CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【テレビ】新・幕末史 グローバル・ヒストリー

2022-11-08 20:55:08 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルであります
歴史もののスペシャルで、幕末って結構珍しいなと思っていたんだが
世界史の観点と絡めるのは面白くて、かなり見入ってしまった
昨今の研究成果ではこういう感じなんだなと思いつつ
本当かどうかわからんが、イギリスの覇権主義の代理戦争をやってたというのは
なるほどという感じでもあったし、
小栗上野介の優秀さがよくよくわかって、
すごく面白かったのでありました
司馬遼太郎が死ぬまでに勝海舟書きたいとかいってたそうだが、
調べてくうちに、こっちに肩入れしたんじゃねぇかなとか
思ったりするんだが、しょーもない妄想である

さておいて、イギリスとの経済戦争はかなり面白くて、
円安誘導というか、通貨の価値を下げるという方法で
関税問題を回避していたとか、相当頭いいなと驚いてしまったというか
この一時だけで、天才外交官であり、経済大臣だなと驚いたんだけども
ここに加えて、渋沢翁とかいたのかと思うと
やっぱり幕末の日本はなんか、ツいているというか、
不思議な国だったんだなと思うばかりであった

こういう経済戦争としての外交という、
むしろ戦争という手段が、経済のひとつの形態でしかないという見方をすると
維新政府というか、様々な維新志士というのに対して印象が変わるというか
真の英雄はそういう人たちとは、また別のところにあったんだろうなと
思わされてしまうのでありました
とはいえ、これは官僚礼賛のようでもあるから、あんまりよくないのかもと
思ったりもするんだけども、年齢を重ねるとこういうことの重要さというか
凄さというのが改めてわかって面白いと思ったのである

そういう経済戦争の面も面白かったんだが、
さらに武器のあれこれについての言及も面白くて
アームストロング砲の現代復帰チャレンジ動画が見られただけで眼福というか
あれをスーパースローで見られただけで楽しかった、
ライフリング効果の実証とかも含めて、スロー動画で見ると違いがよくわかって
すごく面白いなと感動したのである
ついでにガトリング銃も実際はあんな感じかと
思いのほか軽い感じで、バカスカ撃ってしまうものだったんだと
感心してしまったんだが、あんなのすぐ玉切れ起こしそうだよなと思うのであった
でも、一丁で300人分くらいの働きするってのは夢のある武器ではあるな
機関銃というものが発明されていく過渡のものかと思うと
震えるものがあるわ

世界史の一部としてというとらえ方は新しくてよかったし、
今後も、あんな感じで諸外国の資料から日本史を見つめなおすとか
さらに進んでいっていただけると、もっと面白そうと思ったり
なんとも楽しい番組であったと思うのである
外国における、日本という国の存在について、
案外手付かずの資料が多そうだなと思ったのが一番収穫だった気がする


最新の画像もっと見る

コメントを投稿