CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】グレート・リセット

2021-06-07 20:50:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
グレート・リセット  著:クラウス・シュワブ

アフターコロナの世界はどうなるか、
それについて論じた本でありました
コロナから半年くらいの頃に出た本のようなので、
今と当たっているかを重ねながら読むと
なかなか趣深かったのでありますが、
正直、あれこれ書かれすぎていて情報過多というか
よくわからんと、とっちらかった印象でありました
あれもありうる、これもありうると
そういうことが多すぎるから、わけわからんとそういう感じ

通勤時間で、つらつら読むという方法に
最も向いてない本だなと、ちゃんと読みこんで
その理路を整理しながら読まないといけなかったと反省しつつ
とりあえず、アフターコロナと呼ばれる時代になるにつれ、
それまでと消費行動と、なによりも意識が変わってしまうと
いいのか悪いのか、それは起こらないとわからないといった
ある種無責任なお話であります、当たり前だけどもな

さまざまなことがリセットされる、それまでの積み上げが意味をなさなくなる
そういう事例があちこちで見られるようになったというのがありつつ、
コロナのおかげで、それまで、だまくらかしていたことが
見事に顕在化したということだったり、
人の絆が案外強くなったといった事例もあったり
そんなことが書かれていたんだが、この絆がどうしたなどの
いい話というのが、割と序盤はあちこちで見られていたけど
長くなるにつれて、やっぱり我慢がきかないのか
そうならなくなってきた、ある意味、この状態に慣れてきていて、
考え方がリセットされつつあるというのも
興味深いところであります

人々の意識が、物質的な裕福さではなく、時間の使い方
その大切さに向いてきている、
そこでできる経験というものの価値があがっている、
雇用も著しく損なわれたが、それを保障する制度もでてきたり、
それが足らなかったり、国との差もあるが、
貧富の差が、影響度に大きく差をつけているといったことなどなど
あれこれ、見つけ出したらきりがないという感じでありました

結局、この本が、アフターコロナでどうなるかを予言しているわけでもないし、
そこまでで起きたことを綺麗に整理していたわけでもない、
どうなるかはわからないから、自分で考えて、
アフターコロナ、いや、コロナ最中に意識として変わったこと
リセットされたことをもう一度見つめて、新しい世界で生きていこうと
そんなお話で〆られたのであります

しかし、世界的にうつ病が増えたというのが、
いまだに信じられないんだが、世の中、本当に人と出会いたい人が多いんだなと
改めて思い知ったりするのであった
西洋人特有の性質なんじゃないかと勘繰ってしまうんだが
どうなんだろうな


最新の画像もっと見る

コメントを投稿