CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ドラマ  浮世の画家

2019-04-11 21:29:35 | ドラマ映画テレビ感想
随分難しいドラマだった
多分、原作が難しいのでしょう
カズオ・イシグロの代表作のひとつなのだそうで、
原作未読なのでどうだったのかわかりませんが、
ある画家が、自分の過去と向き合うためのお話だったんだが
まぁ、なんといったらいいか、
難しい、そういう印象で終わったのであります

過去の自分が何をしてきたか、
それを封印したのは自分なのだけども、
それをどういう思いや気持ちでしてきたのか
忘れていたそれを思い出すという
恐ろしい作業を追い立てられて過ごしていくという
ちょっとサスペンスというか、ホラーにも似た怖さがある
人間ドラマであったように思いました

自分が過去にしてきたことを
ある時点でなかったことにしていて、
その事実すら忘れていることで
何かから逃れてきていたように
さりとて、その過去を暴くのは自身で、
おそらくは、潜在的に後ろめたさのようなものを覚えて、
それが己の過去を暴くことに向かわせていると
そんなことだったんじゃねぇかなと
思ったわけでありますけども
まぁ、なんというか、難しいわ

生きていて、自分を裁くというべきか、
最後にどう思うことができるか
それは自分にしかできないと
突きつけられたようにも思うし
それは、他人にばれてしまうことでもあろうか
孤独とは異なる、怖さを覚える一作でありました

8Kだったそうだが、テレビの性能が悪いので
その点についてはよくわからんのでありますが
面白かった


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