CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】信長協奏曲

2015-02-10 21:37:28 | ドラマ映画テレビ感想
これで、書き残しレビウは最後かしら
思ったりしながら、
昨年末ころに見ていた民放ドラマであります
なかなか斬新だなと、ここまで突っ切ったら面白いと
楽しんでみていたのでありました
結構合戦に凝ったりしてたし、
わかりやすくステキなドラマでありました

どうやらマンガ原作なんだそうで、
そっちを知らないのでよくわからなかったのでありますが、
序盤については非常に面白かった
設定もなかなかよろしいし、あれこれの動きというか、
解釈が新しいなと、笑ったり感心したりで
ちょっと歴史かじった身分だと
いたく楽しかったのでありました

あんだけあっけらかんとやられてしまうと、
瑣末な事実誤認というか、つっこみが、
内容をつまらなくするだけで、見守るしかないと
そんな気分になるほどでありました
中盤くらいから、よくある反戦的な内容になってきて
なんというかげんなりだなと残念に思いましたが、
序盤の仕方なくあれこれと加担していくあたりとか、
道三のやりようなんかは見ごたえというか、
なるほどなぁとわかりやすくドラマ的で
非常に面白かったのであります、ステキ

役者も、下手に時代劇というか歴史モノを意識しなくていいというか、
現代劇をやってる、いや、現代劇にしてもわざとアホっぽくしてるというか、
大根だとか、へたくそだとか、そういうのとは違う次元で、
演劇めいた、というか、ごっこめいた感じというか、
悪い意味のようだけども、これに関しては、
そのコメディと肉薄するような演出が
ばっちりはまっていて、楽しめたといった具合でありました

こういう感じだったら、若い役者さんも、
スムースに時代劇というか、歴史モノやれるんだったら
この路線は一つありじゃないかしらと
さりとて、「花燃ゆ」で近い感じとはいえ、
なんか違うなと思ってしまうところが、
NHKとそうでないの差なのかと
思ったりしたのでありました
このドラマは、なかなか面白かった
ああいう秀吉はいいですね

【読書】砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス

2015-02-09 21:50:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
砂漠の国に砂を売れ ありふれたものが商品になる大量資源ビジネス  
著:石川憲二

なかなか面白い本でした
久しぶりにタイトル狙いで当たった感じがいたします
少々、蛇足というか冗長なところも多いものの
非常にわかりやすく、資源ビジネスのあれこれがわかって
楽しい一冊でありました

砂、水、空気、
一見どこにでもありそうなこれらが、
大きなビジネスになるという話を
たとえじゃなくて、実際にどこでどうなっているか、
社会情勢や、地政学みたいなのも勘案しながら
レクチュアしてくれるというもので、
非常に勉強になったように思うのであります
コンクリートって凄いのな、
そして、それをローマ人はあの時代にすでに作ってたのな
それがまず驚きでありました

別にコンクリートの本でもないのですが、
モルタルとコンクリの違いなんかも説明されて、
なによりも、7割にあたる容量を砂利が支えているというのが
知っているようで、知らなかった事実でありました
塩がよくないとは知ってたけども、
それ以外にも様々にあったのでありますねなどなど

あとは、水のやりとりというのもよろしい感じで、
アメリカが水不足になると農業が立ち行かなくなるというのは
ちょっと驚きでありました、
これは、そこを見越して農業開放したら
うまいこと、農産国に名乗りあげられるんじゃないか
そんな夢を感じたりもしたのでありました

空気にいたっては今後のビジネスとしても
十二分にありうるのだなと、新鮮な空気という付加価値に
感心しきりしながら、どれもこれも
ありふれているものをどう売るか
いや、売れるということに気づくかといったことを
様々な視点から指摘されるので
非常に読み応えもあって面白い本でありましたとさ
久しぶりに大当たりであります

花燃ゆ  女囚の秘密

2015-02-08 20:44:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
前半は、これが幕末学園ドラマかと
おっさんが楽しそうに学問にふけるという
まあ、現代にもありそうな風景よなと
そう思わせるシーンで、こればっかりだったら
ずっと見てしまうかもしれない
なんて思ったりなんだったり、
とっても楽しかったわけでありました
いいなぁ、というか知能犯というか、
ああいう手合いの牢獄は、今でもあんな感じなんだろうか
楽しそうだが危険極まりないな

そんなわけで、あとは
またも時代劇めいたやりとりで終始、
事実だったそうなのでなんともいえないんだが
ああいうのはいらんなぁと思わなくもないところ
さりとて、獄の人々が、なんだかんだと
活き活きしているというそれだけが
とても楽しそうに見えたのであります
これは間違った平和感を出しすぎてないか?
あんな牢獄だったら、むしろ、牢獄のなかのほうがよさげと
思ってしまうじゃないか
なんとなし、容疑者Xを思い出すようでありました
究極的にはああなのかもしれん

それ以外には特段見るところもないというか、
そうえい候のそうせいが聞こえたのがよかったかしら、
そしてあのBGMというかエフェクト音は、
これ、篤姫のときと同じスタッフなのか?と思わせるようで
わかりやすくて、いっそすがすがしいと
思ったりだったのでありました

ともあれ、来週、どんなだか検討もつきませんが、
無事帰還というか、野に放つという言い方が
あれすぎやしないかと、その通りだしなと
納得して待つのでありました

【読書】察しない男説明しない女

2015-02-07 14:59:01 | 読書感想文とか読み物レビウー
察しない男説明しない女  著:五百田 達成

先日の女子力男子に続いて、男女ものの本であります
こっちはまだ理解というか、むしろ、
女子力男子を読んだ後だと、
古臭く感じるようでもあり
なかなか興味深い読書体験となったのであります
内容はまぁ、益体もないといったらいいのか、
生理的な部分や、
社会圧力、現代社会と、あれこれ勘案して、
こうあるべきだという、男なり、女なりのあり方、
そして、そのギャップによって、
題名のような差異がでるという切り口で
あれこれと説明している本でありました

巻末に書いてあって、それをいったらお仕舞いよと
思わなくもないような、全部に当てはまるはずもないけども
というのは、そのとおりなんだが、
こういったパターンで、男、女ではなく
人間を分けられるかもしれないと
そういう話は納得のいく感じでありました
いくつかの論点で、女に挙げられるそれを
自分が備えているとも理解すると
ますます面白いのである
いや、ひょっとすると、女子化しているだけなのか

特段にこれという話があったわけではないが、
今まで、話が通じないなと思った相手については、
この方法を用いたら、ひょっとすると
会話になるのかもしれないと
そういう気づきになっただけ
読みでがあったと感じたところ
全部が全部というわけでは無論なく、
読み物としても、納得よりも、
そうなのかもねという感じで、
面白さはやや落ちると感じたけども
なんだかんだ、楽しく読み終えたので
よい本だったとメモっておくのでありました

【映画】ジョーカー・ゲーム

2015-02-05 20:46:23 | ドラマ映画テレビ感想
原作が面白かったから、期待してしまいました
だけども、スパイアクションだとか、
明らかに狙いが俺の知ってるのと違うと
理解しつつも、さりとてと、ついつい見に行ったのであります
ま、こんなもんだろう
そういう感想になってしまいましたが
なんだろうか、もっと若い頃だったら、
何も考えず、楽しんで見られたかもしれない
そういうできばえでありました

内容というか、設定だけ原作を借りたという感じで、
完全にエンターテインメント作品でありまして、
もともとに期待していた、大戦時の陸軍中野学校的なそれは、
スパイ学校といったらいいか、
展開速いからあまり気にしてはいけないというか、
ともかくのストーリーでありました
なんだろうかな、これは映画じゃなくて
ドラマスペシャルとかにしたほうが
よかったんじゃないかなと
そんな風にも思ったのであります
あと、続編作る気まんまんの終わり方も
いかがなものかと思わなくもないんだが
ともあれ、作品としては
よくまとまっていて、さくさくと見終えたのであります

正直、あまりにも期待と違ったために
正常な感想を抱けないわけでありますが、
フカキョンが超エロかわいかったとか、
そういうありきたりなことしか書けないような具合で、
いや、ここは特筆すべきというか、
原作にまったくないにも関わらず、
なんだろう、ないと困るといっても過言でないほどの
力の入り具合に感心しきりといっていいのかどうか、
ともかく、鞭で打たれるシーンだとか
ちょっとサービスシーンに気合入れすぎだろうと
アイキャッチされたのでありました
もう演技がどうとか、どうでもいいよう
ほぼ、峰不二子だし

そんなわけで、確かにスパイアクションだし、
お色気、コメディ、シリアスあれこれと
ごたまぜになりつつも、一つ作品として
まとまっていたので、よかったんじゃないかなと
思ったりしたのでありました

全く違う話でありますが、
この作品の伊勢谷さんを見ていたら、
この人で、帝都大戦リメイクしたらいいのにと
思いつきました
嶋田久作も出てましたが、
あれとは違うジャンルで、当たるんじゃないかね

【読書】女子力男子 ~女子力を身につけた男子が新しい市場を創り出す

2015-02-04 23:23:34 | 読書感想文とか読み物レビウー

女子力男子 ~女子力を身につけた男子が新しい市場を創り出す  著:原田 曜平

世代というか、この本の骨子というか、
真髄であるところのマーケティングの視点から
真剣に読んでみたのであります
発行が博報堂という広告代理店であるところからして、
話半分というか、これを書くことから始まるという点も
考慮に入れつつ読んだと自分で想いながらも、
ちょっとさすがに、世代差という言葉だけでは
形容しがたい何かを見たように思うのであります
ある意味、とても興味深く面白かった

男性が女子化しているというのが論調でありますけども、
この本というか、まあ、広告的なんでありましょうけども、
そう、単純化できないような論理展開で、
トレンドという形というか、形のように定義しながら
実際は見えない何かにたとえるということが
ふんだんに行われるわけであります
実際そうかもしれないし、そうではないかもしれない
そこに嘘はないんだけども、なんといったらいいか
この本によって方向性を決めてしまおうということも
下心にあるかもと、思うか思わないかというレベルで
定義されていくわけでありました

そういう、何彼を勘ぐるというのはこの際おいておいて、
実際触れる世界で、ここに定義される人物像というか
キャラクタがいるかということを真剣に考えてみて
実際、いないこともないなと驚愕したのが
今回の感想なのでありますけども、
それが大多数を占めてくるかというと疑問もありーの、
そもそも、それだけキャッチーだから、いるというだけで
認識できるという、マイナーメジャー的なものではないかと
思ったりしながらの
さりとて、こうカテゴライズすることで、
マーケットを作ることができるというのは
魅力的だなと感じたりするわけでありました

いわれてみると、自分もいくつか該当するところがあるなというのは
古くからいわれている、占い師の手法と一緒なわけでありまして
騙されるではないけども、言葉を言い換えただけとも考えられたり
それを、違う枠組みだと定義することが大切だと思ったり
なんだかんだしながらも、
確かに違うカルチャーがあるというのだけは理解したと
そういう教訓めいた読み方をしたのでありました

【読書】宇喜多の捨て嫁

2015-02-03 20:13:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
宇喜多の捨て嫁  作:木下昌輝

もう少し早く読んでおくべきだったかも
そう思いつつ、あの宇喜多直家について書いた
なかなかステキな小説でありました
もっとどす黒くて、凄い悪い話かとか、
捨て嫁というのが、秀吉に当てた後妻の話かと
想像したものでありましたが、
実際は、娘のお話でありました

極悪非道というほどでもないけども、
宇喜多直家といえば、下克上の代表例でもあり、
策略家というか、謀略家というイメージであります
それを遺憾なく書いている話もあれば、
その裏では、そうせざるを得なかった
浦上家とのやりとりだとか、
様々な事情がありましたというお話でもあり
なかなか楽しく読ませてもらったのであります

ほどよく時代劇感というか、小説物語性が強くて、
危険を察知すると、自分でも知らずうちに
刀を抜いて相手を先に殺すという、
夢想の居合いなる業なんて披露されたら、
なんというか、とても楽しくて仕方ないじゃないか
そんな按配で、歴史モノでありながら、
時代物という読み方もできて楽しいのでありました

内容は結構かわいそうな話もありあり、
その業を背負い、それがつむがれていくかのような内容が
人間の何かを描いたようにも読めてステキでありまして、
中国地方から播磨にかけての動乱が
ありあり読めて、とっても満足だったわけであります
いい小説を読んだ

花燃ゆ  志の果て

2015-02-01 20:36:41 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了いたしました
野山獄でのお話でありました
なんだろう、話としてはそんなもんかなと
そういう感じで、もう一つ
感動は伝わってこない感じだったけども、
獄中での論争風景はステキでありました
舞台見てるみたいで、
ああいうのをもっとやって欲しいような気がするな
ひょっとして、松下村塾編は
あんな感じなんだろうか(絶対違う)

さておき、人情ものとしては
結構いい塩梅だなと思うものの
なんというか、長州だからあれで正解なのか
わかりませんけども、
町人の母が、どう見ても武家のお母さんという感じで
なんというかしっくりこないというか
ちょっと残念に見えてしまったのであります
とはいえ、いいシーンでありましたが
あんなぽんぽん女だからって獄に入っちゃ駄目だろうとも
思ったりしてしまうのである

しれっと、桂とか西郷とかも出てきて
幕末序盤感も盛り上がってきたというか
唐突のようにも思うそれでしたが
桂がやけに強いというのがステキで
そういや、北辰一刀流だったかと思い出したりして、
さらっと殺陣いれてきて、
そそくさと二人で逃げる様とかは
いい塩梅だったと思います
やっぱり時代劇っぽいテイストなんだよな
まぁ、面白いんだけどもさ

そんなわけで、見所がそのあたりで、
あとは同士金子が死ぬというところなわけで、
そのメインが、なんかうまく消化できないところが
松蔭先生っぽくあるけども
なんとも、惜しいと思うのでありました

さらっと出てきた彦にゃんが、
どうやっても死にそうにないと思ってしまったんだが
その最後、その前の、大獄も楽しみなのであります