CLASS3103 三十三組

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【ドラマ】今ここにある危機とぼくの好感度について

2021-06-02 20:54:30 | ドラマ映画テレビ感想
面白いコメディドラマだった

主人公の神崎くんが、頭悪いわけじゃなく、それでもそうしかないと、
徹しているのがある意味清清しかったのが凄くよかった
好感度というものをどう捉えるか、それも難しい話だなと思うんだが、
あまりにも中身のないことをどうどうというという
アナウンサー時代の演技というか、あの所作すべてが
物凄くツボにはいって面白かった
あそこまではできないが、ああいった部分はいくつかあるなと
自身に突き刺さるものも感じたのでありました
凄くよかった、だからこそ、神崎を赦せるし、赦すことで自分もいいかと思えたり

みのりちゃんと、どうしたこうしたという部分もよかったし、
理事会の事なかれ主義をどうしていこうかというあの話もよかった、
というか、あれこれ詰め込まれすぎてて、それでいてコメディなのが
もう、わけわからんというか、盛りすぎだろうと
笑ってしまったのでありました
あんまり難しいことを考えてみるのもまた、いけない気がする
だけど、茶化しているわけでもなく、
考えさせすぎることもなく、
なんというか、バランスがとれていたんだろうか
ともかく面白かったのであります

主演の松坂桃李がよかったなぁと思うのはもちろんだけども、
彼をピエロにしつつ、理事と総長、二人の関係が実に素晴らしくて、
終わってから、留任したというところの不可解さを
神崎に語らせるのがまたよくて、
ああいうもんだよなと世の中を思うようでもありながら、
むしろ、ああであってほしいという、一番理想的なことを描いたシーンではないかと
しみじみ思ったのでありました

よその感想を見ていて、初めて気付いたんだが、
最後の蚊についてのあれこれが、まさに現代というか、今への批判じゃないかという指摘があって、
考えすぎじゃないの?とか思ってたんだが、実際どうなんだろう
コロナとオリンピックというものに、一石を投じたというのは
ちょっと違うというか、別にそれじゃなくても、
ああいった隠蔽というか、何を大切にするかの論がすりかえられるというのは、
それに関わらず、いっぱいある話じゃないかなと、
もっと、普遍的というか、そんなごく近い事象ではなく、
ずっと日本にあるあれこれを抽象的にやって、たまたま、ドラマより面白いことが
現実に起こってるだけという、ドラマ側ではなく、現実側がおいかけてきたんじゃないかと
思ったりしたんだが、このドラマの感想とは関係がないですね

と、ともかく、神崎を愛した
そういうドラマであると思うのだった
みのりちゃんともうまくいかないだろうし、いいなぁ、でも
明るく生きていくんだろう彼は、そうであってほしい


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