Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

冬の塗装は こんな具合

2009-12-21 18:40:42 | 自転車 レストア ピスト
昨日はあまり時間も無かったので 大した自転車整備は
していません でも少しの合間で ビバロのトゥクリップの
美装をしておきました






MINOURA ミノウラのトゥクリップ 軽合金ですが
これもアルマイトの下から腐食が始まっています




表面を磨き塗装で錆の進行を抑えましょう
錆落としも兼ね塗装の為に表面を荒らしておきます




この場所は屋根は有りますが 囲いが無く
外気と温度は一緒です 一般的にはガレージと呼ぶ様ですね(笑)






最終的に黒の艶消しを吹く事にしました
艶消し塗料は スプレー直後はこの様に艶が有るのですが
乾燥と共に艶が無くなって行きます

この塗料を吹いた直後の状態 塗料が冷えて固くなっている為 
こんな具合になってしまいます 塗料が伸びません




実はビバロの自転車に合わせ 最初は違う色を吹いたのですが
あまり良い状態に仕上がりそうに無かったので 誤魔化しが効く
この艶消しにしたんですよ





黒の艶消し塗装は 仕上がればこんな状態になるので そんなに
難しい塗装では有りません

しかしこれから仕上げに近付くフレーム塗装はそうは行きません
今迄は幾らでも手直しが出来ましたが これからの失敗は手直しが
効かない段階です

しかし暖かくなるのを待っていたら 完成が春になってしまうしね
何か作業環境の改善を考えないといけないですね

コメント (4)
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ビバロ ピスト フレーム塗装 胴抜き

2009-12-19 20:34:45 | 自転車 レストア ピスト
少しずつだがレストアが進んでいる VIVALO ビバロのピストレーサー
先日フレームの上塗りをしましたが その塗装も乾いたので今回は
フレームにメリハリを付ける為に少し手を加えましょう






フレームがホワイト一色だけでは 自転車を組んだ時、どうしても
間が抜けた自転車になってしまいます フレームに少しアクセントが
欲しい処です
カッティングシートの製作などするすべも無い私は 色の塗り分けで
対処します その為にはまずマスキング作業






何時もの様に外で作業をしていましたが この寒さ、参りました
手がかじかんで細かな作業が出来ません 仕方無しに部屋へ
持ち込みましたよ








マスキングが終り塗装に移ります マスキングは 2時間の作業
ごくわずかな隙間からでも塗料が入り込みます フレームに厚着を
させているのは寒いからでは有りません(笑)






塗り分けの色に選んだのは 濃い紺色のメタリック
この塗料は前回 ALAN アランのロードフレームを塗装した時
インフレーターに塗った物の残りです
【 ロード アラン フレーム塗装 完成 】

新しい物を買い、お金を掛ける事も有りませんし イメージを
していた色とも合うのでこれで行きます






一回目を吹きました これから何度かに分け重ね塗りを
するのですが この気温の低い時期はその間隔を長く取る
必要が有ります
塗料が冷えていると 塗装面が梨肌になり易いので スプレーは
お湯に浸けて暖めてから使っています






何度か重ね塗りをし 塗り分けが完了しました





気温が低い時の塗装 暖かい時と比べ、特にメタリックは色が濃くなり
メタリック感があまり出なくなります これは塗料の乾燥に時間が掛かり
塗料に含まれるメタリック粉が 塗料の下に沈んでしまうからでしょうね




マスキングテープを剥がします これは塗料が乾き切るまでに行います 
乾燥してしまうとテープに塗料が付いて来てしまいます

今回のアクセントはヘッドとシートの胴抜き 昔、良く流行った塗り分けですね
ただ少し違った事もしてみたかったので ダウンチューブに線引きの様なラインを
入れてみました これは初めての試みです

もう少し手を加えたい事が有るので 養生を外すのはここまでにしておきましょう

今回の反省
ヘッド部のマスキングテープを曲線も可能 との材料を使ってみました
このテープは厚味がやや厚く 少し不安も有ったのですが これは使って
失敗でした やはり仕上がりにシャープさが無くなります 
どうせカッターで切り抜くのだから マスキングテープは薄手の物が良いですね

コメント (9)
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自転車のクランクは 磨けば光る

2009-12-18 22:10:45 | 自転車 レストア ピスト
レストアを進めている VIVALO ビバロのピストレーサー
軽合金部品が多く使われていますが どれも状態が良く
有りません 今日はマイティコンペのチェンホイールを研磨、
バフ掛けしました




ビバロのフレームより取り外した SUGINO スギノ
MIGHTY COMPETITION マイティコンペ PCD 151 時代の物です






表面のアルマイトだけでは無く クランクの素地まで
腐食が進んでいます こうなれば一皮剥いて磨くしか有りません
クランクの裏に 昭和46年の刻印が有ります 

マイティコンペが何時、発売されたか正確には知らないのですが 
私が昭和43年の刻印の有る物を当時に買っています 発売後、
直ぐに買った記憶が有るので その頃が初期ではないでしょうか
当時は樹脂製の赤いセンターキャップが付いていました






ギア板も腐食が良く進んでいます 3/32 の薄歯 47T です




では気合を入れて磨きましょう (この作業は本当に気合が必要 )






例によって作業中の写真を撮る余裕は有りません
着ている物は捨てても良い服 この格好はとてもお見せ
出来ません そのくらい全身が真っ黒になります

この写真は 研磨が終り、仕上げ段階のバフを掛けている処です



完了!



顔が写るまで磨きました




右側は凹凸が有るので結構面倒です






5 アームの凹んでいる部分は研磨が難しいので
ちょっと後で細工をするかも・・・






ギア板も磨いてやりました





磨けば光る自転車のクランク アルマイト加工がされる以前に自転車と
親しんだせいか このアルミの光沢が結構好きです 磨くのが大好き(笑)

一言にアルミと言っても素材に依って磨いた時の 光沢や色が違います
ここまで 5時間の作業 以前より少し手際が良くなったかな?

コメント (10)
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カンパニョーロの 歴史

2009-12-17 20:15:47 | 自転車部品・用品
自転車部品の一流メーカー Campagnolo カンパニョーロ
そのファンは多く、自転車愛好家なら憧れの部品メーカーです
トゥーリオ・カンパニョーロが 会社を立ち上げた時代からの歴史
そんな事を正確に知りたくないですか?






そんな カンパニョーロの歴史が網羅された本がこれ
CAMPAGNOLO The gear that changed the story of cycling








今迄、海外版は有ったそうだが 今回日本版が始めて発売された

カンパ創業時の記事だけでは無く 
どうしてトゥーリオ・カンパニョーロがクイックレリーズハブを
発明したか これに付随して自転車そのものの歴史も詳しく
書かれている






書籍内の写真の一部ですが 1930年に誕生したクイックレリーズから
最新の 11速 スーパーレコードまで 要所要所で触れられている






カンパ信仰者とも呼べる熱烈なファンが多く存在する CAMPAGNOLO

しかしそれが故 想像や憶測で書かれた記事は多く有るのだが
確実な情報の基で書かれた書籍に出合った事が無く 本当の処は
どうなんだろう と良く思う事が有った そんなもんもんとした気持ちを 
今回の本は晴らしてくれる

カンパファンと自称するなら 是非手元に置いておきたい書籍です
私は 【 カツリーズ サイクル 】さん から取り寄せました




少し前に咲いていた花 ついついブルーの花に目が行って
しまいます 私はブルーが好きなんだろうか・・・

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ビバロ ピスト 部品の洗浄

2009-12-16 20:42:22 | 自転車 レストア ピスト
フレーム塗装の上塗りが終わりました 塗装が乾燥するまでに
ビバロに使っていた 各自転車部品の洗浄をしておきましょう




Campagnolo カンパのピスト用ペダル これは洗浄だけでは
終わらないですね 鉄プレートの錆落としも必要です








まずトゥクリップとストラップを外しましょう
この頃のオールドカンパと呼ばれる時代のカンパは
8mm 頭の 6角ボルトを良く使っています

使っている工具はカンパの T型レンチですがこの工具は
本当に便利です もう 40年近く使っています






ペダルを分解します ダストキャップを外しましょう
グリスは思っていたより綺麗です






ロックナットは 11mm です






玉押しは 13mm カンパのペダルは舌付ワッシャーが
大切な役割をしています このワッシャーが無ければ
玉当りの調整が出来ません






使われていたトゥストラップは Alfredo Binda アルフレッド・ビンダ
これは本当に優れたストラップでした 硬くも無く柔らかくも無く
こんな良いストラップが今無いのが残念です

ちなみに Alfredo Binda は自転車の世界選手権プロ・ロード
1927年 初代覇者の名です




ビバロのフレームから外した部品達 今の間に洗浄し綺麗にしてやります








全ての部品を洗い油で丁寧に洗ってやります 洗い油はガソリンです
でもガソリンを使う時は 火気厳禁 取り扱いには注意が必要です






カンパのヘッド小物 それに使われているスチールボールです
洗っただけでまだオイルは差していませんが綺麗ですね

洗浄をしていてヘッド小物に不具合が有りました これは又
別の機会に書きますが こんな不具合を見付ける為にも洗浄は
丁寧にするべきですね




ペダルのプレートや錆の酷い部品は サンポールの力を
借りました このプレートの錆は根性が入っていました
ちょっと時間が掛かりました




洗浄、脱脂が終わった各部品 回転部には Microlon
マイクロロン処理を施しておきます





手入れが終わった部品達 組み付ける時まで外気に触れない様に保管しておきます

今回のレストア 気温が低いのでフレーム塗装の乾燥にも時間が掛かります
その間に出来る事はしておきたいのですが 沢山の研磨、バフ掛けが残って
います この作業は気が乗らないと出来ないな・・・ それ位苦痛が伴う作業
なんですよ  でも大丈夫、何時も気合は入っています(笑)

コメント (2)
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