出来すぎだろうと思ったんだが、
どうも、なかなかそういう事実っぽいこともあったようで
歴史というのは、案外
そうやって、思ったとおりに作られていくのかもなと
感慨深く見たのでありました

その後の、吉良と浅野の話なんて
まったく知る由もなかったのでありますが
無事、浅野は再興されていたというお話で、
将軍家としては、その後、なべ松も早世し、吉宗の時代になるかと思うと
喜代は可哀想だなと思わなくもないのだけども、
あれはあれで、ひとつ、仕事を成したというべきなのか
物語としてもそういう終わりを迎えたわけだけども、
なかなか、生きることについて考えさせられる内容だったと
感じた次第でありました

まぁ、難しいことはおいて、やっぱり、三田佳子さんが上手すぎるなと
結局ここに尽きてしまう


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