森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

韓国ドラマ「怪物」

2023-04-16 00:44:37 | 海外ドラマ

あえてタイトルの前に「韓国ドラマ」と付けました。

じゃないと、今だと是枝監督の新作の「怪物」の検索で引っかかってしまう方もいらっしゃるかもしれませんから。そちらの映画も、シナリオ・音楽・キャスト、みな興味があり、見てみたい作品ではあります。

で、こちらは、たまにはアマゾンプライムで何かを見てみようかなと思って開きタイトルに惹かれて見てみました。

この時は、まだこれから公開になる同じタイトルの映画のことは知らなかった頃です。

 

この作品、全16話なのですが、最後までしっかり見ると、「あー面白かったなぁ」と思い、また「なんか感動したなぁ」ともなり、「終わっちゃって寂しいな。」ともなるのです。

つまり面白かったし、とっても良かったです。

でももし星をつけるとしたら、私は「☆☆☆★★★」かしら。★は20点

この作品の幹になる部分は、もしかした「犯人は誰 ?」ではないのかもしれません。もしそうなら、連続殺人犯はあの人で、その後に続く恐ろしい真相の犯人はあの人という部分は、意外性がないからで、怪しい人が犯人です。

しかもシリアルキラーは8話、つまり話半分の段階で分かってしまうのです。

その後のさらなる秘密の犯人も、思った通り・・・・。

だからつまり、たぶん面白いのはそこじゃないと思うのです。

だけど「★★」をマイナスにして、☆四つをつけなかった理由もまたそこにあって、後半に行くにつれてお話が、あまり好みじゃなくなっていったからなんです。

 

途中で

「えっ、まさか!?

それはどういうこと?」という映像が入ります。

主人公の刑事が犯人だなんてありえません。なのにその映像では、彼は思わず犯人なのかと思わせるようなものなのです。

しかしその真相も、最後の最後にというように引っ張られることはありません。

すこぶる納得のいく流れでした。

深淵を除くものは、深淵もまたお前を見詰めているー。

怪物を捕まえるには、自らも怪物になる  ?

二人の刑事が、悪の姿をさらそうとするとき、彼らの犯した罪と罰とは。

 

バディものでありながら、信じあう二人という関係でないのが、もどかしくもありですが、逆にそこが最後のジンワリした感動を生んだように思います。

 

と言っても、シリアルキラーのあの人、本当に怖いですよ。

 

二人の刑事に

ヨ・ジング(ハン・ジュウォン)×シン・ハギュン(イ・ドンシク)。

 

『20年前、双子の妹が失踪しその事件の容疑者とされたイ・ドンシク。現在は地方にあるマニャン派出所で巡査部長として働いている。ソウルから来たエリート警部補のハン・ジュウォンと組むことになり、2人はぶつかり合いながらも連続殺人事件を捜査していく。次々に起こる事件と明かされていく真実。本当の怪物は一体誰なのか?』アマプラの解説からお借りしました。


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「ヴェラ~信念の女警部~」にドはまり+

2023-04-07 00:59:57 | 海外ドラマ

〈熱は下がりましたが、気管支あたりが痛くて、夕方過ぎはあまり元気はありません。昼間はなんだか姉妹や友人と長電話。それで呼吸器などに良くない影響を与えているのかなと思っていますが、それを夜に思っても後の祭りですね。とてもコロナには思えません。それなのに発熱外来に行かないとだめなのかと思うと、嫌なので、熱が下がるまで引きこもっているのですが、その生活が徐々に快適になってきてしまっています。・・・・・でも元気になりましたとは言い切れず。m(__)m〉

 

3月にはまっていたドラマのお話をさせてくださいね。

AXNミステリーで3月の初めの4日間、一挙放送したのを録画してゆっくり見ていました。

このサスペンス、タイトルに「女」と付いてるじゃないですか。私、これでなんか避けていたように思うんです。なんとなく「おばちゃんデカ奮戦記」みたいな感じがしちゃうじゃないですか。だけど食わず嫌いはやめて、このサスペンスを見て、本当に良かったです。めちゃくちゃ面白いです。

私はタイトルに「女」をつけてるようじゃだめだよと思うほうなのですが、それなのにこのヴェラが魅力的なのは、女性の持っている細やかな視点から、違和感のある点からバンバンと真実にたどり着いていくところにあるからかもしれません。視点は細やかでも、その発言はストレートで、行動はテキパキ。それなのに優しい。

シーズンの最初のほうに、彼女の学生時代の恩師が出てきますが、若い時にはそのストレートなものの言い方で、だれもから好かれたとは言い難いと、その恩師は彼女に理解を示すのでした。

私があまり得意としない、刑事の家族が事件の関与という話はほとんどありません。それでもヴェラの母がどんなふうに亡くなって、父がどんな人で、また母違いの姉妹がいるらしいということが分かっていきます。

とにかくお話が面白いんですよ。

サスペンス好きな方にはお勧めできます。

そういえば、これ、怪しい人はバンバン引っ張ってきちゃうところも好きです。なんかまどろこっしくなくて良いですよ。あんまり片っ端から怪しくなって片っ端から引っ張ってくるので、意外と終盤まで犯人が分かりづらいのも好きかも。(単に私が鈍いだけかなw)

このドラマは4月に入ってから2話ずつ毎日放送されています。

 

実は私も、うっかりとシーズン5の1,2話を録画に失敗してしまいました。また留守をしていた時に「録画開始します」「録画が終了しました」があんまり出て、夫殿が、なにを私が録画してるんだろうかと見られたらいやだなと余計なことを思って、シーズン8から10までは録画していないんです。またその抜けた分の録画を4月にして5月にはそれを見る楽しみがはあるというものです。3月はヴェラというおばちゃまに朝会うのが楽しみでした。夫が会社に行ったら、録画を見始めちゃって・・・

おいおい、主婦はそれでいいのかって。

いいや、ちっとも良くないんだけれどね、その時、もう中毒になっていたので仕方がないんだ ! 居直り。

物語の感想が皆無ですが、

3月は、シーズン1から7までとそして最後のシーズン11で32話見ました。しかも1話分が意外と長くしっかりと描かれています。(つまりたくさん見すぎて書けないというのが本音w)

で、結局「これ、めっちゃ、美味しいよ~ !!!」しか言わない食レポのような感想になってしまいました(;^_^A

シーズン11だけが6話で、あとは4話ずつです。

 

そして今、この食わず嫌いだったドラマを、やっぱり見てみようと思うきっかけになったYam Yam様のサイトに行ってみたら、なんシーズン12と13の楽しい情報が載っていました。

気になる方は、どうぞそちらのサイトをご訪問ください。→こちらです。

 

そして「+」の部分の話をします。

英国ミステリー「カササギ殺人事件」 〉を3月には、またしっかり見たんです。

それはですね、面白かったという記憶があったからと、そのネタバレなしの感想の中に

>しかし訳の分からない感想を一言書いておくとすると、この作家の仕掛けた罠と言うか真実を知ったら、「どうするのよ、これ!!」って、私も動揺すると思います。

とあったのですが、びっくりしたのは、その「どうするのよ、」のどうするって部分を、自分が忘れてしまっていたんです。

犯人は覚えていたんですよ。

でも見返して、「あー、そうだったなぁ。」と思いましたが、昨年の7月の私は、「致命的だわ。」と感じたのに、今年の3月の私はそうは思いませんでした。(やっぱりネタバレなしなので、この部分、見てない人には何を言ってるのか分からない部分だと思いますが。)

人間というのは、結構下品な生き物だし、アナグラムには弱いところがあるからです。弱いというのは、見つけられないという意味ではなく、見つける喜びに負けるという意味です。作者は殺されて、そのアナグラムの下品さに花を添えたようなものですね。

ただし探偵が草刈正雄さんのようなハンサムじゃ〈なぜ草刈正雄?〉、嫌ですが^^

 

もう一つ「+」のお話。

wowowで「パムの秘密」を見ました。

 

レニー・ゼルウィガーが主演だからです。解説を読むと、主演のみならず製作総指揮を務めたのですって。実話をもとにした戦慄サスペンス。

いや、本当に怖かったです。レニー・ゼルウィガーが本当に醜い。あの「ジュディ 虹の彼方に」で主演女優賞を取った人とは思えないし、「ブリジット・ジョーンズの日記」のキュートさもない・・・・。あっ、もちろん演技で。

女優さんは、本当にすごいと思えた作品です。

『2011年12月27日、ミズーリ州トロイの町でベッツィ・ファリアが殺害された。がん患者のベッツィは、化学療法を受けた後で母ジャネットの家で娘マライアらと穏やかに過ごしていたところを、世話好きの親友パムにほぼ強引に自宅に戻された。その後、友人宅から帰った夫ラスが自宅の床で亡くなっているベッツィを発見。取り乱しながらもすぐに通報すると、駆け付けた刑事は他殺と判断、ラスを犯人として連行する。』

 

これを見たとき、「実話をベースにして」という部分で1995年に劇場公開された「シリアルママ」という映画を思い出しました。

「シリアルママ」には彼女なりの社会正義があったけれど、こちらは欲のお化け。

古い映画だけれど、記憶の中のその映画のほうが面白く感じました。こちらのドラマは、面白いとは感じる必要のないドラマだと思うし、なんて表現して良いのか分かりません。

ただ日本にも言葉巧みに人を操り、友人(とは言えないと思うが)の子供を餓死させてしまう人もいる。世の中には、そういうモンスターがいるんだと知っておくことは悪いことではないのかもしれませんね。

 

 


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「リドリー~退任警部補の事件簿~」

2023-02-20 23:35:43 | 海外ドラマ

AXNミステリー独占放送だそうで、全8話、2月10日11日に一気見しました。

リドリーは自分自身の関わった事件の逆恨みで、家を放火され愛する妻と娘を失ってしまい、それによって退任した元警部補。

2話完結のドラマで4つのエピソードからなっていて、最後には自分の家の放火事件の真相も分かると言う物語になっていました。

 

AXNミステリーさんから、情報を頂きました。

>『「ヴェラ~信念の女警部~」のポール・マシュー・トンプソンと「バーナビー警部」のジョナサン・フィッシャーが手掛けた、2022年8月にITVで放送されたばかりの最新ミステリー!』

と言いましても、私は「ヴェラ~信念の女警部~」も「バーナビー警部」も実は見たことがないのです。

「ヴェラ~信念の女警部~」は23日から4日間、シーズン11まで一気放送をやるのだそうですよ。流石に全作品の録画は出来ないような気がするので、シーズン3くらいまではとりあえず見てみようかなと、今は思っています。

 

各エピソードのあらすじはこちらから→https://www.mystery.co.jp/programs/ridley/episode-guide/

 

あっ、でも、今この「あらすじ」を読んだら、ネタバレ全開で書いてありました。3月15日からまた放送があるので、見てみようかなと思われる方は、見た後に、そのあらすじのページはいかれた方が良いと思います。

なかなか面白かったです。

出来るならば、違っていて欲しいと願いたくなるような残酷な真実があったり、切ない物語もありました。

リドリーは14年前の誘拐事件の容疑者だった男が殺されたことをきっかけに、その真実のゆくえが知りたくて捜査に加わる事になります。

この最初のエピソードも含めて、肉親の愛と言うものがテーマのひとつだったように感じました。

 

 

事件解決のエピソードの最後に、必ずリドリーが馴染みのバーで歌うのもいい感じでした。

これはまた次のシーズンも作られるのではと思いました。

 

 

 

 

 


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イエロージャケッツ

2023-01-04 14:20:47 | 海外ドラマ

※ 前の記事との更新の間があまり空いてません。

「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」》もよろしくお願いいたします。

 

「イエロージャケッツ」はwowowで放送されたものを見ました。

こちらも1月29日、30日に一挙放送の再放送があります。

全10話なのですが、最後の方で

「えっ ?   コレで謎がみんな解明するの  ?」ってなり、「あー、これって、人気がある限りつづく、あの手の海外ドラマだ~!!」と気がついたわけです←呑気(^_^;)

 

wowowさんのHPの言葉をお借りしますと

『豪華なキャスト&スタッフが集結した、戦慄のサバイバルサスペンスドラマ。25年前、飛行機墜落事故に遭った高校女子サッカーチームの少女たちは森で恐るべき体験をし、以後ずっと口を閉ざしていた。25年前、森で何が起きたのか……。物語は現在と過去を交錯させながら展開し、ミステリアスな人間模様、衝撃的な事実が少しずつ明かされていく。』

で、更に詳しい解説も、載っていますので、興味のある方はどうぞ→こちら

 

森で遭難して、1年7か月食料の乏しい中で生き残った話なので、秘密と言ったらカニバリズムなのかなぐらいに思っていました。

ちょっとそういうシーンもチラリとあったように思いますし。

だけどどうもそうじゃないような感じ。

この10話で解決したのは、誰が25年経った今、脅迫状を送って来たのかと言うくらいで、実はいろいろとさっぱり分かっていないのですね。

けっこうグロイです。

出演者で共鳴できる人が居ないという、私的には珍しいドラマですが、見かけのキツさと薬物依存など生活破綻と言うイメージとは違ってナタリーは、意外と一番まともな人のように感じます。そしてミスティ役のクリスティナ・リッチなど、期待通りの気持ち悪さ、今後も期待できそうです。

 

☆の下は、今の時点での感想ですが、あらすじは書いていませんが、ネタバレの部分もありますのでお気を付けください。

あっ、そうそう。その感想の前に、このドラマは既にシーズン2の撮影が決まっていて、イライジャ・ウッドなども出演の予定なんですって。私は彼が子役の時からずっと可愛いと思っていて、それで今も好きな俳優さんなのです。なんだか気持ちの悪い役で出てきそうな予感がしてしまうのですが、それでもファンなので楽しみです。

 

   

      ☆        ☆        ☆

 

本当に、この人たち恐ろしいなと思ってしまいます。この物語ではショーナが一番のヒロインじゃないかと思うのですが、酷すぎませんか?

若い頃から自分勝手に親友の恋人とナンカしちゃうし、本当はとんでもない人だと思うのですが、若い彼女は可愛らしいしそれらしいことを言っているし人望もあるし、それでまだ気持ちが寄り添えるのですが、おばさんになったショーナには嫌悪が先に立ってしまいます。

浮気相手のかなりいい感じの恋人も、話もまともに聞かないで殺しちゃうし、その遺体処理を仲間に嘘をついて手伝わせ、結局結果的には仲間のお金をかすめ取り、その後夫のジェフと気持ちを深めあい仲良しこよしで笑い合っていました。

この人はいっけん普通の平凡な主婦。

見るからにぶっ飛んじゃってるミスティよりも、よっぽど怖いかも知れませんね。

 

今の時点で分かっている事と疑問点のメモのようなものを書き留めておくと、彼女たちが遭難してしまった島には前にも誰かが住んでいて、その人は屋根裏でミイラになっていたけれど、何かがあった模様。

いったい前の住人には何があったのか。

現在のトラヴィスには何があったのか。また彼は自殺か他殺なのか。

またショーナが殺してしまったアダムは、本当にタダの芸術家だったのか。

またあの謎の団体は何か。

結局あの森でさかさ刷りで血抜きをされていたのは誰なのか ?

雪の中でジャッキーは助かったのか否か。

いったい少女たちに何が起きたのか。

いや、過去の少女たちに何があったのかと言うよりも、いったい今の彼女たちの本当の正体は何なのかと考えるべきなのかも。

 

あと思うに小型飛行機で助けに行ったローラは熱心なクリスチャンであったがために、生じて来た変な宗教がらみの少女たちのひとりに殺されてしまったのではと推理しました。

悪魔崇拝みたいな宗教に、白いナイトは邪魔ですものね。

 

シーズン2が楽しみです。

 

 

 


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「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

2023-01-04 03:39:08 | 海外ドラマ

AXNミステリーで見ました。

アガサ・クリスティー原作。

監督・脚本・出演(ジェームズ・ニコルソン博士) ヒュー・ローリー

ボビィ→ウィル・ポールター(『レヴェナント:蘇えりし者』や『ミッドサマー』など)

フランシス→ルーシー・ボーイントン(『ボヘミアン・ラプソディ』や『オリエント急行殺人事件』など)

 

ふと海外の俳優さんに疎くなりつつある自分に気がつくことがあります。

主演のふたり、名前など全く言えないし知りません。だけど何となくホッとできる顔だなと思っていましたら、ちゃんと他の映画などで知っていたのだと分かりました。

フランシスなど、けっこう好きな顔です。

 

この全3話のドラマ、とっても面白かったです。

がけから転落した人の死に立ち会ってしまったら、そのダイイングメッセージが

「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか ?」という疑問形。

これは何処に繋がって、この言葉に辿り着くのだろうかと、普通に興味が湧きますよね。

最後にそこに繋がった時、思わず「なるほど~」ってなりました。

 

ボビィとフランシスの関係も気になるところ。

友人たちの関係もいい感じです。

家族の描写も面白いです。

なんかしっかりと出来ていて見ごたえがありました。

 

これは1月27日にエピソード1(20:00)エピソード2(21:00)、2月3日にエピソード3(20:00)再放送ありです。

だからネタバレなしですが、下の本の紹介のその下に、どうしても言いたいネタバレ感想を一言だけ書いてます。

どうしても言いたくて(笑)

 

 

ボビィもフランシスも、美男美女に弱すぎ!!

ハンサムと美女。もうそれだけで、容疑者から外しちゃったり、あくまでも被害者として1本の毛ほども疑わないなんて、信じてしまうって危ない事よね(^_^;)

ひと言じゃなかったついでに言うと、ニコルソン博士、雰囲気バッチリで良かったですよね。いや、出ていた俳優さんは皆良かったと思いました。

 


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北欧ホラーサスペンス「ブラックレイク」

2022-12-24 02:27:46 | 海外ドラマ

※ 前の記事と間があまり空いていないので、そちら「英国サスペンス「THE BAY 3 ~偽りの仮面~」」もよろしくお願いします。

☆   ☆   ☆

なんだかみんな美男美女。

ヒロイン、かなり日本人好みの顔をしているのではないかと思いました。

このドラマ(全8話)、『スウェーデン・デンマーク・ノルウェーという北欧3カ国が組んだ合作。』なんですって。

 

《あらすじ》→https://www.wowow.co.jp/detail/179171 ←お借りしています。

【資産家の息子である野心家の青年ヨハンは弟と友人・恋人ら7人を連れ、雪に覆われた山奥へ。目的は、現在は閉鎖されているスキーリゾートホテル“ブラックレイク”を視察して購入を検討するためだった。一行が到着した夜、ヨハンの恋人ハネは地下室から聞こえた謎の音で目を覚ますが、実はこのホテルは20年前、開業直前にある大事件が起こり、そのまま閉鎖されたのだった。
ホテルのあちこちで見つかる、サーミ語(一帯の先住民が使う言語)で書かれた文字“ギャーデク・ヤーミット”が意味することとは……。やがて若者たちはひとりまたひとりと呪いにかかったかのように、奇妙な振る舞いを始める。恐怖と危険が渦巻き、さまざまな思惑が交錯する中、生き残るのは誰か?】

 

うっかり他のサイトの感想を読んでしまったら、なんか全体の評価が低かったので驚きました。

確かに出だし、ちょっと面白いとは言い難かったです。だけどだんだんと面白くなっていきました。これ、深夜にやっていたのを録画して昼間見たのですが、タイムリーに深夜に観ていたら、怖かったと思いました。

これを面白く感じなかった人は、ホラーと言ったら、かつてのクオリティの高かったJホラーのレベルと比較してしまうからじゃないかしら。

過去に何があったのか、詰むように推理していくサスペンスとホラーが結びついていた所から、日本のホラーは世界に評価されたと思うのですが、今時はみなそれをやってるって感じですね。寧ろ日本の方がそれをやっていないように思います。

このドラマでは、その辿った過去の推理が、ちょっとイマイチだったような気はしました。

ラストはホラーのお約束と言う所でしょうか。

 

以下に、少々ネタバレ的なメモを書いておきます。数か月、もしくは二三日したら、上記のような抽象的な感想だと、自分がさっぱり分からなくなってしまうと思いますので。

☆    ☆    ☆

 

「ギャーデク・ヤーミット」は殺すか殺されるかと言う意味。

彼が何か言いたがってるからと交霊会を開くと、それを開いた人が呪われるって、ひどいと思う。

訴えたい事は、「呪い」って事だものね。

20年前の惨劇がかすんで勿体ない。それをまだ追っている元刑事の扱いも勿体ない。

リアル欲得サスペンスの部分が、希薄。

ヒロインの過去のトラウマが悲しい。

姉妹の絆が固くて好感度が高い。

死んだ人たちは皆気の毒。

資産家の家は、後継ぎが途絶えて悲劇だわ。

ラスト、サングラス掛けているんだもの。やっぱりなと思った。

怖いのは、謎が解けても呪いは解けないって事なのよね。

ホラーって、深夜に感想を書くのも、意外と怖いね。(笑)


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英国サスペンス「THE BAY 3 ~偽りの仮面~」

2022-12-23 22:42:27 | 海外ドラマ

この放送があったからだと思うのですが、

英国サスペンス「THE BAY」「THE BAY2」の記事に、多くの方に来ていただき、ありがとうございました。

 

今回は、前2作のシングルマザーであるリサから新任刑事ジェン(マーシャ・トマソン)に、ヒロインが交代します。このドラマ、この「シーズン3」で終了の予定が、人気が高かったので、続編の「シーズン4」も制作が決まったそうです。

 

《あらすじ》WOWOWさんからお借りしています。このドラマのサイトは→https://www.wowow.co.jp/detail/180406

【イングランド北西部の海辺の町。国家犯罪対策庁に異動したリサの後任としてマンチェスターから赴任してきた刑事ジェンは、息子と娘がいる母親。勤務初日、家族サポート官のリーダーとなるが、町周辺のモーカム湾でプロ転向直前の将来有望なボクサー、セフの他殺体が見つかり、上司マニング警部補の指示で捜査に参加することに。ジェンと同僚カレンがセフの母親などの家族に話を聞くと、中東系であるために差別を受けるなど、複雑な家庭環境が垣間見える。
やがてセフの恋人モリーの証言から彼が数日前、クラブで数人の男たちとけんかになっていたことが判明。その中に犯罪歴を持つ男がいたことが分かり、警察は男が住むアパートに踏み込むが……。】

 

このシリーズは、ヒロインが「家族サポート官」と言う仕事ゆえに、被害者の家族の事が深く描かれるのが特徴かもしれません。

あらすじにもありますが、中東系ゆえの差別の問題なども、アメリカの闇を感じさせるものがあったように思います。被害者セフの母親は頑なな人で、見ていてちょっと傲慢にも見えて、少々イラッとする時もありました。

だけど残された兄、耳の不自由な弟にも、今度の事件から辛い試練の時がやって来てしまいます。だけど彼らは一様に母親想い。なかなかうまく心が通じ合わない時もあっても、最後には前に進めたのが良かったと思いました。

犯人は、こう来たかと思ったら、実はさらにこうだったという展開で、面白かったです。

 

また、被害者家族のみならず、刑事家族の物語が綴られるのもこのドラマ。

ジェンには息子と娘がいるわけですが、実は高校教師をやっている男性と共に暮らし始めようとしていました。男性にも娘が一人いて、彼女の息子と同級生でした。子供たちのぎくしゃくから、二人も徐々にうまくいかなくなりますが、このステップファミリーがどうなっていくのかも見どころです。

また更には、ジェンの上司のちょっと切ない物語も良かったです。

 

メチャクチャ面白いとは思いませんが(m(__)m)、雰囲気も登場人物のホームドラマも好きです。

シーズン4も楽しみに待ちたいと思います。

 

※ ドラマの感想記事を続けて、ドドドと書いていけたらなぁと思っています。「行けたらなぁ」ですから、あてにはなりませんね。

 


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「YOUR HONOR ~堕ちた裁判官~」と「北欧サスペンス トロム」

2022-12-10 09:44:57 | 海外ドラマ

wowowで見た11月のドラマの感想です。

ひとつ前の記事と、あまり時間が空いていません。

マンガ日本の古典「平家物語上・中・下」」もよろしくお願いいたします。

 

「YOUR  HONOR  ~堕ちた裁判官~」(全6話)

あらすじや解説などは、wowowのHPで。

https://www.wowow.co.jp/detail/174917/001/01

感想は画像の下からです。

この作品、HPの解説にもある事ですが、元はイスラエルのサスペンスで「Kvodo(原題)」のリメイクフランス版なのだそうです。

この作品のアメリカリメイク版は「Your Honor/追い詰められた判事」。ドイツ版もあるそうです。となれば、日本でも作っても良いかなと思ったりしたりして・・・^^

正義感も強く悪と戦う優秀な裁判官のリシュールは、息子の事故の告白を受けて、警察へ出頭する事を勧めます。ところが警察まで着いていった彼が知った事は、その事故の相手が、麻薬王の息子で、その麻薬王はかつて自分が刑務所に送り込んだ相手だったのです。報復を恐れて、息子を守るために、彼は嘘に嘘を重ねていき・・・・・他の人々を巻き込んでメッチャクチャ。

だけどそれによって悲劇的な最後を迎えた人のことを考えないようにすれば、何とかなったという雰囲気になった時に、・・・・・

最後の真相が語られるところは、ある意味、どんでん返しと言っても良いかもしれません。

 

フランス映画にしてもドラマにしても、少々の癖があるじゃないですか。それで途中までは、そんなに面白いとは感じなかったのですが、その嘘つきっぷりが何処に落ち着くのか気になって、最後まで目が離せませんでした。

最後まで見て良かったです。「あっ、そうか。」となりましたから。

これは今は、wowowでは放送予定はないそうですが、またどこかで放送されるかもしれませんし、これの米国版・ドイツ版などにお目にかかる機会が、そのうちあるかもしれませんね。

 

あっ、そうそう。

仕事の志高い人は、まずは妻を大事にすることが肝要かと思います。^^

 

 

「北欧サスペンス トロム~フェロー諸島殺人事件~」(全6話)

同じく、下に貼ったのは、wowowのHPの解説とあらすじです。

https://www.wowow.co.jp/detail/179483

「トロム」って、フェロー語で・瀬戸際・境界線を意味するのだそう。

 

同じく感想は画像の下からです。

北欧サスペンスって、なんとなく暗ーいイメージなのですが、意外と好きなんです。

反捕鯨・環境活動家の女性が殺されて、彼女が最後に助けを求めたのは、ひとりのジャーナリストの男。ただこの男は、その娘の存在を知らなかった、彼女の父だったという物語。

反捕鯨の活動家ゆえに、多くの漁師の怨みも買っていた彼女だったけれど、いったい誰が彼女を殺したのか・・・・。

風景が本当に美しいのです。

殺人事件なんてほとんど起きない離島。

なかなか面白かったです。しかもこれ、ラストにとんでもない事が起きて、「つづく!!」ってな雰囲気で終わるんですよ。

最近ドラマは日本や韓国の方が面白いなと思っているのですが、これの続きが出来たら、見ないわけにはいきません。

12月21日22日とwowowで一挙放送します。(すみません。WOWOWの回し者みたいでm(__)m)

 

だけど私・・・・

 

 

 

以下は完全ネタバレしています。ちょっと見てみようかなと思った方はご遠慮ください。

私、刑事の家族が犯罪に関わった話って、基本うんざりしています。

刑事は推理をする人、犯人を捕まえる人に徹して欲しいと思っているんです。

全てを否定しているわけではありませんが、多いよね、そういうの。

 

 

 


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「プロファイラー 見た通りに話せ」と「ホン・チョンギ」

2022-11-20 00:43:32 | 海外ドラマ

「プロファイラー」はアマプラで、「ホン・チョンギ」はwowowで見ました。

10月に観たドラマの感想の続きです。

ひとつ前の『「鵜頭川村事件」「THE HOTEL NEXT DOOR」「さまよう刃」』もよろしくお願いします。

 

◎ 「プロファイラー 見た通りに話せ」

やっぱりチャン・ヒョクはカッコいいなと言う結論に。

HPからストーリーをお借りしました。

『連続殺人犯により婚約者を殺害されてしまった天才プロファイラーのオ・ヒョンジェ(チャン・ヒョク)。犯人は死亡し、ヒョンジェはこの事件をきっかけに世間から姿を消してしまう。そんなある日、死亡したはずの連続殺人犯と同じ手口の殺人事件が発生する。ヒョンジェは事件の目撃者であり、一度見た場面をそのまま記憶する特別な能力を持つ警察官チャ・スヨン(チェ・スヨン/少女時代)と出会い、共に殺人犯を追跡していくことに…。』http://www.kandra.jp/profiler/

最初、オ・ヒョンジェは車いすで暗い部屋でもサングラスで出て来て、そしてスヨンに指示を与えられるイヤホンを渡すものだから、映画の「ボーン」みたいに、彼は部屋から出てこないでスヨンを動かす人なのかと思っていました。でもそれこそが罠だったのですよね。

これは姉に薦められて見たのですが、「やっぱりチャン・ヒョクはカッコいいな。」と感じ始めてから、とっても面白く感じました。だけど韓国ドラマのサスペンスは、時には強く残酷さを感じてしまう事があります。

あまり良い人と思われなかった人たちも、その死には胸が痛みました。ましてや、死んでほしくなかった人が助からなかった時には、「ああ、日本のドラマだったら瀕死の状態でギリギリ助かったりするのにな。」と甘い事を思ってしまいました。

犯人は、もしかしたらこの人があり得ると思っていた人が居ましたが、それは作り手側からの罠でした(笑)

「えっ !  この人が !? 」と犯人は、かなり衝撃的でした。

 

◎ 「ホン・チョンギ」

考えてみれば、日本にはこの手のファンタジードラマがないなぁと思いました。

霊妙な画家が描いた絵の中に魔王を閉じ込めるという儀式の日に、絵師の娘ホン・チョンギと道士の息子ハ・ラムが生まれ、二人は人の生死をつかさどる神サムシンによって運命の相手と定められます。

ところがそれから9年後の雨乞いの儀式の時に、魔王の封印は破られて、その魔王はハ・ラムの体に入り込んでしまうのです。その時魔王の目は盲目で生まれて来たホン・チョンギの目に隠されて、彼女は視力を回復します。

そして更に19年後、ホン・チョンギは天才的な絵師となっていて、その雨乞いの儀式の時から盲目になってしまったハ・ラムは昼間は星読みの役所勤めをし、夜は月聖堂の当主で、実は王室に復讐をしようとその時期を伺っていたのです。

と言う雑なあらすじなので、ここにもお役に立つサイトを貼っておきますね。

「ホン・チョンギあらすじと感想・人物相関図など」

ハ・ラム役のアン・ヒョソプ、綺麗な人です。ホン・チョンギ役のキム・ユジョン、とっても可愛らしい。

でも私は、陽明大君(イ・ユル)役のコンミョンが気になる人でした。あっ、いや、コンミョンじゃなくて、イ・ユルが気になっていたのだと思います。

この若き王子は、芸術に理解を示し物事をわきまえて、なんて言うか本当にハンサム。だけどそれは、わざわざ書くことじゃないかも知れませんが、顔ではなくて心がと言う意味。ハ・ラムとホン・チョンギが運命の相手に決まっていなかったら、彼女は少しは彼の事も気にしてくれたのかしら。作中では、まったく気にも留めずにけんもほろろでしたが。

何となく3枚目担当の感じでしたが、私はこのハンサムさんがお気に入りで、彼には幸せになって欲しかったです。

もちろんこれはファンタジードラマですから、実在の人物などでてきませんが、韓国時代劇はたぶんモデルとして意識しているのかなと思う人が居ますよね。彼の父、祖父から推理してみると、どうも彼のその後は、いばらの道のような感じで、だから後日談もあいまいだったのだと思いました。魔王の呪いで体の組織が徐々に崩れて言ってしまっている兄は、ライ病で死んだ王を意識していたのかも知れません。

ハ・ラムとイ・ユルの友情や、月聖堂と言う秘密組織、夜集まり鳴くフクロウの群れ、いろいろ面白いのだけれど、もっと深く掘り下げていくこともできたような気もします。韓国ドラマは長いものは長いじゃないですか、もっと長くても良かったように思います。

私的には梅竹軒書会と言う絵画大会は、本当にワクワクしました。

この時のライバルたちも、彼らの仲間になっていったら、もっとワクワク度が増したかもしれません。・・・・なんちゃって^^

 

10月の海外ドラマは2本とも韓国ドラマでしたが、両方ともとっても良かったです。


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「SHERLOCK/シャーロック」ロス

2022-08-18 01:51:27 | 海外ドラマ

多くのファンの人たちから見たら、今更かもしれませんが、今頃になってベネディクト・カンバーバッチの「SHERLOCK/シャーロック」にはまり、アマプラでシーズン4まで、8月4日までにほとんど一気見してしまい、今何となくロス状態です。

これ、最初は映画館でやった「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」を見てみたんです。

映画もあったんだぁと言う軽いノリで。

そうしたらですね・・・・

まったく面白く感じないんですよ。

これにみなさん、お金を払って、よく文句が出なかったなと言うような気持ちになってしまいました。でもこの映画は、本国ではテレビのスペシャル版で放送されたもので、日本の映画館ではメイキングなども公開されて、いわゆるファン祭りみたいなものだったのですよね。

それで気がついたのです。これはシーズンをちゃんと見なくてはダメなんじゃないかなと。

それで見始めたのですが、あっという間にベネディクト・カンバーバッチのシャーロックはもちろん、マーティン・フリーマンのワトソンにも嵌り、二人に夢中になりました^^

ああ、ごめんなさい。ドラマの感想は無しです。

 

そして終っちゃって・・・・ロス。

と言っても、アマプラなので二度三度見れば良いわけですが、二度三度見ると、私は寝ちゃうような気もするし・・・(^_^;)

 

それでふと気がつけば、大好きな「ホビット」って、なんとマーティン・フリーマンが主役だったんですよね。

あの映画を見ていた時、私にとっては知らない役者さんでした。

それでまた見始めたのですが、なんだか見る目が変わって、感情移入度も高いです。

そしてその次は、ベネディクト・カンバーバッチの映画を・・・。

 

ちょっと思ったのですが、先にこのドラマを見ていたら、「ドクター・ストレンジ」に対しても見る目が違ったような気がしました。

あっ、そうだ !

ベネディクト・カンバーバッチは「ホビット」にも出ているとあったので、「えっ、出てたっけ ?」となったわけですが、なんと竜のスマウグでした !

 

そして、シーズン4までみんな見てから、もう一度「忌まわしき花嫁」を見たのです。やっぱり思っていた通りでした。凄く面白かったです。この映画公開時に、私が今の気持ちの人だったら、きっと映画館に行って見たことでしょう(^_^;)

とにかくも、何か好きな人が増えると、また世界が少しだけ広がるという事なんだと思いました。

 

まったくドラマの事に触れていませんが、登場人物がみな魅力的でした。

やっぱり映画にしてもドラマにしても、チームって大事ですよね。

兄のマイクロフトもいい感じ。でもこれを演じているマーク・ゲイティスはなんでメイキングの時に、キャスティングの事を語ってるのかなと思っていました。実はこの人は、「本ドラマのエグゼクティブ・プロデューサー、共同制作者、脚本家である。」だったのですね。

それからホームズ兄弟の両親を演じているのは、ベネディクト・カンバーバッチの俳優をやっている本当の両親なんですってね。

いろいろと面白いです。

だったら二回目を見ても良いような気持ちになってきました。

見ようかな ?

 

メモ

ウキィペディアの「SHERLOCK/シャーロック」

AXN ミステリーの「SHERLOCK/シャーロック」

 

AXN ミステリーでも放送中でした。シーズン3の第3話は、今日8月18日20時からです。

毎週木曜日に放送中です。

 

 


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