CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

東京ゴッドファーザーズ

2006-12-05 08:39:24 | ドラマ映画テレビ感想
この前の休み、夜中に突然放映されておりましたので
なんとなく見てしまいました
久しぶりに見た、アニメ映画であります

昨今流行の兆しがあるらしい
パプリカという映画を作った監督さんらしく
よくよく見ていて、昔、パーフェクトブルーという
ステキ映画を見た気がするとか
そんな具合で眺めていたのでありました
人間ドラマでもないですが、SFっぽさがすこしふしぎ
の略であるというお話でありました(違う)

あらすじ書くほどでもないですが
ホームレスが子供を拾って、クリスマスから正月にかけて
右往左往した挙句、奇跡が起こるという
全編みっちりと複線が張り巡らされて
それを回収していく見た後の満足感が
とてもステキなアニメ映画でありました

家出娘やら、ろくでなしだからホームレスになった男やら
巨大なオカマやらと、ステキすぎるキャラクタが
あれこれと東京で生きてる様が
まさにいきいきと描かれていて、何が面白いといわれると
これまた大変難しいのだが、たんたんと進んでいくお話に
気づいたらじっとのめりこんで
見事ハッピーエンドで終わるという
娯楽のお手本のようなもので、大変感激

途中、事細かな人間劇場というか
オカマのなりたちと、家族愛みたいなのもあるんだが
正直、家族がどうしたとか、家族の形はこうだとか
そういうのを高説するわけでなし
別にそれはそう考えても勝手だけど、そんなわきゃねーだろみたいな
ありえない設定ながら、それをずっと飽きることなく見せられる
これは凄いなとつくづく感心しきり
あとは、実にわざとらしいんだが、漫画だから許せるという
奇跡の数々が面白くて、序盤からやたら事故とか起こるのに
奇跡の赤ん坊には何も災厄が降りかからないという
ステキなところ、その度に神の使いよ!とオカマが宣言し、
捨てられたのにか?とひややかな突っ込みが入るあたりとか
ああ、心地よく面白い

と、まぁ、そんなわけで
別にこれが凄かったとか
そういう話ではなかったんだが、面白かったし
お話が古典的言うか、ベタなところをのっぺりと流してて
アニメも久しぶりに見るとすげぇなと
きれいな絵と動く絵に感激したと
ただただそれだけのお話であります

と、ここまでにしておけばよいのでありますが
個人的に人生を踏み誤らされた要因の一つであります
こおろぎさとみが声当ててるというだけで
それを目当てに見ていたのでありましたが
冒頭のぶさいくな子供役(失礼)くらいなのに
なんでテロップであんなに大きく出てたんだと
不思議に思ったのでありましたが

はた

気づいてみると、赤ん坊の声やってたのかと
驚きに倒れたのであります
ひまわりと同じ役柄かと、色々思うところがありましたが
ともあれ、奇跡の赤ん坊の声を聞いて
自分の中にこう、幸せが広がるような気がしたあたり
どうかしてると自分でも思うのだが
やめられないのであります

と、なんだかよくわからないが
二日酔いの朝にはこの程度の日記でご勘弁を

功名が辻 功名の果て

2006-12-04 08:30:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
本当、もうすっかり佳境でありますね

さておいて、先週と今週
二回続けて、漫画みたいなというか
民放ドラマみたいな「つづく」で終わったのが
以外というか、いまさらというか
まぁ、それはともかくとして
ちょっと落ち着いてしまった感を感じるこのごろです

話は、熟年離婚のお話というか
ここにきて、夫婦二人が仲たがいするという
もう中高年には見てられない展開となったのですが
一豊のがんばりっぷりと、昔のお話のフィードバックが
ふと、この一年の視聴を思い出させてくれて
なんかほろりでもないところ、感動してしまったのであります
これはこれでよいことだわ

見ていてつらいというか
ここにきて、なんか千代うざったいなぁとか
思わずつぶやいてしまうくらいの、理想っぷりでありましたが
その理想はわかるが、現実はこうだし、そして
こういう見方もあるのだよと
子供に何かを諭すような一豊
ここの真摯なまなざしと、口下手という今までの設定から
精一杯の言葉尽くしというのが感動でありました
それを汲み取って千代も折れたという具合でありましたし

もっとも原作では、ここで千代が見限ってたような気がしますが
まぁ、よいではないかと思うところ、これで嫁に逃げられたら
全国のサラリーマンがやる気を失い
日本が終わってしまう(言いすぎ)

方々で言われていた様子というか
色々感想とか見てまわっていて得た情報でありますが
当然、四国山内家というと名家で未だ
子孫のかたがたが続く、祖父江家にせよ、後藤家にせよ
脈々と今に続いておる
その子孫のかたがたを慮らないといけない
それとまた逆の立場であった、長曽川部系の子孫の方々のことも
考えないといけない、ということがあったそうで
そりゃ天下のNHKとなれば大変だよなと
他人事ながら思っていたのでありますが
それに対する答えかのような、この種崎浜の悲劇についての説明
そんな具合に見てとれたのであります
もっともこれは、大河ドラマとして純粋な楽しみ方と
異なるような気がしますが、これはこれで
見事だったように思う

ずるいといえばずるいですが
後の世に判断は任せるというお話はなかなか便利というか
なるほどと、また新衛門に言わせたあたりに
説得力があってステキだったと思うのでありました

政治の汚さという簡単な言葉に
すりかえられているところでもありましたが
十分面白かったと思うのでありました

その、面白さの裏づけであった
黒田如水と徳川家康の対決があったからこそと
にやにやしてしまうのですが
あの場面だけ見ていたら、この大河ドラマは
黒田官兵衛のドラマだったんじゃないかと
ちょっと思うくらいでありましたところ
戦国のタヌキ親父どもは凄かったんだなと
一豊には無かった、すさまじさを見てとったのであります
おかげで、四国やったこととか五十万石発言のおべっかも
まんざらじゃないように見えたし、すげぇや

と、一人めんめんと語り続けてきてもう一年
いよいよ来週最終回を迎える様子
ばったり受身も取らずに倒れた一豊
若い頃と同じように槍を振り回していた一豊
結局年を取らなかった千代(ぉぃ

来週が楽しみであります