アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ヌルデ(白膠木)の実や冬芽など

2013-02-20 | 樹木

大堀川には、大小のヌルデの木が多数自生している。
ヌルデの果実は直径5~8mmの扁平な球形をしており、野鳥の貴重な餌となる。
今の時期は、実は殆ど食べ尽くされているかと思ったが、残っている物もあった。
また、冬芽も多数みられた。
ウルシ科ウルシ属
2013年2月17日

↓ ヌルデの実






↓ すっかり実が食べ尽くされた房




↓ 葉痕は冬芽を包んでU字型になっていた。
冬芽は半球形で黄褐色の軟毛が密生している。








↓ ヌルデが生えている風景




↓ ヌルデの幹や樹皮
幹や枝は斜上する。樹皮は灰褐色で皮目が多い・


ヌルデの木に多数のツボミが付いた様子(2010年9月撮影)
このころはアルも元気だった ⇒ クリック

おまけ
↓ ヌルデの木にとまるスズメ(昨日アップ)







メモ

・落葉の小高木。
・伐採などの撹乱跡地にいち早く生育する代表的な先駆樹種。
・ヌルデの葉は8~13枚の小葉からなる複葉で、葉軸に翼があるのが特徴。
・ヌルデの葉にはヌルデシロアブラムシが寄生し虫こぶ(虫嬰)を作ることがある。
・ヌルデは雌雄異株。
・ヌルデの花序は茎の先に枝分かれした総状花序。花は数mm程度で5つの花弁がある。
・雌花には中心に3つに分かれた柱頭を持つ雌しべがある。
・雄花は5本の雄しべがあり、花弁は反り返る。
・秋には直径5-8mmほどの扁平な球形をした果実をつける。
・果実の表面にあらわれる白い粉のようなものはリンゴ酸カルシウムの結晶であり、熟した果実を口に含むと塩味が感じられる。
参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』