ボーイスカウトの野外訓練が行われると言われる林の斜面にゴンズイ(権萃)の木があった。
何回か通った道だが、今まで気づかなかった。遠くから見ると、枝が赤くなっているので、
近づいてみて、初めてゴンズイ(権萃)とわかった。
ミウバウツギ科 ゴンズイ属
別名「ゴゼノキ、ショウベンノキ」
2012年12月19日
↓ ゴンズイ(権萃)の裂開した果実。
大きさ1センチ位の赤い袋状の果実が実り、それがはじけて中にある真っ黒な種がみえる。
果皮の内側の鮮やかな赤色と光沢のある黒い種とのコントラストが美しい。
↓ 黒光りする種は殆どなくなっていた。
↓ 残った葉の紅葉も美しい
↓ ゴンズイ(権萃)の木の全形
高さ3~8mになる落葉小高木
メモ
・分布は本州の関東地方以西、九州、四国。
・生育地は日当たりの良い、やや乾燥した雑木林の林縁。
・落葉小高木、高さ3~8mになる。枝がまばらに出るので、まとまりのない樹形になる。
・名前の由来は、材がもろくて役にたたないので、同じように役に立たない魚のゴンズイの名がつけられた。
・春先に枝を切ると、樹液があふれてくるので、四国や九州では「ショウベンノキ」と呼ぶ地方もある。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」