Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

Campagnolo ピスト用ペダル 鉄プレート

2009-12-26 21:26:58 | 自転車 レストア ピスト
自転車のレストアが順調に進んでいる ビバロのピストレーサー
この自転車に使われているのが カンパ レコードのピスト用ペダル
アルミプレートのスーパーレゲロが後に発売されたが この鉄プレートは
中々捨てた物じゃない






友人から自転車を預かった時の状態 長年放置され
こんな可哀想な姿に・・・




このペダルは先日 他の回転部品と共に洗浄をし
Microlon マイクロロンのメタルトリートメントで
表面処理は済ませておいた






洗浄し幾分ましになったとは言え ペダル本体はこの様な
酷い状態




さてさて今日はこの酷いアルミの腐食の磨きと
グリスアップをしてやりましょう






少しでも良い状態にしたいので グリスはマイクロロンの
ルブリカントを使います




玉当りの調整です カンパは色々な部品の中でペダルだけ 
何故か当り外れが有り 稀に手応えの悪い物が有ります
しかしこのペダルは凄く感触が良い 大当りの部類です
気持ちの良い玉当りが来ました



そして



グリスアップと磨きも完了






このカンパのレコードペダルは 1950年の発売 
1974年にアルミプレートのスーパーレゲロがリリースされ 
後にチタンシャフトのスーパーレコードに変って行きますが 
この基本的な構造は変更される事が無く 完成されたペダルですね




befor after



なんとかパンパの艶を出す事が出来ました 回転は先述の通り最高です
おそらく 30年以上経ったこのペダル この様に整備をしてやれば蘇ります
カンパって凄いですよ

この鉄プレートのレコードペダルは 私もトラックレーサーに使っています
自転車競技場で走るのには アルミプレートよりこの鉄の感触が私は好きでした

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カンパ ミラージュ ヘッド小物

2009-12-25 20:13:25 | 自転車 レストア ピスト
CAMPAGNOLO MIRAGE カンパニョーロ ミラージュ
カンパの廉価版グループですが 今回レストアを進めている
ビバロのヘッド小物に不具合を見つけたのでこれを手当てしました






VIVALO ビバロのピストフレーム これには CAMPAGNOLO
RECORD レコードのピスト用ヘッド小物が使われていました

1インチ スレッドタイプの ITALY 規格です



 


このヘッド小物を取り外した時 何か何時もと違う手応えを感じ
何なんだろう? と思っていたのですが
先日、手入れをした時その不具合を見つけました






グリスまみれになっていて 分解した時には分からなかった
のですが フォークに圧入されているボールレースに亀裂が
入っていました

取り外す時に感じた違和感の原因はこれでした




カンパ・レコードのボールレースが部品箱の中に有ったはず
なんですが 行方不明・・・
それでレストアにあまりお金を掛けるのは 友人にも気の毒
だったのですが 新しい物に交換する事にしました






そこで選んだのが カンパのミラージュ おそらくロード用です
本体がアルミでボールレースが圧入されています
私のロードには NUOVO RECORD ヌーボレコードを使っていますが
それと構造は一緒です でもやはり廉価版 材質が全く違います

下の写真はフォークのボールレースですが 
ゴム質のウォーターシールが装着されています これはあまり古い
ヘッド小物には無かった物ですね ミラージュがリリースされたのは
1995年でした






塗布されていた やけに固いグリスを洗い落とし Microlon
マイクロロン処理をしてやりました 
リテーナーに使われているスチールボールは良い雰囲気を
出していました さすがカンパと誉めておきましょう(笑)






CAMPAGNOLO MIRAGE カンパは誉めて 誉めまくりたい処ですが
この小物に関しては ごく普通でした お値段からすれば仕方が
ないか・・・





さてさて 元々ロード用とピスト用のヘッド小物は大きさが違うのは分かっていましたが
フォークコラムの長さが足りるかな? これは一度装着してみないと分からないな

使えなかったらどうするんだ 又部品箱の中を必死になって探さないといけないね
レコードのボールレースなんかが出てきたら 玉手箱ですよね(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シートピラー DURA-ACE 手入れ

2009-12-24 20:20:12 | 自転車 レストア ピスト
フレームの自家塗装も終わったビバロのピストレーサー
自転車の全てを綺麗にするにはまだまだする事が有ります
サドル周りのシートピラー 今回はこれの美装をしましょう






ビバロのサドルとピラー サドルは当時の定番 UNICA NITOR
ユニカの革張り ピラーは DURA-ACE デュラエースが使われて
います






他の部品と同じ様に良く汚れています アルマイトは
残したかったけどちょっと無理かな?






サドルベースのクランプ部 一本締めですが 可動部を
押えるこのボルトで微調整が出来るのですね クランプ部も
綺麗に洗ってやりましょう

そして磨き もう研磨もバフ掛けも慣れましたよ(笑)






この デュラのピラー 綺麗な形をしていますね
アルマイトを剥がしてやると余計にそれを感じます
アルマイトはかなり薄く加工されていました





う~ん 艶かしい・・ オールドカンパのハブと良く似た艶です 
やや黒味掛かった深い艶 そして綺麗な造形 これは自分でも使いたい
シートピラーですね   SHIMANO シマノやるじゃないか(笑)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビバロ ピストフレーム 塗装 仕上げ

2009-12-23 20:17:39 | 自転車 レストア ピスト
前回フレームの各部に墨入れをした ビバロのフレーム
いよいよ仕上げ塗装のクリアを吹きます ここまで来たら
もう失敗は許されません 丁寧に作業を進めて行きましょう




何かいきなり真っ青な写真からスタートです
先日から何度も書いていましたが この寒い時期の塗装は
かなり難しく 自分の思った様な仕事が出来ません

そこでガレージをブルーシートで囲いました 外気を遮断する
だけでかなり違います 足元にはストーブを置きました






そして熱源として投光器を併用 これは結構温度が上がりますよ
カースプレーも投光器で暖めて使います




白のソリッド塗装 クリアを吹くつもりでしたので 磨きも掛けて
いません

さてクリア塗料を吹きましょう






何度かの重ね塗りをし 完了しました
このクリア塗装でたまに失敗しますが 今回は垂れる事も無く
上手く行った方です 外気を避け、作業場の温度を上げて正解
でした




良い艶が出ています 乾燥と共に艶は多少引きますが
作業前に想像していたより 上出来で良かった・・・






こちらの写真の方が実物の色に近いかな?





今回の塗装 友人からの希望は白色 それ以外は私にお任せでした
アクセントのブルーは私が独断で決めたのですが 先日友人と会った時
実はブルーを少し使って欲しかった・・・って まあこれは希望通りに
なって良かったのですが   先に言えよ(笑)

フレームはしっかり乾燥するまでそっと置いておきます また乾燥すれば
お披露目させて頂きます  

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビバロ ピストフレーム 刻印に色入れ

2009-12-22 20:12:25 | 自転車 レストア ピスト
先日フレームのアクセントとして 胴抜きをしたビバロのフレーム
このフレームには ハンガーシェルや補強板に肉抜き またホーク
クラウンには VIVALO の文字が刻まれています 今日はその部分に
色入れしました






自転車のフレームには ホーク裏やシートステーのブリッジ
などに この様な補強板が付いている物が有り このビバロは
そんな部分に肉抜きがされています

この肉抜きの部分にフレームとは違う色を入れ アクセントに
しましょう






色を入れる為に 細い面相筆を何本か用意しました
色はやや暗めの金色を選びました ここはフレームの
裏側ですからあまり目立たない方が良いでしょう






こんなの簡単に出来るよ なんて思っていましたが
これが案外難しい 変に筆で擦ると乾燥の若い白い色が
表面に出て来てしまいます




さて次はホーククラウンの刻み文字です
先にした あんな大きな肉抜きでも手こずったのに
ここは どうするんだ・・・






もっと細い筆も用意していましたが 自信が無い
爪楊枝の先を削りこれを使いましょう 実際こんな
先しか文字に入りません





なんとか色を入れました ここにはフレームの胴抜きと同じ色を
選びました




この辺が私の技術では限界です これで勘弁して下さい 
こんな処で失敗は出来ないので 年末の競輪グランプリじゃないが 一発勝負 
手が震えましたよ(笑) でも少しコツが分かったので 次はもう少し上手く出来るかな?

このフレーム 実はシートの胴抜き部にもう少し装飾をするつもりだったのですが
それはぐっと我慢して止める事にしました あまりやり過ぎるとくどくなりますからね

さて、普通ソリッド色はクリア塗料は吹きませんが 今回はメタリック塗料も一部
使いましたので 次回はフレーム塗装の最終工程、クリアを吹きましょう
フレームはなんとか年内に間に合いそうだね

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする