CLASS3103 三十三組

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【読書】007 白紙委任状

2021-06-01 21:20:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
007 白紙委任状  著:ジェフリー・ディーヴァー

映画も含めて、初めて触れた007、ジェームズ・ボンドでありました
超有名なものというのは、意外と触れる機会がないもので
ショーンコネリーはもとより、それ以後の歴代ボンドシリーズもさっぱり知らないので、
スパイアクションものとして、ただただ楽しんだ
そんな読書になったのであります

スリルとサスペンス
なんていう、ありきたりの言葉が、ふんだんに詰まった内容で、
本当に最後まで、手に汗握る展開というか、裏切りや新事実が出てきて
あれこれとかく乱されて、読むのに凄い疲れたけど
面白かったのでありました
イギリスの諜報機関が、実際にそうなのかしらんが、
いくつものセクションに分かれていて、かつ、それらが縄張りを持っているから
色々と動きづらいであるとか、様々な制約があってこそ
機知が輝くといった内容で、頼もしい限りでありました

ジェームズボンドが、なにせかっこよすぎるといえるかと思ったけど、
意外とピンチになることも多くて、なんでもできるが
やっぱり、人間一人だとどうやっても無理なこともあるなと
そういうこともあって、ハラハラしながら読むのでありました
また、彼が最終的には味方というか、読み手もだましてくるのが
これまた大変で、何が嘘だったのか、読み終わって
もう一度確かめないといけない気がするくらいだったんだが
なにせ、長いし疲れたので、とりあえず読み終えて
ハッピーエンドだしよしと、そんな塩梅で読後を楽しんだのであります

セルビアが絡んだ、大量殺人、というよりも、大規模な虐殺めいたものが
イギリスにふりかかる恐れがあるという情報から、
そのキーとなる人間をおっかけていくという内容だったんだが、
この作戦がかなり入り組んでいて、複雑に絡み合う偽というか、
カモフラージュの事件やら、なんだかんだで
読んでいて、あれ、これって誰だっけとか
わからなくなるようなこともしばしばありつつ
さりとて、さらっと、いい女が出てくると口説いていって、
なんなら、そのままよい関係になったりとか
このあたりがウケるゆえんなんだろうなと思わされるのでありました

産廃業者というか、ごみ処理という事業が
ある種マフィアのシノギにうってつけであるといったことから、
意味深に何度も出てくる、ターゲットの一人の異常性癖ともいうべき死体趣味だとか
悪趣味きわまりないことも出てくるんだが、
それのオチというか、なんだろう、ちょっと腑に落ちない感じでもあったんだが
おおむね面白かったからいいかと思うのである

伏線だったのか、伏線のようなフェイクだったのか
そういうのもいっぱいでてくるので、一回読んだだけだと
わからんというのが正直なところだけども
とりあえず、面白く読み終えたのでメモっておくのである
しかし、結構古い発刊の小説だったんだな…


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