柏の葉第2水辺公園には、ハンノキ(榛の木)が多数生えている。
昨年の10月ころ成熟した果実(堅果)と花(雌雄同株)が同時に見られた。
カバノキ科 ハンノキ属
別名「ハリノキ」
撮影2013年2月22日
↓ ハンノキのと雄花序(長さ4~7cm)と雌花序(長さ3~4mm)
↓ 雌花序拡大
↓ ハンノキの果実と花序(後の2本の木はラクウショウ)
↓ ハンノキの樹形は美しい。この木はまだ若いが、将来が楽しみな樹。
遠くに見える建物は県民プラザ
↓ 公園の遊歩道の両脇にハンノキの並木が
↓ 若いハンノキの樹皮
↓ 参考 2011年2月撮影の大堀川で撮影したハンノキより ⇒ クリック
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メモ
●低湿地や湿原。地下水位の高いところに生える。
●落葉高木。高さ10~20m。直径10~60cmになる。
●ハンノキの仲間は雄花序も雌花序も冬芽は芽鱗に包まれず露出したまま冬を越す。
●花は雌雄同株で、暖地では11月、寒いところでは4月、葉が展開する前に開花する。
●雄花序は長さ4~7cmで柄があり、枝先に2~5個垂れ下がってつく。
●雌花序は長さ3~4mmで柄があり、雄花序の下方に1~5個つく。
●果実は堅果。果穂は長さ1.5cm~2cmの卵状楕円形で10月に成熟する。果鱗は長さ5~6mmの扇形。堅果は長さ3~4mm。頂部に花柱がのこる。翼はほとんどない。
●植栽用途は公園樹。
●用途は建築材や家具材に使用される。果穂はタンニンを含み、染料として利用される。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」