アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ユズリハ(楪)に果実

2012-12-02 | 樹木

廣池学園構内に数本あるユズリハ(楪)は、果実が出来ていた。
初夏に黄緑色の小花を総状につけるのだが、未だ撮ったことがない。
来年の課題として忘れないようにしたい。
新しい葉が生長してから古い葉が譲って落葉する様を、
親が子を育てて家が代々続いて行くように見立てて
縁起物とされ、正月の飾りや庭木として利用される。
ユズリハ科ユズリハ属
2012年11月29日

↓ 中央広場にどっしりと立つユズリハ(楪)の木


↓ 太い幹


↓ 果実(核果)と葉




↓ テニスコートの斜面に植栽されたユズリハ
左が雄株、右が雌株


↓ 雄株、葉柄が赤味を帯び美しい


↓ 赤みがかった葉柄の中心に新芽が見える雄株


↓ 雌株の幹


↓ 果実と葉






メモ
・ユズリハは雌雄異株の常緑高木。高さ6m内外。
・若い枝と葉柄は紅色を帯びる。
・4~5月頃緑黄色の小花を総状につける。
・楕円形の核果は11月頃熟して暗緑色となる。
・新しい葉が生長してから古い葉が譲って落ちるので、この名がある。
・葉を新年の飾り物に用いる。
・枕草子には「ユズリハのいみじふさやかにつやめき」と書かれている。
      広辞苑より


カイノキ(楷の木)の紅・黄葉

2012-12-02 | 樹木

廣池学園構内にある、カイノキ(楷の木)も紅・黄葉が始まっていた。
リースなどにも使われるという果実が真っ赤に実り、地面にも落ちていた。
各地の孔子廟に植樹されているが、ここ廣池学園構内の
カイノキは特に大きい方だと思う。
ウルシ科カイノキ属
別名「カイジュ、トネリバハゼ、ランシンボク(爛心木)、
ナンバンハゼ(南蛮櫨)、クシノキ(孔子の木)」
2012年11月29日

↓ 右隣にあるレストランより背の高い巨大なカイノキ
黄葉している左側の木はヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)






↓ 紅葉・黄葉したカイノキの葉と果実








↓ 地面に落ちた果実


↓ プレートとカイノキの幹


↓ 日時計越しに見るカイノキの紅葉


↓ 記念館そばの広場にある大きなカイノキ(楷の木)
周りのモミジとのコラボが美しい


メモ
★ 楷の木は直角に枝分かれすることや小葉がきれいに揃っていることから
楷書にちなんで名付けられたとされる。
別名のクシノキは、山東省曲阜にある孔子の墓所「孔林」に弟子の子貢が
植えたこの木が代々植え継がれていることに由来する。
また各地の孔子廟にもうえられている。
孔子と縁が深く、科挙の進士に合格したものに楷の笏を送ったことから、
学問の聖木とされる。
日本には1915年に孔林で採られた種子が伝えられ、東京都目黒区の
林業試験場(現在の林試の森公園)に植えられた。
雌雄異株で樹高は20-30m、幹の直径は1mほどになる。
葉は偶数羽状複葉だが、奇数の葉が混じることがある。
小葉は5-9対で倒卵披針形で濃い緑色をしている。
秋には美しく紅葉する。
花は円錐花序で、4-5月に葉に先立って花を咲かせる。
雄花は淡黄色、雌花は紅色を呈する。
秋には5-6mmの赤い球形の果実を房状につける。実は熟すると紫色になる。
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