CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

2019-07-12 21:01:44 | ドラマ映画テレビ感想
小学校ぶりに見ました

最近NHKでガンダムオリジンなるアニメを放映してまして、
見入っているうちに、そういえば世代のはずなのに
ガンダムのことほとんど覚えてないなと気付き、
なのに知っている、一番かっこいいガンダムことνガンダムを見ようと
ずずいっと視聴したのでありました
いやー、物心ついたというとアレだが、それなりにとしくってから見ると
全然別の物語というか、ちゃんとお話があるんだなと
衝撃を受けたのでメモっておこうという次第なのである

勉強不足もはなはだしいので、この物語にいたるまで、
多分、ZガンダムとZZガンダムを見てないとよくわからんのじゃないかと
危機を感じたりもするんだが、とりあえずおいときつつ
アムロとシャアが出てくるガンダムだから、これが一等だろうと
見続けたわけでありますが
思った以上に政治劇だったのかというのに驚き
そうかと思うと、結局は、クエスというか、
クルーの噂話になっていた、私怨から始まったそれではないかというのも
当たらずとも遠からずといった感じで
なんか、あれこれ考えさせられてしまったのでありました

オリジンを見たおかげで、シャアという人がどういう出自か
ようやく理解できたので、ネオジオンという組織が
いたく面白く見られたというところもあり、
スペースノイドの独立をうたった、父、ジオンの名前を
まさに血統として受け継ぐシャア、
いや、だったら、キャスバルと名乗っておくべきだったんじゃないか?
あの世界で、シャアが、キャスバルだとみんな知ってんだろうか
よくわからんまま見てしまったんだが
そういう政治背景を持ちつつ、その実、戦争への大儀はさほどになく
考えてみれば、シャアとしては、民族を背負うとかそんなことよりも
父の雪辱をはらし、あとは生きていけさえゆければよかったんじゃないかとも
思ったりするのだが、そのあたり、
一度は連邦に与したというZガンダム時代あたりの話が理解できないと
よくわからんのだなとも思ったりする

ま、そういう難しい話もありながらだけど、
子供のはずのクエスとハサウエイの会話が
説明的でもあり、随分政治的でもあるのが印象的でありまして、
そう喋っている彼女たちは、やっぱり子供だから
善悪というか、情緒で右往左往してしまうというまま、
気付いたら、ヤクトにのって、アルパに乗ってしまうというのも
時間ないとはいえ、えらい端折った展開でなかろうかとも
思ったりしたのでありました

まぁ、何せかっこよかったからいいんだが、
ロンドベルがやろうとしていたことと、
連邦という組織そのものは、シャアが忌み嫌うがごとく
よろしくないのだなというのも伝わってきて、
少年漫画的な発想でゆけば、ロンドベルがかっこいいと
それでいて、パルチザンめいたものでもあってとか
色々、難しく考えてみてしまったのでありました
もう、何書いているか自分でもわからん

ともかく、ちゃんとガンダム見るのが、初めてのような経験をして
大変面白かったという感想だけ留めておきたいところ
まぁ、やっぱり、νガンダムはかっこいいなというのと
アムロの戦い方だけ、やたら渋いというか、
天才というのは、MSの使い方がうまいのではなく
戦い方そのものが上手いんだなという感じの見せ方がステキでありまして
バズーカというものがガンダム世界で一番強い武器じゃないかとも
感じたのでありましたとさ

ギュネイが思った以上に子供だったのも驚いたんだが
子供のうちに見ていると気付かないもんだなぁと
今更ながらに感じたのである
自分が大人になったかというと、そうでもないんだが
そういう感想なのだ

【映画】イエスマン “YES”は人生のパスワード

2019-07-11 21:10:28 | ドラマ映画テレビ感想
あんまり気にしないで見たのだけども、
結構古い映画のようでありまして、
ジムキャリー主演のコメディであります

何かにつけて断る、NOという人だった男が、
妙な宗教じみたセミナーで、
人生のすべてを肯定せよ、YESといえという教えを聞いて、
その言葉に呪われたかのように縛られて、
仕方なくYESと言い続けていったら、人生が面白おかしく転がったと
そういうお話でありました

かなりうまくできているのは、最終的にそのセミナーをバカにした感じで終わる、
だけど、YESということそれ自体はものすごく肯定するというのが
素晴らしいなと思ったところでありまして、
あとは想像できるような、いやなこともYESといえば、
こんな面白いことになるかもなと思える楽しさにあふれているのでありました
そこだけは真似しようというか、まぁ
あらゆる自己啓発的な本でも書かれているそれなので
今更というところながら、断りがちな自分を変えようと
きっかけをくれそうな内容でありました

露骨に描かれているとはいえ、
何かにつけて断る人というのは
あんなにも感じ悪いのかと、自分を見せてもらったようでもあり、
また、その造形というか、いやな奴さというのが
素晴らしい顔芸であらわされていて
漫画のようだと圧倒されたのでありましたが、
それが、YESというようになっただけで、
ここまで変わるのか、魅力的に見えるのかとも思えたりして
不思議な気分でありました
どこからが、映画的な誇張なのか、あるいは、
本当にそうなるのかと思ってしまうような楽しさがあふれていました

と、優等生的な感想を書いてしまうのだが、
それ以外にもというか、散発的に面白いところがみられて
下ネタ含めて、アメリカンジョークのまさにそれといったものが
随所にみられて、そういう笑いに飢えていると
非常に楽しめる作品だったと感じるのでありました

あとは、ヒロインの女優さんがびっくりするくらい美人で、
それなのになぞのアングラというか、インディーズバンドのボーカルやってて
そのバンドの滑稽さというか、まぁ、ともかく、
すごい絶妙なインディーズ感が最高によくて
そのシーンだけでも見る価値があると思ったのでした
タツノオトシゴのヘルメットかぶるとか、
なんだろう、すごい、好きだ、日本のアングラ劇団めいた、
小規模感と、なんか尖っていようとする意気込みみたいなのが
凝縮されたような存在感が、たまらんかった

と、YESというかどうかの部分よりも、
そこが一番面白かったと、個人的には思ったとメモっておく

【アニメ】どろろ

2019-07-10 21:25:26 | ドラマ映画テレビ感想
手塚治原作のどろろを新解釈で描いた内容でありました
序盤からして、知ってる内容と違うと楽しみにしてみたのでありました
最終的に、百鬼丸が鬼神になるんじゃねぇか、どうなんだと
体が揃っていくに従って、人間から離れていくというのは
新しい解釈にして、白眉だと見入ってしまったのであります
目的の最終地点が残酷なんでないかと
そんな風に思ったりして、結構真剣に心配したわけである

まぁ、そんな感じながらも、原作にあった話を
少しずつリメイクして見せていたり、
まったく知らない話になっていたり、
もっと、今の絵柄で見てみたかったなと
思ったりする部分も多々あったのですけども、
サメ兄弟の話は、今回のが衝撃的すぎて
もともとどんな話だったっけと思い出せなくなるくらい
よかったと思うのでありました
まぁ、サメがいかにも、今風の化け物だったのが
ちょっと残念なようにも思うところだけど
いたちのシーンといい、原作でも好きなシーンが
新しい形で見られて嬉しかったのでありました

そういう意味でもうひとつ、白面不動の話もよろしくて
あれに関しては、女を原作寄りの造詣にしていたのが
またまたステキでありまして、
やっぱり、手塚風の女顔じゃないと
あの独特の感じが出てこんなと
勝手に自分の好みを確認するに至った次第でありましたが
今回の、感情に乏しい百鬼丸では、
もうひとつ良さが生きなかったようにも思うわけだが
まぁ、これはこれでと納得したのでありました

最終的に、あの琵琶法師は何者だったのか
強すぎるだろうと、今もって思ってしまうのだが、
あの坊主のおかげで、二人が生きていられたというか、
正しいと思われる道を歩んだというのは
よろしい物語だったと思わされるのでありました

なんにせよ、チャンバラが凄い勢いで展開するし
刀が両手の平を貫いて、それを引き抜くシーンに
思わず身震いするほどの恐怖を覚えたりして
和ホラー感も強く、なんとも楽しめた次第でありました
こういう感じで、新しい解釈の二人のアドルフとかやってくれないかと
手塚リバイバルを期待してしまうのでありました

というか、打ち切り漫画なのに
どろろについては、やたら人気高いなと今更ながらに思うのであります
正直、手塚漫画そんなに読んでないのに
これだけはちゃんと読んだことがあるといえるだけに
不思議な気分である、やっぱり面白いということだろうか
ふと考えてみて、50年以上前の漫画なんじゃないのと思い
新たな衝撃を受けたのでありました
もはや、古典と呼ぶものじゃないのか

【読書】赤猫異聞

2019-07-09 21:02:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
赤猫異聞  作:浅田 次郎

そうだろな、こうだろうな
そう思いながら読んで、やっぱりそうかと
合点しながら、感動した小説でした
人情話と、落語のように例えたくなる話で、
大変面白く読み終えたのであります
色々、今というか、考え方によってツッコミはあろうけども、
そうじゃなく、徹頭徹尾人情話として見事でありました

江戸末期、話としては明治に入ったすぐ、
本当にあったのか知らないのですが、
江戸の牢獄近くで火事が起きて
囚人たちを解放つという大事があった
そこで行われた人情のそれこれが綴られた物語でありました

それぞれ、何をもって罪とされたかという部分もあるが、
それぞれに、思いと解き放ちのあとどうするかの選択肢があるのに、
最善のところに落ち着いたというお話なんだが、
それがどうしてなったか、神のご加護としかいいようのないそれだが、
そういう奇跡を起こすのは
やはり人間なのだ、人情なんだと
思わされるばかりの物語でありました
感動的だけど、泣かされるそれではない
よい涙を流せる内容であったと思うのであります

何がということもない、
さほど、これと語ることもない、
ただ読んで、感じるだけでいいと
そんなお話であったと思いつつ、
この絶妙な人情話というのがさすが、浅田次郎だなと
感服したというか、非常に満足した
読書であったのでした

もっと語りたい気もするが蛇足になってしまう

【読書】東京プリズン

2019-07-08 21:15:21 | 読書感想文とか読み物レビウー
東京プリズン  作:赤坂真理

結構な長編で、かなり不思議な物語というか、
いまだ、ちゃんと消化しきれていない小説であります
テーマとして扱うのは、第二次大戦を軸にした、
東京裁判と天皇制というところで、
このあたりからして難解すぎる
さらに、そこへのアプローチが、
主人公が、様々な人の思念とやりとりすることで
ディベートが進むみたいな感じだったり
なんというかな、難しい話を難しい手法で描いているから
理解に苦しんだと表現したいところながら、
ともかく、読書が遅くなったのでありました

論じられていたのは、今なのか、過去なのか、
そのあたりもあいまいなままで、
でも、アメリカの立場、アメリカ人があの大戦を
その時の日本をどう思っているかを並べて、
逆に日本は、その事実だけではなく、
大戦そのものを知らないで過ごしている
そういう指摘が物語的にされて、戸惑う主人公が、
ディベートでそのぜひを明らかにしないといけない
その事実もまた、誤解というか、
相互理解のないまま進んできた現状と同じであろうか
そういう示唆にも思えるのだけども
まぁ、ともかく、難しい内容であった

読んでいて、どちらに加担すると
そういうことを覚えることを
指摘の通り、やはり拒否してしまう、
感想として、そのことについて触れるのを拒否してしまうのは、
理解できるというか、何か、考えてしまうと
とても抱えきれないほど大きなものへ
身の程を知らずに言及するような気持ち悪さというか
恥ずかしさにも似たものがあると感じたのだけども
ただただ、天皇に戦争責任がある、なんていう題目を唱えるだけでも
拒否したくなる気持ち、主人公が涙を流すといったことについては
なんでかしらないが、すごい共感したとか
そんなあたりだったのでありました

通訳というキーワードが何度か出てくるのだけども、
誰かとの意識や、思いを共有するための言葉というもの
それ自身が、誤解を固定してしまうこともあるという
そんなことも指摘しているようで
ともかく、難しく考えないといけない小説だったと
思ったりしたのでありました

疲れた

いだてん  明日なき暴走

2019-07-07 21:11:25 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了であります
今回はかなり楽しみにしていた一回だったので
なんというか、見終わってすごく満足である

伝説のといってもいい女子選手である人見絹江さんの戦いが
見事にドラマとなっていて楽しかったのであります
この方については、昔懐かしい、その時歴史が動いたで取り上げられていて
そこで初めて知ったときにすごい人だと感激したんだが
その話を今回、ドラマとしてしっかり見せられて
またも満足といった具合でありました
特に、プレッシャーにつぶされそうなところ
そのまま日本に帰れないという慟哭のすさまじさが
四三さんのそれで見ていたはずなのに、
今回の人見さんの覚悟というか、
その恐怖、いや、慚愧というのか、
あの重さは凄いことだと感じ入ったのであります
また演技もすごいよかった
あの迫真は、胸を打つものがあったと思うのであります
確かダンサーの方だと聞いているので
女優業が本業ではないはずだが
見事すぎる、あの情感というか、伝わるものに
ものすごく感動したのでありました

さらっと、その後数年で亡くなってしまうことが語られていたけども、
来週そのあたりやってくれるのか、やらないで、今回のそれで終わってるのか
凄い気になって仕方ないんだが、
人見さんのすごさというのが、とても心に迫ってきて
それだけで見る甲斐のあるお話でありました

あとは、着々と政治利用というか、
今のオリンピックと同じような考え方が浸透してきてて、
これはこれで、現在につながる何かだなと
ドラマ上、いや、あの時代には必要であった
その精神というか、構造が今もって連なっているというのが
やだなぁとも思えたりしたんだが
本当にもう、田畑さんの底意地というか、
なんかどっかいやな奴というのがいかんなく発揮されていて
面白かったのでありました

無理やり生命線延ばされたから
長生きできるようになったようだし
また、次回も楽しんでいきたいと思うのであるが
潮目らしいので、また暗くなるのかなぁ

【映画】タクシードライバー

2019-07-05 21:33:59 | ドラマ映画テレビ感想
今更ながら、アメリカンニューシネマの傑作と誉れだかい
タクシードライバーを見たのであります
ロバートデニーロがかっこいい
それくらいしか情報を持ってなかったので
正直、どんな話かさっぱりわからず
そして、見ていて、見終わって、
結局意味がわからず困惑してしまったのでありました
面白いかといわれれば、
ずっと魅入られてしまったから、
とても面白かったと思うのだけども、なんだったんだという
疑念というか、解消されなかったそれが
もやもやとたまるようでありました

多分、あの時代にアメリカ人としてみないと
意味がないのかもしれないと
そんな風に解釈してしまったんだが、
世の中への閉塞感と、そこからくる常軌を逸した部分が
当時の若者に共感を呼んだと
そうじゃないかと思ったんだが
実際どうだったんだろうか

話の筋は、なんかしたいけど、なんもできんと
なんか、鬱屈としていたところへ、
色々痴情というほどでもないもつれもあいまって、
政治家へのテロを画策しようとしながら、
なんか、あれこれ転がってしまうという感じで
やっぱり、主人公が、台詞どおりにいかれているせいか
感情移入できなくて
理解がおよばなかったと思うのだけども、
へらへらしながら、何を考えているのか、
結局特に何も考えていなかったようでもあるところ
なんといっていいのか、不思議な見ごたえでありました

終盤の残酷なシーンが印象的で、
そこに出ていた少女がジョディフォスターとは知らず、
なんというか驚いてしまったのであった

あと、女房が裏切っていることを恨んでいた旦那の件は、
なんかの暗示なんだろうけども、
もうひとつ理解できなかったんだが
やけに印象的なシーンであったと思うのである

名作は、映画への理解度というか、勉強をしておかないと
堪能するのが難しいと改めて思い知らされたのでありました

【映画】西遊記 孫悟空 vs 白骨夫人

2019-07-04 21:17:29 | ドラマ映画テレビ感想
昨年西遊記を読んだこともあって、
せっかくだから映像作品も見てみようと
西遊記系では最新ではないかと思しき作品を見たのであります

昨年読んだにも関わらず、白骨夫人ってどんな話だったっけと
まったく記憶になかったのでありますが
CGでかなり豪華になっている妖怪大決戦といった内容で
なかなか楽しく見られたのでありました

原作どおりといっていいのか、
三蔵法師がともかく、頑固というか、孫悟空の言うことを聞かずに
ピンチに陥りまくるというのは筋どおりで、
微笑ましく見守ったのでありますが
ただ、全体的に駆け足すぎるというか、
孫悟空解放から、龍と豚と悟浄を仲間にするあたりが
凄いダイジェストで、ちょっと流石にどうなんだと
思わなくもなかったが、面白かったからよしとするのであった
八戒が、なんだかんだ癒しキャラというか、卑しいキャラというか、
これまたテンプレどおりの豚っぷりで
清清しいほどでありました

アクションも派手といいたいところながら、
ワイヤーアクションと、CGとの融合を優先したせいか、
個人的に好きな感じのアクションでなかったのが
残念でありましたが、それでも、
CG装飾が凄すぎて、ここまでしてしまうと
もはやゲームと違いがないなと思ってしまうほど
海外を意識したのか、えらく西洋風だったところも
ちょっと気になったのだけども
白骨夫人との戦いは、ラストバトル感が凄くて
違う意味で面白かったのでありました
完全にゲームじゃないか

基本的に殺生を禁ずるというか、なんとか説教と説得とで
悪から離れさせようと三蔵があれこれするのが
まぁ、机上といえるほど、あけすけな感じで
どうかしらねと思っていたら、
驚くようなラストシーンで、この結末だからこそ
しっかりと西遊記だなと合点がいったというか
納得したのでありました
結構衝撃だったけども
これでこそともいえるところが、割と好きだと

終わりよければすべてよしといった映画だと思ったのでした
孫悟空が、猿動きしすぎで、あんまりかっこよくないのは
仕様がないのかとも思うが、ちょっと残念

【読書】マラソン1年生

2019-07-03 21:01:06 | 読書感想文とか読み物レビウー
マラソン1年生 (コミックエッセイ)  著:たかぎ なおこ

マラソンの漫画エッセーでした
特に何がという運動をしたことなかった作者が、
健康のためというほどでもないが、
ちょっとジョグしてみようかと
あれよあれよとはまっていくというか、
一年間のスケジュール組んで、それに従って
凄いがんばったというドキュメンタリでありました

正直なところ、これは凄いことだと思う
なかなかやれるもんじゃなかろう
仕事なんだからといわれればそうだけど
書かれている内容を読んでると、仕事ではなく
楽しんでいるように見えるので
羨ましい限り

と、そんな感じで、最初は5kmくらいから
だんだんと距離を伸ばして、何度か10kmマラソン
そして、ハーフ、留めにホノルルマラソンで初フルと
結構凄いことじゃないかと
驚きながら読んだのでありました
実際に才能あるんじゃないかしらと思わされるくらい
長距離が性に合っているようで
羨ましいことこの上ないと感じたのでありました

本としては、そのマラソンへの挑戦について
時々に思ったことや、感じたこと、困ったことなんかが
わかりやすく漫画エッセーになってまして、
なるほどなーと、楽しく読める仕様が素晴らしかった
そして、基本的なことなんだろうけども、
マラソンをするにあたり、そもそも「長時間動き続ける」というのが
大変重要である、これを鍛えるLSDが大切というのが
一番得るところでありまして、
なんか、合点がいったというか、最近自分の体力に疑問を持っていたので
開眼するではないが、影響を受けたように思う一連でありました

距離ではなく、長く動き続ける
1時間とか、2時間とか決めて歩く
距離ではないという考え方が、凄く斬新に思えて
そういうことをすればいいのかと
なんか、納得というか、妙なやる気が芽生えたように思うのでありました

まぁ、とはいえ、山歩きしてると
平気で4,5時間は動き続けることになっているので
やっているような、そうでもないようなと
ちょっと思うところだけども
最近、筋トレに比重を起きすぎているので
走らないまでも、歩く、長時間歩くを
実践しようとそっと思うにいたった読書でありました

久しぶりにはっきりと、影響を受けたといえるものである

【読書】ツレがうつになりまして

2019-07-02 20:50:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
ツレがうつになりまして  作:細川 貂々

漫画の体裁だけども、ほぼエッセーであります
ほのぼのエッセー的に書かれているけども、
漫画部分とは別に、実際に欝となってしまった旦那(ツレ)さんのコメントが
漫画のテンションと真逆で読み応えというか、
心に迫るものがあった
これを読むために、漫画もあって、この一冊があった
そう思うような読書だったのであります

ある日、旦那が欝になった

実際は、ずっと前からそういう症状に陥っていたけども
それに気付かず、いい加減に危なくなってきたので
病院いかせて気付いたという
よくある始まりから、苦悩の一年をつづっている
決して楽しそうなことはないけど
漫画だからか、ゆるやか、おだやなか読み物になっていて
落ち込むことなく読み進められるのがよかった

そうかと思うと、欝の大変な部分というのも
ピンポイントで理解できて、
また、どういう人が、どういう思考に陥っていくかが
手ごたえとして伝わるような感じもよろしくて、
正直なところ、自分がそうじゃないかと疑っていた時期と
やはり似ているなんて考えたりしながら
それを飲み込んでいく過程というのを楽しむことができた

最終的には、そんな安穏とした漫画を書いている作者が、
その作風とはまったく異なり、
欝になった旦那を支えていくことの大変さが、
旦那のコメントから読み取れるようになっていまして
まぁ、ここが凄いいいところだったなと
しみじみ思ったのでありました
夫婦で支えあうとは、つまりこういうことかと
他人のそれを見ただけなんだが、
随分、簡単に感動してしまうと自分で感じつつも
素直に、いい話だったと
思ったのでありました

欝がどうしたんだという話もあるが、
それよりも、そうやって生きて、誰かが誰かを支えていたというのが
いいななんて、感想を抱いたのである

【読書】冬芽の人

2019-07-01 21:18:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
冬芽の人  作:大沢 在昌

ミステリーサスペンス
王道的な謎解き小説を読んだのでありました
魔女のシリーズ続編を読まずに
新しいのを読んだのですが、
こっちはこっちで面白かった
元婦警が、自分の過去にも繋がる事件に
今一度近づいていき、やがて、真相にといった
もうコテコテの内容なんだけども
展開も速くて面白かった

うっかりネタバレしてしまいそうなので、
あれこれ感想が書けないけども
出てくる怪しい人たちと
次々と不可解に死んでいく人たちが面白くて面白くて、
真相に近づくほどやばくなっていくというのが
とてもわかりやすくイベントとして現れて
なんというか、次が読みたくなる小説でありました

最終的には、なんとなし、このあたりがオチかなと
真犯人についてめぼしがついたりするんだけども
それはそれとして、ラストシーンがこれまた
結構強烈で面白すぎたのでありました
特に、真犯人というか、最後の登場人物の人となりが
物凄くよくできているというか、
頭のいい人、という悪役はつまり
こういう人だなというテンプレキャラクタが見事でよかった
本当に嫌な奴だけども、頭がよいというか
理路整然として、むかつくほど冷静で、
だけど指摘されていたとおり、さほどの大物ではないのに
大物ぶっている、また、その高慢さ、
プライドの高さみたいなのも出ていて、
まぁ、なんというか、最高に嫌いなタイプだと思わせる
見事なキャラクタでよかったと思うのであります

というか、自分の上司に似ていると気付いて、
なんというか、驚くほど納得してしまったのであった
こういう人おる、いるんだよと

そんなわけで、大変楽しんで読み終えたのでありました