CLASS3103 三十三組

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【読書】線一本からはじめる伝わる絵の描き方

2021-06-08 21:30:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
線一本からはじめる伝わる絵の描き方  著:清水眞

本というか、教材でした
別に何か描こうと思ったわけではないのだけども、
「伝わる絵」というワードに、思うところがあったので
せっかくだからと読んでみたんだが、
絵を描くということをロジカルに説明していて
思いのほか面白かったのでありました
ちゃんと勉強したことなかったけど、
透視図法とか、つまるところこういうことなんだなと
これらの基本をとりあえず押さえておくだけで、
なんか出来そうな気がしてきた
そんな本でありました

人体の骨格を意識するというのと、
図形をある点からの角度を決めて描くということ、
これを守るだけで、随分とイラストなんかが解りやすくというか、
伝えやすいそれになるというのは、なかなかよいことで
この考え方の部分を大切にしたいと思ったのでありました

テクスチャというか、鉛筆の濃さ、そのつけかたや消し方、
素材の感じを何度も練習なんていうのがなかなか面白くて
これを小学校なり、中学校なりの美術で習ったらもっとよかったんじゃねぇかと
ちょっと考えたりしたんだけども、その頃に実際は習っていたのかもしれんな
どうだったんだろう、まったく覚えがないが
絵心とは別に、論理的に絵を描くことができる
そんな勇気をもらえるようでもある

設計図じゃないけど、アタリをとって
それに即して描くというのが、きちんとした絵の根底にあるんだろうと
改めて思い知ったりしたわけなんだが、
うまい人というのは、これを感覚で体得しているなり、
あるいは、手先が脳のイメージをそのまま投影できるようにできてたりするんだろうと
色々、自分にはできないが、理屈で理解できる内容に
あれこれと納得したのでありましたとさ

上手いじゃなくて、伝える、正しい情報をプットするという
それを学べる本だったように思うのであります


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