CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

佐川美術館  没後400年 古田織部展

2015-11-05 21:05:19 | 陶磁器を探す旅と名物
先日の熱田神宮宝物館に続いて、
古田織部展であります
今回は、滋賀県守山にあります佐川美術館にて

見所は、「勢高肩衝」「御所丸茶碗」「九州島津の茶入」
このあたりでありましょうか、暗にしてというか
もろにといっていいのか、漫画「へうげもの」で見たそれこれが
これ見よがしに展示されておりました
いずれも非常に楽しかった
勢高と、御所丸は別で見たことがあったけども、
九州の高取、唐津の茶入はちょっと感激してしまいました
本当にあんな感じだったのか、
熱田神宮にあった、織部焼の背が高い茶入れを本歌にしたのかわからんが、
大変興味深いそれこれでありました

結構な数の唐津焼の器もあれこれとありまして、
興奮冷めやらぬ感じで見てまわり
最近、じっと目を鍛えようと努力しております
黄瀬戸も、数点あったので、あの油揚げ手というやつを
じっくりとっくり目に焼き付けたりしたのでありました
大変眼福である

茶碗については、へうげをイメージしているからか、
いわゆる歪みの沓茶碗メインでありまして、
これもまぁ、最近見過ぎたというか、
ちょっと食傷気味ではあるなと、感想を抱いてしまったのでありますけども
一点、古織自ら、花押を入れている茶碗というのが
ちょっと驚きというか、そんなのあるのかと
目を見張ったのでありますけども、
なかなかどうして、歴史を見たようで楽しかったのであります

茶碗や、茶道具ばかりではなく、鎧なんかも飾られておりまして、
面白い兜シリーズとかは、見ていてほしいと思うような
ステキな品揃えで満足、
振り上げた拳に仏器を握り締めてるやつは、
斬新だといつも思うんだけど、あれを大河ドラマとかで
誰かつけてくれねぇかなと、本当、あのデザインには参ってしまうのでありました

そのほか、これを受けたわけでもないでしょうが、
楽吉左衛門館でも、織部をイメージした
アフリカンシリーズという器が展示されておりまして、
それに混じって、桃山陶もあって、なかなか
見所たっぷりでございました
照明の具合だけで、古いというか、桃山陶も、
現代美術めいて見えてしまうというのが
私の目の腐っているところだなと満足であります
こういう、わかったふりをしているところを
痛快にぶち破られるのが、最近楽しいと思ったりである

そんなわけで、すっかり楽しんできたのでありましたとさ
しかし、人気があると見えて、結構な混雑ぶりに
陶磁器の魅力を改めて思い知るのでありました


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