Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードレーサー ハンドルのポジション出し

2012-12-23 19:25:01 | ロードバイク スプートニク
前回より組立を始めたロードレーサー スプートニク 今回はハンドルを取り付け
ポジションを出してみます




この自転車の為に用意しているハンドルとステム

ハンドルは TNI Ergonomic Shallow ECO TNIの
エルゴ シャロウ エコ クランプ 31.8mm 
ハンドル巾 380mmC-C






ステムは DEDA ZERO 100 90mmと 80mmを用意
しています 

先日、フレームの寸法を測った処 90mm の方が
合いそうなので こちらを試してみます






仮に装着し ステムの交換をする可能性も有るので
グリス等の塗布はせずに組み付けました






レーザーをセットし今迄のロードレーサーの
ポジションを参考にしながらそれを再現してみます






ハンドルの高さや サドルからの距離を測っています

高さに付いては、先日位置を決めたサドルからの落差で
決定します ハンドルのクランプ位置もサドルの先端を
基準にしています






今迄の作業でハンドルの位置は確認出来ました
しかしこのハンドル周りにはブレーキレバーが付きます
これも仮付けしてみましょう レバーの取付けボルトは
ブラケットカバーの中に有ります 用意しているのは
DURA-ACE ST-7801 です






ハンドルにブラケットを取り付け ハンドルの角度も
決めてみます 基準は最近の主流、ハンドルの上部と
ブラケット上部が一直線になるようにセットしてみました






ブラケットを握り 手の親指の付け根部分が当たる場所
までの位置を確認しています ほぼ頭で描いていた寸法が
出ています 




図面上の寸法、ポジションはほぼ再現出来ました
でもその数字通り行かないのも自転車 自分の
感覚に合うか ホイールを付けてまたがってみましょう






ハンドル周りにどうも違和感が有ります ブラケットを
ハンドルと一直線にするセッティングは、どうも私には
合わない様です(上の写真)

自分の感覚で微調整します ブラケットを少し上に上げ
ハンドルを少し手前にシャクリました(最近この表現が
人に依り曖昧ですね) 

シャクルとはハンドルバーエンドを自分の方へ近付けると
理解して下さい 逆はハンドルを送ると私は表現しています





自転車のポジション出し レーザーレベルでかなり正確に寸法取りをしていますが
これはポジションの再現にはとても役に立ちます しかしそれが全てでは有りません
今回の様に 最後には自分の感覚で微調整は必要です、これはとても大切な事だと思います

さてこれでハンドルの高さも決まったのでフォオークコラムのカットが出来ます
次回はその作業を見て頂きましょう

前回の記事 【 スプートニク 組立開始 サドルの取付け 】

次の記事 【 フロントフォークの コラムカット 】

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アクセスが 1000万件を超えました

2012-12-22 20:28:08 | よもやま話
私のブログのアクセスの累計が 1000万件pvを超えました
何時もご贔屓にして下さる皆様のお陰です 有難うございます





2009年1月より 自転車整備の事を少しでもお伝え出来れば良いと思い 始めたブログですが
これだけ多くの方々に可愛がっていただけるとは思ってもいませんでした 

子供の頃から自転車屋さんのおやじさんがしていた整備を見て覚えた事も多く 
最近の新鋭機種などは私自身が手探りで触っている物も有ります そう言う事は
皆が経験する事だと思います そんな事は出来るだけ正確で解り易い記事にしたい
と思っています これからも出来る限りブログを続けて行きたいのでどうぞ宜しく
お願い致します

1000万件pv超えに際し平素のお礼とこれからのお願いまで 2012.12.22 Kino 拝
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スプートニク 組立開始 サドルの取付け

2012-12-22 18:12:34 | ロードバイク スプートニク
フレームの紹介や前準備も長かった新しいロード計画スプートニク
いよいよこれから組立を始めます
 
フレームを作って頂いたカツリーズサイクルの成田さんからも ここからは
Kinoさんの仕事です、と言われているのでしっかりと丁寧に組んで行きたいと
思います




今回の組立はまずサドルから始めます 組立の手順に
決まりはないとは言え サドルから始めるのは少ない
かと思います

私の場合基準になるセッティングが有るのでその再現を
します その為にはまずサドルの位置を決め、ここから
全ての寸法を追い掛けて行きます






今回2種類の同じサドルを用意しています どちらも
サンマルコのアスピデ 当初赤いラインを予定していましたが
前の自転車に使っていたシックなグレーのラインの方を使います

でも不思議と重量が違う・・赤い方 194g 、グレー 170g 
レールが違うのかな?




シートポストはこれを用意 Shimano-PRO PLT と言う
アルミの部品です






一旦全てを分解します そして各部に薄くグリスを塗布
します これは腐食防止が目的です、これをすると埃や
汚れを呼びますが 部品を何時までも腐らせず使うには
有効な方法です 

汚れれば掃除をすれば良い、その手間は惜しみません




シートポストにサドルを組み付けました






フレームに装着されたシートクランプ これも一旦外し
ネジや内側に薄くグリスを塗っておきます

このクランプ Cinelli チネリを使ってくれています
チネリとカンパニョーロは何時まで経っても 神です






シートポストの挿入部にこのカーボンの緩み止剤を
使っておきましょう 

ここにも何時もなら固着防止の為にグリスを塗りますが 
この緩み止剤は粒子が細かくとても使い易いので
滑るグリスよりこちらを選択しました






フレームのシートチューブの内部にも薄く塗っておきます
そしてシートポストを挿入しましょう






ここからレーザーレベルを使いサドルの位置決めを
行います 基準にするポジションは選手時代に乗っていた
NATIONAL ナショナルのロードの再現です

自転車のポジション 人により考え方、捕え方は違うと
思いますが 私は、どの様なジオメトリーのフレームでも
サドル、お尻の位置とペダルの関係は同じ位置だと考えています

このフレームの B.B芯を基準にサドルの位置決めをして 
他のハンドル周り等はこのサドルから追い掛けて行きます




サドルのポジションが決まりました B.B芯からの高さ
B.B芯からの後退寸法を再現し サドルの傾斜は水平から
やや前下がりにセットしています

今回初めて使うシートポスト 大変調整に手こずる構造です
クランプ部にアールが付いていて それで角度を調整するの
ですが その度にアール上で前後位置が変わってしまいます
この作業を何度も繰り返すのは少し時間が勿体無いですね





さてこれでサドルの位置が決まりました 次はハンドル周りを決めて行きましょう
それが決まればコラムカットも出来ます 

ヘッドアングルが寝ている為ステムのコラムクランプ位置が思っていたより手前に
来そうです 予定より長いステムが必要かも分からないですね

前回の記事 【 ロードレーサー 部品の取り外し 変速機など 】

次の記事 【 ロードレーサー ハンドルのポジション出し 】

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ロードレーサー 部品の取り外し 変速機など

2012-12-21 20:10:09 | ロードバイク スプートニク
前回から現在のロード LATIDO ラティードから部品を取り外していますが
今回はその作業の続きをご紹介します




前回にチェーンを切りフロントディレラーは
外しています 今回はこのリアの DURA-ACE
から始めましょう






まずはフロントと同じ様にシフトワイヤーを
取り外します 使う工具は 5mmのアーレンキー
ネジは正ネジです




ワイヤーが外れました






変速機本体を外すのはこのマウントボルト
ここも 5mmのアーレンキーを使います
ネジは正ネジです






リアディレーラーが外れました
これで駆動系の部品の取り外しは完了です




次はサドルを外しましょう 次の自転車用に全く
同じサドルを用意していますが やはり使い慣れた物が
良いのでこちらを使います






このシートピラーは一本締め このクランプボルトを
緩めます 使うのは 6mmのアーレンキー 
ねじは正ネジです






サドルが外れました サンマルコのアスピデです

ピラーの後ろのヤグラ部にネジが見えます これは
固定力が弱いので タップを建てイモネジを揉み込んで
いました 
これだけの事をしてもサドルは動きます 想像以上に
力の掛かる所なので 組立時にはそんな事も考えながら
作業を進める必要が有ります






どうでも良い事ですが ヤグラのクランプ部には
紙などを丸めて挟み込んでおくと ヤグラが音を
立てたり、無くす事も無くて良いですよ






ボトルゲージも外しましょう




外した後のネジ穴 そのまま置いておいて良い事は
何も有りません 何かネジを入れておきます






今迄汗や汚れにさらされていた部分 今後の錆の
防止の為にも ネジにグリスを塗って締めておきます






次の自転車に移植したい部品を外しました
チェーン以外は使う予定です




これで私のメインとしての役目が終わった自転車
今後はこれをどうするか 新しいロードを組んでから
考えます それまでこの状態で保管しておきましょう

これで次からいよいよ 新しフレーム、スプートニクの
組立です 丁寧に組んで行きたいですね

前回の記事 【 ロードレーサーの部品を外す ペダル等 】

次の記事 【 スプートニク 組立開始 サドルの取付け 】

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ロードレーサーの部品を外す ペダル等

2012-12-20 21:28:05 | ロードバイク スプートニク
今回新しいフレームでロードレーサーを組みますが 現在使っているロード
LATIDO ラティードからの部品移植も考えています 次に使う部品を取り外しましょう




現在使っているロードレーサーのラティードです
新しいフレーム用に一通りの部品は用意している
のですが この自転車の部品の方が良いのも有り
それらはこちらの物を移植しましょう






自転車を分解する時 絶対にここからと言うのは
有りませんが 手順を考え後になればやり難い処
から進めて行きます

どんな自転車もやはりベダルからでしょう これは
チェーンを切ったりホイールを外してからでは一苦労
します 使う工具はペダルレンチ






ペダルレンチを掛けペダルを緩めます ここで使う工具は
15mmのレンチや小振りのモンキーでも良いですが 長い
工具の方が作業は楽です 
今使っているのは Campagnolo UT-BB030ハンガー小物の
右ワンとの兼用工具です




左右のペダルが外れました ネジは右は正ネジ
左側は逆ネジです 緩める時、ギア板などで
怪我をしない様に注意が必要です




次はチェーンを切りましょう ここはコネクターリンクを
使っています






このパーツを外すのには専用工具を使えば確実です
これは Park Tool MLP-1C マスターリンクプライヤー
頻繁にこの作業を行うなら一つ用意しておけば良いでしょう
お値段は 2500円程度です




プライヤーをチェーンに掛けます






そしてプライヤーを握ると 左右のリンクが寄り
コネクターリンクが外せる状態になります








その状態でリンクを外してやればオーケイです
力もほとんど要らないですよ






外したチェーンは細い針金で止めておきます
一度使ったチェーンは当りも付いているでしょうし
次に使う時、同じ方向で使う為にしています




フロントディレーラーを外します






まずはシフトワイヤーを取り外します ワイヤーの取り付け
ボルトを緩めます 使う工具は 5mmのアーレンキー
ネジは正ネジです




ワイヤーが外れました 緩めたボルトは軽く
締めておくと良いですね 紛失防止です






これは直付のディレーラーです 変速機の取り外しは
このボルト、ここも 5mmのアーレンキーを使います
 
何か付いているのは自作のチェーンキャッチャー
バターナイフを使っています

この小物は人気が有りました その自作風景
【 チェーン脱落防止プロテクター 自作 】






取り付けボルトが緩み フロントディレーラーが
外れました






次に使う物は新しく用意しているので 直付用アダプターは
残しておきます 変速機の裏側はどうかな・・・





汚れがとても溜まり易い変速機の裏側はご覧の通り 綺麗ですよね、
普段ウエスで掃除をするだけではこの状態は保てません 
やはり洗車の効果が表れていますね

さて記事が長くなりました部品の取り外しの続きは次の記事にしましょう

前回の記事 【 アウター受けボルトに プチ塗装 】

次の記事 【 ロードレーサー 部品の取り外し 変速機など 】

 
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