先日分解の手順を紹介した シマノ DURA-ACE SPD-SL ペダル
PD-7750 今回はこのデュラエースのペダルの部品構成をもう少し
詳しく見てみましょう
これがデュラのペダルの回転部 分解出来る部品の全てです
実は先日より 少し部品数が増えています これはこれから
読んで頂くと 文中で解る様に致します
ペダル本体の奥 ペダル軸の先からそれぞれの部品を
見て行きましょう
一番先端にはこのスチールボール サイズ 3/32 2.3812mm
が 9個使われています
下の写真が新たに引き抜いた 平ワッシャーとスリーブです
これはペダル本体内に見えていたのですが 圧入されている物と
判断し 前回は外そうとしなかったのですが フック型ソルダー
エイドで引っ張ると 案外簡単に抜けました
このワッシャーは ボールを納めた後 ボールがこぼれない様に
する 整備性以外に思い付きません
先端のスチールボールの次は この様に組まれています
この部分が ペダル軸先端側の肝心な所ですね
実はペダル本体の奥には もう一つ部品が残っています
これは工具が引っ掛かる処が無く引き抜く事が出来ません
この奥の部品は 先述のスチールボールの玉受けと
シャフトの先端を受ける 突起が付いています
ペダル軸の先端の形状です
先端内部が凹んでいます ここがペダル本体奥の突起に
当り振れ止めになります
先端外部の曲面が 玉押し部になり ストレートの部分が
ニードルベアリングのニードルが当る部分です
この先端のスチールボール部は ニードルベアリングの
芯ブレを防ぐ為に かなり役に立っていると思われます
金属スリーブの外径は 12mm
ニードルベアリングの外径は 約 8.5mm です
ニードルベアリングは 樹脂製のケースに
1.5mm 位のニードルが 8本使われています
このニードルベアリングと鋼球を回転部に使うのは 過去
分解整備の様子をご紹介した シマノの B.B小物 デュラ
BB-7700 と同じですね
【 B.B小物 デュラエース BB-7700 グリスアップ 】
ペダル軸の形状です
ここから外 クランク側の回転部を見て行きましょう
右側のツバ その左の色が変わっている所に このゴム質の
シールが装着されます シールには方向が有り やや外部が
拡がっている方がクランク側です
このシールの上に ペダル軸押さえボルトが装着されますが
このボルトは軸とは非接触です
シールの左側 円形にシャフトが窪んだ所が玉押し部になり
ここにスチールボール 3/32 が 17個入ります
実走行時 鋼球が当るのは窪んだ部分の この写真では左側の
アール部分です
玉押し部 左の溝は C型スナップリングが納まる溝です
これが 私がペダル軸押さえボルトと言っている物ですが
正式な呼称は不明です 軸を奥に押えているのには 間違い
有りません
このボルトは軸と非接触ですが ペダル本体内部側
ここが玉受けになっています クランク側のスチールボールを
この玉受けで受けています
そしてこのボルトの外部にロックナットが装着されるのですが・・
この構造は ハンガー小物の左側
そのハンガーワンと ロックリングと同じ構造です
そう考えると このボルトは ペダル軸押さえボルトより
ペダルワンと呼ぶ方が理に適っているのかな まさか・・(笑)
ここを組んだ後で この溝にスナップリングを入れるのですが
このリングは 回転部の性能には全く寄与していません
ペダル本体に この状態のアクスルを組み込む際 ボールが
落ち難い様にする整備性の為に有るだけでしょう
この DURA-ACE と言う部品は本当に感心する位に良く 考え
られています 今回のペダルに関して言えば 軸の内外に力を
分散させ軸の歪みを無くす構造ですね 先日の 【 PD-R540 】 等
の下位グレードとは全く違う概念を感じさせてくれます
これだけ複雑な構造では 一つ精度が出ていないと 逆に回転
摩擦が増えると思いますが それが全くなく工作技術にも凄い物
を感じます
カンパ信者では有りますが
デュラエースが段々好きになってきたぞ(笑)
PD-7750 今回はこのデュラエースのペダルの部品構成をもう少し
詳しく見てみましょう
これがデュラのペダルの回転部 分解出来る部品の全てです
実は先日より 少し部品数が増えています これはこれから
読んで頂くと 文中で解る様に致します
ペダル本体の奥 ペダル軸の先からそれぞれの部品を
見て行きましょう
一番先端にはこのスチールボール サイズ 3/32 2.3812mm
が 9個使われています
下の写真が新たに引き抜いた 平ワッシャーとスリーブです
これはペダル本体内に見えていたのですが 圧入されている物と
判断し 前回は外そうとしなかったのですが フック型ソルダー
エイドで引っ張ると 案外簡単に抜けました
このワッシャーは ボールを納めた後 ボールがこぼれない様に
する 整備性以外に思い付きません
先端のスチールボールの次は この様に組まれています
この部分が ペダル軸先端側の肝心な所ですね
実はペダル本体の奥には もう一つ部品が残っています
これは工具が引っ掛かる処が無く引き抜く事が出来ません
この奥の部品は 先述のスチールボールの玉受けと
シャフトの先端を受ける 突起が付いています
ペダル軸の先端の形状です
先端内部が凹んでいます ここがペダル本体奥の突起に
当り振れ止めになります
先端外部の曲面が 玉押し部になり ストレートの部分が
ニードルベアリングのニードルが当る部分です
この先端のスチールボール部は ニードルベアリングの
芯ブレを防ぐ為に かなり役に立っていると思われます
金属スリーブの外径は 12mm
ニードルベアリングの外径は 約 8.5mm です
ニードルベアリングは 樹脂製のケースに
1.5mm 位のニードルが 8本使われています
このニードルベアリングと鋼球を回転部に使うのは 過去
分解整備の様子をご紹介した シマノの B.B小物 デュラ
BB-7700 と同じですね
【 B.B小物 デュラエース BB-7700 グリスアップ 】
ペダル軸の形状です
ここから外 クランク側の回転部を見て行きましょう
右側のツバ その左の色が変わっている所に このゴム質の
シールが装着されます シールには方向が有り やや外部が
拡がっている方がクランク側です
このシールの上に ペダル軸押さえボルトが装着されますが
このボルトは軸とは非接触です
シールの左側 円形にシャフトが窪んだ所が玉押し部になり
ここにスチールボール 3/32 が 17個入ります
実走行時 鋼球が当るのは窪んだ部分の この写真では左側の
アール部分です
玉押し部 左の溝は C型スナップリングが納まる溝です
これが 私がペダル軸押さえボルトと言っている物ですが
正式な呼称は不明です 軸を奥に押えているのには 間違い
有りません
このボルトは軸と非接触ですが ペダル本体内部側
ここが玉受けになっています クランク側のスチールボールを
この玉受けで受けています
そしてこのボルトの外部にロックナットが装着されるのですが・・
この構造は ハンガー小物の左側
そのハンガーワンと ロックリングと同じ構造です
そう考えると このボルトは ペダル軸押さえボルトより
ペダルワンと呼ぶ方が理に適っているのかな まさか・・(笑)
ここを組んだ後で この溝にスナップリングを入れるのですが
このリングは 回転部の性能には全く寄与していません
ペダル本体に この状態のアクスルを組み込む際 ボールが
落ち難い様にする整備性の為に有るだけでしょう
この DURA-ACE と言う部品は本当に感心する位に良く 考え
られています 今回のペダルに関して言えば 軸の内外に力を
分散させ軸の歪みを無くす構造ですね 先日の 【 PD-R540 】 等
の下位グレードとは全く違う概念を感じさせてくれます
これだけ複雑な構造では 一つ精度が出ていないと 逆に回転
摩擦が増えると思いますが それが全くなく工作技術にも凄い物
を感じます
カンパ信者では有りますが
デュラエースが段々好きになってきたぞ(笑)